Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

シリアの街角

2009-09-03 02:18:54 | 中近東/北アフリカ
ダマスカスやアレッポの旧市街を歩くのは楽しい。

大体イスラム圏の家は中庭を囲む造りになっていて通りからは壁と扉しか見えないことが多いが、その扉に凝ったものが多いのだ。

   
  

扉の中央にはファティマの手のドア・ノッカー。イスラム地域ではおなじみのモチーフ。
  

これも敬虔なイスラム教徒の証し、メッカ巡礼を果たした者の家には誇らしげにカーバ神殿の絵が描かれている。
 

2階の窓部分が張り出しているのはオスマントルコの影響だろう。
 
 
 
素敵な窓が修復されないのはもったいない。

もう一つ街角で目に付くのは水飲み場。
  
 
たいていモスクの表にあって、しっかり鉄柵で守られているが大勢の人が通りすがりにのどを潤していく。
この国の人は旅人にまでコップを差し出して水をすすめてくれる、だから街を歩くのが楽しいのだ。


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8 コメント

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Unknown (いの)
2009-09-05 01:35:06
デビットボーイがゴブリン王を演じる
「ラビリンス」という映画がありました。
その物語に出てきそうな、美しい扉。
この扉だけ持って帰り、自宅の壁に
飾っておきたくなりますね~!
ドアノッカーといい、
張り出した階上といい、
どこを切り取っても絵になるなぁ・・・!
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いの様、 (lunta)
2009-09-06 02:46:12
デビット・ボウイのゴブリン!
いのさんもメルヘン(?)ですね。

家の扉は平面の装飾なので壁画の延長と自分の脳は認識するらしく、シリアの扉はつぼでした。扉萌え~。
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Unknown (miriyun)
2009-09-06 13:15:45
こういう写真コレクション好きです!!
 こうして並べると多彩ですし、イスラームの味わいは町にありという感じですよね。ファティマの手も雰囲気ありますね~!
 旧市街はどこまでも歩いていきたい気がします。
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miriyun 様、 (lunta)
2009-09-06 17:05:38
ダマスカスもアレッポも本当に旧市街の街歩きが楽しいところでした。
あとイスラム圏で旧市街の楽しい所と言ったらイエメンのサナアとチュニジアのチュニスあたりでしょうか。
他に良い所があったらぜひ教えてください。モロッコあたりは良さそうかなあ。
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Unknown (たまねこ)
2009-09-06 20:00:51
素敵な写真ですね、
11年前にダマスカスとパルミラに行きました。ヨルダンからバスで国境を超えてシリアに入った瞬間から、ここはアラブの中国か?って印象でした。英語の看板は皆無、そこらかしこにあったアサドの肖像、懐かしいです。
もう一度行って、旧市街をゆっくり散策したいです。
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たまねこ様、 (lunta)
2009-09-07 15:30:14
11年前のシリアというとパパ・アサドの時代ですね。あの人の肖像を見るとつい「らっきょう」という言葉が浮かんでしまうんですが・・・。
息子の代になってシリアの雰囲気は変わっているんでしょうか。
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扉の美 (asiax)
2009-09-12 16:31:55
すばらしい作集ですね。
一つ一つの建物や扉が同じように見えても、実はそれぞれに趣向がこなされているのですね。
旅人に水を差し出す習慣、タイ北部でも今なお集落の道沿いに水がめとカップが置いてある水飲み場があって、そのことをふと思い出しました。
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asiax 様、 (lunta)
2009-09-14 18:55:30
凝った扉や窓、実は大好きなのでつい目が行きます。外に対して壁しか見せないイスラム圏は実はこの扉や窓が魅力的で、さながら黒いベールの隙間から美しい目だけを見せるアラブ女性のようでしょうか。
作りが開放的な東南アジアはその点、窓も扉もなかったりしますよね。
でも旅人に水を提供するホスピタリティーは一緒というのはうれしいことです。
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