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シン・シティ2 復讐の女神 (映画)

2015年01月18日 | 映画
映画「シン・シティ2」

ある町を牛耳る顔役への復讐譚。引き続きの人間関係はあるが、1を観ていなくてもOK。
むしろ大人向けアメコミのダークワールドや、「長いお別れ」「チャイナタウン」などハリウッド実写映画に面々と流れるハードボイルドの空気を楽しんでもらいたい。

真っ黒な色彩の中に、赤い色が効果的に使われる。
ジェシカ・アルバのストリッパーを中心に、顔役となにかいわくがありそうなギャンブラーのジョセフ・ゴードン・レヴィットが良い味を出している。
それから因縁の探偵ドワイト(役者は代わってジョシュ・ブローリン)。

まー、復讐するのは女神だけではないのだな。男たちも闘ってます。

ハードボイルドといえば「悪女」登場が相場。エヴァ・グリーンが全身を晒して妖艶な美女を演じています。007も良かったけど、この人、TVドラマやら、カンパリの年間ミューズなど、最近躍進してますね。昔から美しかったけど、年をとって裏の情念のようなものが表せるようになったカンジ。

それから忘れてならないのが、ミッキー・ローク演じる無頼の男。そこここで絡んでくるんだけど、槍が降ろうが弾が飛んでこようが絶対死なない。まさにコミックの人物を体現! ほかの人物が無慈悲に・・・と対極的な描かれ方です。そこがまたイイですね。

ロドリゲス監督の傑作「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のあの感じをちょっと感じさせる映画でした。ただし、痛快ではありません。ハードボイルドですから、やりきれなさが残ります・・・。


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