Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

NZと亜南極 3 ティリティリマタンギ島

2023-12-19 17:37:34 | オセアニア

11月23日

 宿で簡単に朝食を取ったら昨日も行ったヴィアダクト・ハーバーへ。

するとまるで飛行機の機体のようなものが見えてくるが、これはアメリカズカップに出場した巨大なヨット。
 
その隣にあるのが海洋博物館。

が、本日の目的はここではなく、そのお向かいで受付をしているティリティリマタンギ島へ行く船。
 
一日一便、8時40分に乗船を開始するが平日でもお客さんはいっぱいで、日本人も何人か見える。
 
一番上のデッキに座り、9時になると出航して開いた橋を通って港を出る。

船は昨日と同様、高層ビル街を離れてコンテナ港を通り、デヴォンポートを通り過ぎる。
  
 
ランギトト島と本土の間を行けば
 海鳥がたくさん群がっている所などもあり、風は冷たいが快晴で最高に気持ちいい。

途中、ガルフハーバーと言う所に一度寄りながら、1時間20分で目的のティリティリマタンギ島に到着。
 
海がとてもきれいだ。
 
桟橋を渡った所でまずは島の管理者から注意事項の説明。この島は自然保護区として厳重に保護されているのだ。
この日はどこかの高校生の団体も来ていて、日本人の交換留学生らしき子たちも数人いた。

この後は自由に動いてもいいが、ボランティアによるガイドツアーもあるのでこれに参加すると、5,6人でグループが作られてガイドが付く。
自分が一緒になったのは日本人3人とアメリカ人夫婦一組。
 ガイドは年配のおばさま。どのガイドさんも年配者が多いが、いい勉強と運動になるので楽しいそうだ。

マオリ族が繊維を取った植物の説明など聞きながらよく整備された道を行くと、最初に現れたのは石を積み上げたお墓のように見えるもの。
 
が、これはリトルペンギンのために作られた巣で、上部にガラスの窓があり、蓋を開ければ中を覗くことができる。で覗いてみると
 
おお、親子らしきペンギンが2匹いる!
リトルペンギンは別名ブルーペンギン、オーストラリアのフィリップ島にいるフェアリーペンギンも同一種だ。
今回の旅は実はペンギンが主目的、これは最初から幸先がいい。

 この先はきれいなビーチになっていて
 
岩の間に咲くニュージーランド・アイスプラントや大きなポフツカワの木も見える。
 貝をほじっていたのはその名もオイスターキャッチャー。

ここからは海岸を離れてうっそうと茂った森の中に入る。
 この島、一度は原生林の94%が伐採されてしまったものを復元しつつあり、絶滅危惧種の鳥などを他から移植して増やそうとしているのだそうだ。
 
大きなシダもたくさんあって、オールブラックスなどのシンボルになっているのはシルバーファーン。裏が白いので夜でも光って目印になるのだとか。

この木々の間を歩いていると鳥たちの鳴き声があちこちから聞こえてうるさいほど。
声が聞こえてもバードウォッチングに慣れていないとなかなか見つけられず、その意味でガイドツアーに入ったのは大正解。ガイドさんや他のお客さんが目ざとく見つけて教えてくれる。
が、見つけても普通の望遠レンズ程度では写真に撮るのは難しく、ようやく撮れたのはこちら。
 
まずはサドルバック。名前の由来は背中の茶色いサドル。

 スティッチバード、またはヒヒ。
 
喉の下に白いポンポンのような羽のあるトゥイ。
 そしてきれいな声で鳴くベルバード、コリマコ。
 
森の所々には鳥が見やすいように餌場が作られているので、この前で張っていれば写真は撮りやすい。

この他にもケレルという鳩やカカリキという緑のオウム、小さなニュージーランド・ロビンやホワイトヘッドなども見られたが写真は撮れず。
しかし鳥の鳴き声に包まれながら緑の中を歩くのは楽しい。

さらに行くと島の中央を縦断する道に出て
 
ここにあったモシャモシャした木が蜂蜜で有名なマヌカ。

 やがて道はちょっとした上りになって

海や他の島々が見えてきた。道の先に見える白い灯台まで行くと
 ここでガイドツアーは終了。
この灯台の麓には飲み物を売る休憩所や土産物売り場、きれいなトイレなどがあるが
  
 
ここの芝生でよく見られるというタカヘという飛べない鳥は、学生たちがピクニックをしていたせいか、残念ながら見ることができなかった。

この後、船着き場までは個人で戻るが
 
思った通り、鳥はなかなか見つけられず、船着き場で持参したサンドイッチの昼食。
この島に食べ物の売店はなし、ゴミはもちろん持ち帰らなければならない。

 時間通り、14時40分に帰りの船は出発して16時には市内。
船の往復乗車券は95ドル、ガイドツアーは10ドルだったが、天気にも恵まれて、この島は本当に行ってよかった。

帰りにはこの街で有名だというアイスクリーム屋に寄ってみた。
 まるで屋台のような幕で覆われてめだたないが、Giapoという店頭のベンチにはお客さんがいっぱい。
 
どうやらインスタ映えするコーンで有名になったらしいが、カップで頼んだアイスは9.7ドルもして高いわりに、う~ん普通。

宿に戻って今夜はスーパーで買ったラムを焼く。
 
Oriental Mintなる味付きだったが、これは200gでたったの3.12ドルと安い。
ニュージーランド・ラムはうまい!


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