をとなの映画桟敷席         ~ほぼ毎日が映画館

映画取材から編集裏話まで、るかのここだけの話を忘れた頃にアップします

東京国際映画祭に毎日通ってる日々好日

2009年10月21日 | 映画
いよいよ中盤に差し掛かった東京国際映画祭

私も土曜から毎日通って観れるだけみていますが、映画祭がいいなーと思えるところは、前評判や解説があまり入ってきていないものが多いためそれに左右されることなく、あらすじも簡単に紹介されている程度なので、「あ、観てみよう」という素直な気持ちひとつで映画を観れること。
もちろん当たり外れはありますが、そうであってもそれぞれの面白さがあります。

ちなみに、昨日まで観た主な映画は…
激情」、「ボリビアの南方の地区にて」、「テン・ウィンターズ」、「小さな山のまわりで」、「もう一つの世界で」、「WOLF 狼」などなど。
明日からも色々観たいと思いますが、自分としては、特別招待作品はロードショーで今後観られると思い、それ以外の佳作・小品を中心に観ていくつもり。

「激情」、「ボリビアの南方の地区にて」は、内容は随分違いますが、支配階級とそこに雇われている移民や原住民の人々を描いている作品でした。映画的には「激情」が断然良くできています。

「テン・ウィンターズ」、「小さな山のまわりで」はどちらも恋愛物。前者は若者、後者は年配の恋の行方です。どちらも結構深みがあって、前者は10年間お互いに惹かれ続けながら、意地や若さですれ違う姿がベニスの街を舞台に繰り広げられ、意外と良かったんですね。
後者は、ジェーン・バーキンとイタリア男のサーカスを舞台にした大人の恋。ジェーンさん随分奥目でお年を感じさせます。ウィットやペーソスがお好きな方はいいけれど、少々退屈に感じました。

「もう一つの世界で」と「狼」はどちらも楽しめました。「狼」の方がストーリー性があって一般公開向きかも。シベリアでトナカイの遊牧生活を送る人々がどんな暮らしをしているかも分かるし。とにかく雄大な風景に圧倒されます。小ネタではアジア系の人々だが名前はセルゲイなどロシア系なのだな。
「もう一つの世界で」はイタリアのアオスタが舞台ということで見たくなりました。以前、行って見たかったけど行けなかったところです。ここで森林や野生動物の保護をしているレンジャーの人たちを追ったドキュメンタリータッチの映画でした。
結構ナチュラルTIFFのカテゴリのものは、なかなか見ることのできない大自然の中の人々を追った作品が多く、ドキュメンタリーに近いものもあって、こういう機会でもないと観れないので結構面白く観ました。合わなくて出て行く人も多かったですが。
ま、こんな感じで楽しんでます。
あなたはどんな映画を見ましたか?
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今日から東京国際映画祭!

2009年10月17日 | 映画
今日から東京国際映画祭が始まります!
初日はレッドならぬグリーンカーペットを歩く俳優や監督、映画関係者らを目撃することができますよ!
六本木は1週間映画の街に変身します。みんな集え!
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ダイアローグ・イン・ザ・ダークに行って来た

2009年10月12日 | イベント
まっくらやみのエンターテイメント、「ダイアローグ・イン・ザ・ダーク」に行って来ました。
このイベントは、完全に光を遮断した空間の中へ、何人かとグループを組んで入り、暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者)のサポートのもと、中を探検し、様々なシーンを体験するという、善光寺や清水寺の胎内巡りに近いといったらわかりやすいでしょうか。

今回は趣向を変えて、ホールを真っ暗闇にしてその中で暗闇の中の対話を聴くというもの。題して「暗闇トークセッション」、演者は脳科学者・茂木健一郎氏とバースセラピスト・志村季世恵氏。茂木さんの講演が聴きたくて、恐る恐る行って来ました。

会場は満員。最初は電気をつけて挨拶やらなんやらがあり、それでは~ということで、徐々に電気を消して行きました。

最後に緑の非常灯が消えると、本当の真っ暗闇! 今就寝時でもこんな真っ暗にはならないから、ちょっと不安で気持ち悪くなりました。実際外に出てしまう人もいました。でも、真っ暗なので、視覚障害者のアデンドの方たちに外へ連れて行ってもらうのです。それもそろりそろりと。立場逆転です。

なかなか始まらなかった気がしたのは、やはり闇のせいでしょう。時間が長ーく感じられました。空間的には大丈夫ですが、時間がわからないのはつらかった。
それほど、何もない真っ暗さです。

茂木さんが声が大きくはきはき喋る人なので、よかったですが、これがぼそぼそ喋ったり、沈黙気味の演者だったら座ってられなかったかも。
ワーグナーの話やら、歌舞伎の話やら、もちろんこの試みのことも話されてましたね。
無事講演も終わり、会場が明るくなってからの話が面白かった。
このイベントでアテンドをされている隊長さんともうお一方の視覚障害者の方を交えてのトークセッションで、お二人とも茂木先生たじたじのユーモアあふれる発言で笑いがおきていたのが印象的。
また、中途失明の方と生まれた時から全盲の方とのイメージの受け取り方の違いから、靴音で相手の性格が分かるとか、面白かったですね。

茂木さんは普段は話しているとニコニコしてるけど、それ以外は厳しい顔に切り替わるので、大島渚監督を思い出しました。

ところで、世界25か国・約100都市で開催され、2009年現在で600万人以上が体験したこのイベントは、1989年にドイツで、哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれたものだそうです。1999年以降はボランティアの手によって日本でも毎年開催され、約3万6千人が体験していますが、このボランティア&スタッフさんたちがとてもホスピタリティ&きびきびした感じの方ばかりでいい感じなのです。
実際に自分で体験する方の「ダイアローグ・イン・ザ・ダーク」の秋バージョンを開催しているそうなので興味があったら是非参加してみると非日常を味話えると思いますよ。
詳しくは http://www.dialoginthedark.com/
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10月は映画祭目白押し!

