をとなの映画桟敷席         ~ほぼ毎日が映画館

映画取材から編集裏話まで、るかのここだけの話を忘れた頃にアップします

桟敷席アワード2006

2005年12月30日 | 映画
2006年度アワード受賞は…

俳優部門(日本)成宮寛貴(映画「乱歩地獄」「NaNa」)
      (海外)ジョニー・デップ(「チャーリーとチョコレート工場」)

映画部門(日本)選考中
      (海外)スター・ウォーズエピソードⅢ

TV部門 (日本)女の一代記3部作(寂聴、越路吹雪、杉村春子)
      (海外)ERX (次点チャングムの誓い)

アニメ部門   Stand Alone Complex2 (次点モンスター、ガラスの仮面)

1カット部門   美輪明宏(「Takesi's」で「怪物?いるわよ、後ろに」の場面)

音楽部門  (日本)Endless Story(映画「NaNa」)
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映画「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」

2005年12月27日 | 映画
俳優トミー・リー・ジョーンズ(「MIB」や「逃亡者」等)が初監督をした作品。メキシコに近いアメリカのカウボーイと国境警備隊員との話。不法移民が出稼ぎに来ることをベースにして、誤ってメルキアデスを撃ってしまった警備隊員(バリー・ペッパー)と、メルキアデスを雇い入れたカウボーイ(トミー・リー・ジョーンズ)の2人が、遺体をメキシコの家族の元に届けようとするストーリーだ。

ちょっと1時間をすぎた頃は冗漫な感じがあり、つい時計を見てしまった。でも、国境警備隊員が、昔捕まえ、鼻をへし折ったメキシコの女性に蛇の毒の治療を受けるところから少し面白くなる。しかし、最後は皆寂しい…。特にカウボーイがメキシコのボロボロの酒場からアメリカにいる女性に長距離電話をする場面などは…なかなかいい場面だった。
全体的に初監督ということで、イーストウッドのようには行かないけど、いい場面はある、大人の渋い映画ですな。

メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬
監督 トミー・リー・ジョーンズ
出演 トミー・リー・ジョーンズ、バリー・ペッパー
2005 カンヌ映画祭最優秀男優賞、最優秀脚本賞
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映画「トスカ」

2005年12月23日 | 映画
プッチーニのオペラで有名な「トスカ」。オペラファンだけでなく、イタリア・ローマ好きの方なら、舞台となるサンタンジェロ城の円形のフォルムはご存知のはず。クライマックスはトスカがあそこから…でしたね。

今回のこの映画は、オペラ歌手たちの「トスカ」のオーケストラ合わせのシーンから始まります。ここは現代のシーンなので白黒で撮られています。
そして本編に入ると、オペラ歌手たちが衣装を着けて芝居をするのです。舞台を撮って映画にしたのではない妙味があります。
華麗な衣装や本物のローマの建物で演じられるオペラに、入門編としても最適じゃないでしょうか。

監督:ブノワ・ジャコ
出演:アンジェラ・ゲオルギュー
ロベルト・アラーニャ
ルッジェーロ・ライモンディ

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映画「ヒストリー・オブ・バイオレンス」

2005年12月16日 | 映画
久しぶりのクローネンバーグ監督作品。「ヒストリー・オブ・バイオレンス」(原題)はクローネンバーグ作品には欠かせない「異形の者」は出てこないなーと思わせつつ、どっこい、主人公がまさに異形の者なのだ。
監督の首尾一貫した、異形の者を家族や恋人が受け入れられるか否かというテーマは変わらず追求されている。

主人公には「ロード・オブ・ザ・リング」のヴィゴ・モーテンセン。田舎町の1男1女の良きパパの役。彼はダイナーを経営していて、そこへならず者2人が店にいる人間を殺して金を奪おうとする。とっさにコーヒーメーカーを投げつけ、銃を奪い、強盗を返り討ちにした彼は一躍ヒーローとなるが、しばらくしてギャング(エド・ハリス)がやってきて、見知らぬ男の名を主人公に呼びかけつきまとう。主人公は「人違いだ」というが…。というサスペンスストーリー。

下積みが長いだけあって、ヴィゴは上手だ。奥さんをベッドで待つ場面では10代の少年のように、そわそわ感やういういしさを出しているかと思えば、家族を家に入れ、ギャングと対峙したとき表情が一瞬すごみのある顔に変わるなど、うまさを感じる。

カナダ大使館にて試写会
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出張校正、今終わりましたー…

2005年12月14日 | 編集夜話
あー、早朝から印刷所に詰め、今出張校正から帰って来たぜい!
目が真っ赤ですですわい。いやー今回はホントに疲れた。編プロにお願いしてたのでおまかせの気分でいたら、こっちで全部やった方が仕事が速いよ、てな結果に。
あー、最初っからガンガン口出してれば良かった。

でも、悪いことばかりではありません。印刷所のTさんに、インクの色について「いやー、先日イラストレーターさんがこのDICのフランス色がフォトショップに無いっていってきたんですよー」と言ったら、「これは4色ぐらいの色を混ぜて作るから、ソフト上の色にはないし、ましてやプリンターではこれらの色はでないんですよー。その配合も職人の感っていうやつですかねー。普通のDICだってそうですよ」なんて話してくれたので、「現代の巧だ!」といたく感動しました。
練ってるところを見たい!
とても勉強になった1日でしたワイ。

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