Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ANAで「インフォーマント!」

2010-01-27 02:27:15 | 機内食・映画・美術展
今週もまたバンコク出張。
今回はJLの席が取れなかったとかでANAでおでかけ。

同じ機内食を食べずに済んだけど
 比べるとJALの完敗。
妙なホタテの燻製とか塩辛いチャーシューとか、味はJLの方が良かった気がするけど、もうトレイの大きさですでに負けている。既製品ではないデザートも以前はJLの方が得意としていたのに、いつの間にこんなに差がついていたんだ。

しかしエンターテイメント・システムについて言えばまだJLの方が勝っていると思う。
少なくとも映画やオーディオの趣味が合う。
今回JLで見ようと思っていた映画をANAではやっていないので、仕方なく選んだ一本が 「インフォーマント!」

マット・デーモンが勤めている大会社やFBIを手玉にとって大混乱させると言う実話に基づく話なのだが、この男、絶対に病的な嘘つきのサイコパス。それをコメディーっぽく見せようとしているところにひどく違和感を感じる。

確かにここまで嘘つきはすごいし、それに翻弄されるまわりの連中は滑稽だが、コメディーになりきっていないし、うまいことやった主人公を賞賛するとまではいかないにしても糾弾も分析もしていない。マット・デーモンの演技がうまいがなんとなく重いのと、監督の立ち位置がはっきりしないのがすっきりしない原因だろうか。

ケヴィン・スペイシーの「ラスベガスをぶっつぶせ」の時も思ったが、アメリカってのはうまいことやって大金を稼ぐやつに甘いのだろうか。一応罪だとはしながらも、どこかでうらやましがって賞賛しているように見えて仕方がない。

「インフォーマント!」の主人公の現在も、ネタばれになるので書かないが結構あぜんとする。しかもこれが実話なのだから。

拝金主義国アメリカは理解できん。


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2 コメント

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Unknown (ひえあわ)
2010-01-27 23:30:41
あっ、これはBPD(双極性障害)を描いた話です。その観点から観ると面白いし、日本にも数パーセント割りワイで診断されていたんじゃないかとおもいますが(この数字はうろ覚えですので、信用しないでくださいませ)。
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ひえあわ様、 (lunta)
2010-01-28 00:42:21
双極性障害、確かに映画の中で指摘される場面が出てきました。実話と言うことですからきっと実際そのように診断されたんでしょうね。
平気で嘘をつきまくって罪悪感を感じないというところは以前に読んだサイコパスの特徴にもぴったりなのでそちらかと思いましたが、双極性障害の躁期も社会的に迷惑な行動を取るのですね。
ご指摘ありがとうございます。
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