をとなの映画桟敷席         ~ほぼ毎日が映画館

映画取材から編集裏話まで、るかのここだけの話を忘れた頃にアップします

ジェーン(映画)

2016年07月31日 | 映画
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映画「ジェーン

ナタリー・ポートマンの最新作。しかもユアン・マクレガー共演とはSWか!
多分、製作にも関わるナタリーの押しなのでしょう。

お話はアメリカ開拓時代のウエスタン。夫と娘を持つジェーンという女性が主人公です。
でも、開拓時代だからといって「大草原の小さな家」のようなアットホームさはありません。
原題は「ジェーンよ銃を取れ」ですから、のっぴきならない事態がジェーンに襲いかかってきます。

彼女を支えるのは元恋人。えっ、夫は?と思うかもしれませんが、彼は瀕死の重体。
撃ったのは、御尋ね者で荒くれ者を束ねるユアン演じるビショップ一家のボス。両者の攻防はどうなるのか。そして以前からの因縁がだんだん分かってきます。
そして、ジェーンは小麦粉を練っていた手で銃を取り、馬にまたがって荒野をかけるのです。

これはナタリーが製作を切望した物語とのこと。女性の自立、母の強さというところを見せたかったのかとは思います。
また、アメリカの現代が自警の考えや銃社会に至る時代背景、女性にとっては人権もない時代に立ち上がった女性を描きたかったのだと思います。

ちょっとユアンが悪党としてはキャラが弱いですが、西部劇が殆ど見られない今、キャニオンの風景は貴重なのではないでしょうか。


2016年10月22日より新宿ピカデリーほかで全国公開
http://jane-movie.jp/
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キングオブエジプト(映画)

2016年07月03日 | 映画

夏のゆる~いひとときにうってつけの一作。
最近、娯楽大作もえらく複雑な人間関係だったり、陰鬱な社会背景があったりする中、考えずに観られる映画です。
人間に近い場所に神々がいた時代の古代エジプトだから、冒険ものとして楽しく見れます。
主人公は人間で盗賊のベック。

話は、神々の長の交代式でそれに反対する悪役が乗り込み政権を奪ってしまうという、お決まりのパターン。
でも、ここで面白いのが、神々が戦うときは人間の姿から黄金の鷹やら牛やらを模した姿にバージョンアップして戦うということ。
なんだかRPGみたいですね。

負けた正統派の神の息子ホルスは気落ちして神殿に隠れています。主人公は彼を助けるため、奪われた目を盗みに行くんだけど、インディジョーンズ?!みたいなシーンもあり楽しめます。そして、ホルスに目を届けにいくのです。
ホルスって昔、アニメでもあったような。太陽のイメージですね。
この役者さん、どっかで見たことあると思ったら、「ゲーム・オブ・スローンズ」のキングスレイヤーことジェイミー卿じゃないですか。ニコライ・コスター=ワルドー、王子役にはまってます。きっと製作者の遊びだと思うけど、「スレイヤー」と、この映画でも言われるシーンがありました。

アカデミー俳優のジェフリー・ラッシュも太陽神ラーで出ているのだけど、このシーンになるとSFか宇宙戦艦ヤマトかと…ちょっと苦笑。

まあともかく、魔法あり、友情あり、愛ありの単純明快娯楽映画で、お気楽~に楽しむのならどうぞ。


キング・オブ・エジプト』は9月9日(金)TOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開。
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