Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

泉岳寺で富山の魚@「紋屋」

2016-06-06 19:16:25 | 食べ歩き
久しぶりで会うマダムなお友達、和食がご所望ということで選んでみたのは泉岳寺のお店。

  
名前の通り、お寺の門をくぐって左手にひっそりと入口のある「泉岳寺門前 紋屋」

こちらのお店は富山の食材を使っていると言うことで、予約不要の会席御膳をお願いすると
 一の膳はお造りにクレソンとあさりのおひたし、かぼちゃのすり流し。
お造りは醤油の効いた海苔で食べるようになっているのが珍しくて面白い。
 二の膳はウニ真薯に焼きナス。
 三の膳の鯛の幽庵焼きがさすがのおいしさで、天ぷらのニギスもキスより上品な味。
特筆すべきはご飯のおいしさで、聞けば富山のお米をお釜で炊いているとのこと。男前の板さんがナッツ入りのフキ味噌を持って来てくださって、これでなおさらご飯が進む。
 デザートはなんとゴボウのアイス。ゴボウの香り高くて、デザートというよりはお料理みたい。
グラスに入っているのはこれもサービスされた自家製ジンジャーエール。飲みやすくて、うま~い。

こちらはお寺の法事などに使われることが多いのだろうが、静かでとても上品な空間。
お料理の量がいささか上品すぎて期待したほど富山のお魚三昧ではなかったのはもっとお高いコースをお願いすべきだったか。

食後はせっかくなので泉岳寺にお参り。
自分はもうずいぶん前に一度来たことがあるはずだけれど、連れは東京生まれ東京育ちながら今回はじめてお参りすると言う。
近くに住んでいるとわざわざは来ないものだ。

泉岳寺は徳川家康が創建し、三代家光が高輪に移した曹洞宗のお寺。
  
本堂は東京のこととて第二次大戦で焼失して戦後に建てられたものだそうだが
 山門は天保時代のものが残ったそうでその前に斜めにそびえる松が立派。

そして泉岳寺と言えばあまりにも有名な赤穂浪士のお墓。
 アプローチがやけに立派になったような気がするが
  
そこに並んでいるのは切腹した浅野内匠頭の血がかかったと伝えられている梅と石だったり、吉良上野介の首を洗ったとされる井戸だったり。

そしてずらりと並ぶ47の墓石。
 
それぞれに享年が彫られているが、大石主税くんはまだ16だったんだ。
 そのパパ、大石内蔵助は45歳。なんだか中間(でもないけど)管理職の悲哀を感じてしまう。社長がプッツンで、部下にワーワー責められたらつらいだろうな。

境内には外国人が何人も来ていたけれど、ロンプラ辺りにはどんな風に解説されているのだろうか。
機会があったらチェックしてみよう。


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2 コメント

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Unknown (trintrin)
2016-06-07 08:32:46
おはようございます
赤穂城址に行ったときに
お殿様がちょっと辛抱したなら歴史に残ることもないような小さくてかわいらしいお城でね、中間管理職の自宅も江戸城の馬番屋より小ぶり
トップの出来不出来で部下の命はいくつあっても足りないなぁとしみじみ思いました
お墓の横にミニ博物館みたいのがありますね

 でも忠臣蔵物語は大好きです♪

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trintrin 様、 (Lunta)
2016-06-07 15:12:41
へえ、赤穂藩って質素だったんですかね。
塩で儲けてるのに賄賂をけちって、それで「田舎者」呼ばわりされた、とかいう説もあるみたいですが。
なんだか江戸時代の武士の生活って今のサラリーマン社会にそっくりですよね。
忠臣蔵を外人はどう思うんだろう、と興味津々です。
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