Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ベトナム・ラオス北部の旅 2 ハノイ

2009-01-14 18:59:30 | 東南アジア
12月26日

朝、ホテルの窓から外を覗くと早くも天秤棒をおろして商売をしている人たちの姿が見える。
  
野菜の並べ方が美しくて、そのセンスにほれる。

ホーチミンは何度も行っているがハノイは初めて。
まずは町のシンボル、ホアンキエム湖までお散歩。
 あいにくの曇り空だが気温は20度をちょっと下回るぐらい。東京から行くと快適だがベトナム人には寒いらしく、セーターやコートを着込んでいるのがおかしい。
 湖畔はぐるっときれいに整備され、確かにホーチミンより落ち着いた感じがする。

この湖に面した anam QT spa が最初の目的地。
 ここでサウナに入り、ハーバルボール・マッサージを受けたのだが
 
設備はきれいだし、施術も丁寧。90分でUS$50とバンコクなどに比べると高いが十分満足。

ここから北に向かうとすぐ旧市街。
  
教会の前にいた学生達は皆トレーニングウェアの制服だったが、女学生が白いアオザイ姿じゃないのは冬だからなのか、ハノイだからなのか。

ちょうどお昼になったので、ブンチャーを食べにダックキムへ。
 
店先ではお姉さん達が忙しそうに料理を準備し、4階まである縦に細長い店はお客さんで一杯。ガイドブックにも載っている有名店なので外国人が多く、日本語もあちこちから聞こえる。
そして何も言わなくても運ばれてくるブンチャーと揚げ春巻き(メニューはこれしかない)。
 大きな丼には甘酸っぱいタレに浸かった肉団子と焼肉。これとビーフン、香草、青パパイヤを小さな丼に好きなように入れて食べる。
つくねはどうも冷凍されていたようだが、炭火焼された豚の焼肉がすこぶるうまい。ミントやしそ、バジルなどてんこ盛りされた香草もうれしい。
これで5万ドン(約260円)は「外国人料金じゃない?」とは隣で食べていた現地駐在員風のお姉さんの言だが、おいしかったので許す。

午後は旧市街を写真を撮りながら散策、のつもりだったのだが、一番の繁華街に出たところでお買い物欲が爆発。服を試着しては買う、の繰り返しで日が暮れてしまった。
 
ハノイの店員さんたちはこころなしホーチミンよりおっとり親切な気がする。写真の店では店の奥であぶっていたおやつの焼き魚までご馳走になった。

買い物の最後は有名なハンコ屋さん、フック・ロイ。
 
店頭で木彫りのハンコを作るお兄さんは愛想が良くて日本語も上手。何百もあるサンプルから選んでもいいし、オリジナルデザインでも作ってもらえる。連れがオリジナルを注文したので、我々の出来上がりは年明け。さあ、どんな出来上がりになるか。

物欲を満たしたところでとっぷり日も暮れた。次は食欲を満たそうと、ネットで見つけた薬膳鶏スープの店へ。
行ってみるとこれがまた思い切りローカルな店。
 
言葉も通じないが、ここもメニューはほとんどないので指差しでOK。
 小さな尾頭付きのウコッケイはお腹にヨモギが詰められ、漢方の入ったと思しきスープで煮込まれている。スープはさっぱりとおいしし、身はライムを搾った塩コショウにつけて食べるとこれまたおいしい。ただしこの鶏は小さくて、これ一つではお腹がいっぱいにならない。

それではもう一軒行こう、と歩いていると小さなぜんざい屋を見つけた。
  
メニューは小豆ぜんざい、緑豆ぜんざい、団子の3種類。このうち緑豆ぜんざいと団子を食べてみたらこれがまたおいし~。ぜんざいはほんのり優しい甘さ、団子は片方は緑豆餡、もう一方はゴマ餡が入っている。「うちが一番!」とおやじが言っていたけど、なるほどひっきりなしにお客が来るはずだ。

そろそろお腹も満たされてきたけど、もう一口だけ、と最後はサンドイッチ屋さん。
 
 特に指定しなかったら目玉焼きとフライドポテトに大根のなますの入ったサンドイッチが出てきた。おいしいけど、これはちょっと脂っぽい。

最後はホテルに戻って買ってきたミルクフルーツを食べる。
 このつるっとまん丸の果物は冬のベトナムでしか食べられないもの。これを皮の上からよくモミモミして切ると
 中から母乳のような白い果汁が出てくる。よって別名「おっぱいフルーツ」(ほんとよ)
味は酸味がなく、柿のような甘さ。以前食べた時はもっとおいしいとおもったけど、今回は揉み方が足りなかったかな。

よく歩き、よく買い、よく食べた一日。
胃薬を飲んでベッドに入った。


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コメント (7)
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