2009年10月04日 | 映画
10月は映画祭目白押しですのでぜひ行ってみましょう!

①「UNHCR 難民映画祭-東京」~10月8日まで イタリア文化センター、ドイツ文化センター、セルバンデス文化センター、グローバルフェスタ2009
世界各地の迫害や紛争を逃れ、故郷を追われて避難生活を強いられている難民・避難民のため、今年で第4回を迎える「UNHCR 難民映画祭-東京」は、一人でも多くの方の難民問題への認識の向上を目指す取り組みとして行われている映画祭です。
中には今年のアカデミー賞で話題になった「戦場でワルツを」や「扉をたたく人」などの映画も上映されます。
詳細はhttp://unhcr.refugeefilm.org/


②「キューバ映画祭2009」~10月9日まで ユーロスペース(東京・渋谷)
1959 年1月1日の革命勝利から50 年目を迎える2009 年、日本とキューバは外交樹立(1929 年12 月29 日)80周年ということで、10月9日まで東京・ユーロスペースで行われています。
今回は、すでに上映されたことがある長編作品4本(うち2本は、スペイン語からの新訳版)と共に、昨年、キューバの巨匠トマス・グティエレス・アレア監督の未公開2作品、現在のキューバを映し出す若手インディペンデント監督作品2本、1986年に、コロンビアのノーベル賞作家ガルシア=マルケスとカストロ前議長の話し合いでキューバに設立された国際映画テレビ学校(EICTV)「ガルシア=マルケスのシナリオ教室」作品からセレクトした、ファンタジックな3本と共に、アニメから音楽までを含んだ短編作品まで上映されています。ゲストのトークや抽選会がある会もあり、お楽しみです。
この後、名古屋シネマテーク10/31(土)-11/6(金)京都シネマ12月予定、第七藝術劇場時期調整中、神戸アートビレッジセンター調整中という巡回予定とのこと。
詳しくはhttp://www.action-inc.co.jp/cuba2009/ 参照。

ドイツ映画際2009 10月15日~10月18日 新宿バルト9(東京・新宿)
ドイツのネクストジェネレーションから、「ラン・ローラ・ラン」「マーサの幸せレシピ」といったリバイバル上映まで、ドイツ映画が楽しめます。
詳細はhttp://www.germanfilmfest.jp/index.html

東京女性国際映画祭 10月17日~21日まで 東京都写真美術館ホール(東京・恵比寿)
女性の問題を描いた映画、或いはある女性のドキュメント(今回は田中絹代)、女性監督の映画など。武智歌舞伎の舞台を撮ったものもあります。決してゴリゴリではないので気楽に足を運んでみては。
詳細はhttp://www.iwff.jp/index.html


そして、⑤東京国際映画祭が10月17日~25日まで。http://www.tiff-jp.net/ja/

通常のロードショーと違うその日その時間にしか上映されない映画を見に行く楽しみも味わってみてください。

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宇宙戦艦ヤマトの実写版配役決まる

2009年10月03日 | 映画
アニメブームの火付け役となった「宇宙戦艦ヤマト」の実写版映画が撮られるそう。
つくづく実写版で感じるのは、そのギャップ。
松本漫画特有の味のある脇役を新たな人物に変更したり、なんでこの俳優?という配役(主役クラスの年齢が…)をしたりして、熱い思い出を壊さないでほしいものです。

ちなみにキャストは以下の通り。
キャスト  役名     役柄設定         私だったら         
木村拓哉  古代進 ヤマト戦闘班リーダー      私なら水島ヒロ        
黒木メイサ 森 雪 ヤマト戦闘班ブラックタイガー隊 私なら蒼井優(和風の女優)
緒形直人  島大介 ヤマト航海班班長        私なら松山ケンイチか小栗旬
柳葉敏郎  真田志郎ヤマト技術班班長        私なら香川照之
池内博之  斉藤始 ヤマト空間騎兵隊隊長      私ならブラックタイガー隊長加藤三郎にして小栗旬 
マイコ   ★相原 ヤマト乗組員、通信班       私なら成宮寛貴
堤真一   古代守 進の兄。駆逐艦ゆきかぜ艦長    私なら堺雅人   
高島礼子 ★佐渡先生 ヤマト艦内の医師        私なら笹野高史
橋爪功   藤堂平九郎 地球防衛軍司令長官      私なら夏八木勲
西田敏行  徳川彦左衛門 ヤマト機関班班長         異議なし
山崎努   沖田十三  ヤマト艦長          私なら三国連太郎
未定    デスラー総統               私なら声は本家の伊武さん
未定    スターシャ                私ならイメージを壊さないよう声だけ                 

★原作では男性の設定だったが、映画では女性に変更
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