Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

冬の北陸 2 金沢の武家屋敷

2012-01-28 19:52:01 | 国内旅行
1月21日

金沢の朝はこれまたローカル・チェーンのジャーマンベーカリーで甘いアーモンドトースト。
 コーヒーがたっぷり来るのはうれしいけど、名前に反してこの店にドイツ風のパンはない。

繁華街、香林坊から脇道に入るとすぐに長町武家屋敷跡。
  
用水路沿いにお屋敷の土塀が続き、表通りのにぎやかさとは大違い。
  
植木にも土塀にも雪よけが施されていたが、この日は地元の人も驚く暖かさで雪は全くなし。
その後の大雪では本来の役目を果たしているのだろう。

 立派な薬問屋さんはまだ開館していないので外から眺めるだけ。

 次に現れる野村家は禄高1200石というからエリート官僚のお家。
元々の屋敷は1000坪もあったそうだが、現在見学できるこの屋敷は豪商の築200年の家を移築したものとか。
  
狩野派の襖絵やら、総檜造りの天井やら、豪華な造りは豪商の家だからなのか、上級武士もこんな家に住んでいたのか。
  
  
釘隠しとか欄間とか、いちいち凝っていて素敵。
 これは本来の武家の物と言う庭、元の広さだったらさぞ見事だったろう。

 その先にある高田さんちは中級武士だが、門と庭が残っているだけ。

さらにその先には足軽資料館として2軒の足軽屋敷が移築されている。
 
足軽と言えば長屋住まいなのかと思ったら加賀では一軒家だったそうで、1軒に部屋が4つほど。小さな庭もあったようで、公団アパート育ちの貧乏人からすると十分なぜいたくさ。
  庶民はこういう風景にこそ共感を覚えてしまう。

 足軽さん一同に丁寧にごあいさついただいて、近辺をぐるり、買い物などしながら回ったら金沢駅へ。

 昨晩の夕食がなぜかもたれてしまったので、お昼は駅で簡単におにぎりと漬物。
麹とニシンで漬けたこの源助大根、おいしかった~。
 


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2 コメント

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Unknown (タヌ子)
2012-01-29 19:14:35
金沢、最後に訪れたのは既に20年以上前。
駅以外はあまり変わってなくて安心しました。
素敵なおばあちゃんに出会えて、旅の記憶が濃くなりましたね。
お茶屋さんの赤い壁が印象的で、今でもはっきり記憶に残ってます。
北陸の冬しか食べられないものって、本当に美味しですよね。
私は表地よりも裏地がお洒落な洋服が好きで、欄間や釘隠しに凝っているのが本当のお洒落な家だと思ってます。
でも、こんな技術を受け継いた職人さんはもう居ないのでしょうね。
今度蕪を塩麹とニシンで漬けてみよう!
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タヌ子様、 (lunta)
2012-01-30 18:52:25
金沢、いらしたことがあるんですね。
私はずいぶん前に社内旅行で温泉に行ったきりなので北陸は実質はじめて。
またまた歴史ある城下町にノックアウトされました。
日本って本当にいろいろ見るべきところがたくさんあります。
カブも大根も麹とお魚と漬けるとすごくおいしくなります。ニシンなんてそれ自体は味が抜けちゃうんですが、大根に味が染み込んで最高。ぜひお試しあれ。
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