Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

北東アフリカの旅 16 アディスアベバ

2019-04-22 23:57:40 | アフリカ

2月19日

朝の便で小さなメケレ空港から
  
 アディスアベバへ。

アディスアベバはさすがに首都。

 
おなじみ中国企業がビルをガンガン建設中、道には車があふれて空気は悪い。

町に出たらまずはスーパーに寄って、すぐに昼食。

 
こんなビルの中にギャラリー併設のイタリアン・レストラン。
  
ピザが2種類にラザニアやお肉など、ボリュームありすぎ。
 これがティラミスと言うのには首をひねったが。

食後は今回の旅の現地旅行社の中庭でエチオピア・コーヒー。

 
優雅なマダムのセレモニーはまずは乳香を焚くことから始まり、炭火でコーヒー豆を炒り始めると思いのほか早く豆は黒くなる。
  
これを叩いて粉にするが、使っている棒は鉄製で持たせてもらうとずっしり重い。これを独特の形のポットに入れるが、この細い首がどうもサイフォンのような役目をするらしく、できあがったコーヒーは香り高くて、お湯に直接粉を入れていてもトルココーヒーのようにカップの中に粉が沈殿することはない。
この小さなお茶碗で3杯いただくのが作法だとか。
 
さらにコーヒーと一緒に「ルイ」という小さなハーブが回されたが、庭に生えていたこの葉もさわやかないい香り。
乳香にコーヒー、そしてこのハーブと、エチオピアのコーヒー・セレモニーはどうやら香りを楽しむものらしい。
コーヒーもバランスの取れた味でおいしくて、キャンプ中も、どこのドライブインでもインスタントコーヒーなどは一度も出されなかったのはさすがと言うべき。

おいしくコーヒーをいただいてまた町中に出ると
 
ミッション系の学校だろうか、すごい人数の学生たちの下校時間に当たった。
かわいいスクールバスもたくさん走っていて、若い子たちの多い国のエネルギーを感じる。

次に向かったのはメルカートと呼ばれる市場。
治安があまり良くないということで、ごちゃごちゃと人や物であふれたかなり広い市場エリアを大きなバスで通り抜けたが
 
やっぱり面白い恰好をしたマネキンの並ぶ衣料品エリアから
 
屋根の上にまで商品ともゴミともつかぬ物を積み上げたスラムのようなエリアまで、ありとあらゆるものが
  
 
あらゆるスタイルで売られている。
面白いけれど、確かにこの中を日本人のツアーご一行様がぞろぞろ歩くのは無理そう。

 
これもまた中国の会社が作ったという市内電車を見ながら
 
やって来たのはエチオピア・ジブチ鉄道の旧駅舎。
エチオピアとジブチを結ぶ鉄道は1894年着工、1917年に全線開通と歴史のある路線とのことで、この駅舎もなかなか優雅な建物。
しかしこの路線は2017年に中国企業によって全線電化されて駅も移転、この駅舎は使われなくなってしまったのだが
 
駅の背後には広大な空き地、その向こうはスラムということで、ここをドバイ資本が再開発しようとしているらしい。この駅舎は再開発後のイメージ図には入っていないので、もしかしたら取り壊されてしまうのかも?もったいない。

最後にバスの中から見たのはマスカル広場。

ここであのアベベが練習していたと言う。

そして夕食はこの公園のすぐ近くのレストランに連れて行かれたが
 
最後はなんと中華料理。せめて最後ぐらいエチオピア料理屋に案内してもらいたかったが、添乗員はどうしても行きたくなかったらしい。
 
料理人はたぶんエチオピア人、どこかエチオピア風味が混じっている気がする。

このレストランで時間を潰して、22時半発の飛行機に乗るべく空港へ。
 
夜もにぎやかな国際線ターミナル内にはそれなりに土産物屋も並んでいるが
 
ここでも隣国のプレゼンスは大きい。

帰路の仁川空港では2時間ほどを過ごして、無事日本に戻った。


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コメント (4)
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