Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

オマーンの旅 12 カーン・キブリット~ジュベル・コブラ

2017-03-16 19:17:31 | 中近東/北アフリカ
2月5日

今朝も朝焼けに染まる砂山を見ながら起床。
 
 テントを撤収して、砂の上の朝食。
 初日の風で砂まみれになったのにはまいったけれど、風が治まればやっぱり砂漠は素敵で、この美しい砂山の眺めと別れるのは名残惜しい。

キャンプ地から離れて20分、ドライバーが立ち寄ってくれたのは
 サウジアラビアとの国境。
 
日が当たる東側がオマーン、西側がサウジアラビア。
現在サウジは観光ビザを一切発行していないそうなので、この裏側に回り込んだ一歩は貴重。
サウジ、オマーン、UAE国民は陸路に限りパスポートのチェックもなくそれぞれの国境を越えられるのだそうで、だからこそ標識以外には塀も何もない無防備な国境なのだろうが、それ以上にこんな砂漠をわざわざ越える人間もいないと言うことだろう。

ここから進路を東に取ってまた砂漠の中の道を行くと
 さすがに国境近くと言うことで軍のキャンプがあった。
 あとは道端にラクダの屍骸が転がっているぐらい。

 そのうちにタンクローリーの姿を見かけるようになり
 
 
また石油関連施設が見えてきた。

途中、車一台のパンクなどありつつ、お昼過ぎにやって来たのはカーン・キブリットという岩山。
 
ここもまた平地に唐突な感じで岩が突き出ているのだが、その一つに10人入ればいっぱいの小さな洞窟があり、
 
中は塩の結晶で覆われている。この辺りの地下水は塩分濃度が濃く、それが長い時間をかけて結晶化したものなのだそうだ。

ここを出て、ようやく幹線道路上のドライブインのような所にたどり着いたのは午後3時。
 
野菜満載のトラックも停まる、素敵なレストランでやっとお昼。
 
中は4,5人でいっぱいになる小部屋に分かれていて、絨毯に座っていただいたのはカレー。
 
 
こういう所はほとんどがインドやパキスタン人がやっていて、味もいいのはお腹が空いていたからだけではない。
 入口で見かけたアイスキャンディーをおねだりしたら、これがちょっとびっくりのおいしさ。UAE製で確か30円ぐらい。

 ここからまた幹線を離れ、今夜の宿泊地は地図上の星印、ジュベル・コブラ。

あたりは石灰岩がごつごつと続く景色なのだが、到着した時にはもう夕暮れなので急いで岩陰にテント設営。
 

今夜は風がないので食堂テントもなし。

 
野天で食べるチキン・バーベキュー、おいしかった。

 
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (霧のまち)
2017-03-16 19:50:51
S旅行社ならではのディープな旅ですね。
オマーンを満喫されたことでしょう。
サウジとの国境・・・砂漠ばかりで ぴんと来ませんが
本当に貴重な経験ですね。
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霧のまち様、 (Lunta)
2017-03-17 11:28:23
サウジ、王様が来てましたけどムスリム以外には遠い国です。
足を踏み入れることができて、アラブ好きの参加者はことのほか喜んでました。
都市はちがうのでしょうが、こんな砂漠が大半を占める国ですので、石油が取れなかったら本当に何もなかったでしょうね。ということが実感できました。
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Unknown (狸田ポン太)
2017-03-20 15:10:12
国境の碑がある所というと、人や物の行き来が盛んという印象を持っているポンが、さすが砂漠、何もないポン~~(笑)
地雷も鉄条網もないとなると、かなりのどかな国境ポン~
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狸田ポン太様、 (Lunta)
2017-03-20 16:30:44
サウジとの国境は地雷も鉄条網もありませんが、砂漠に不用意に足を踏み入れれば遭難は必至。
ある意味一番厳重な国境かもしれません。
巡礼以外でサウジに行きたがる人もあまりいないみたいだし。
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