をとなの映画桟敷席         ~ほぼ毎日が映画館

映画取材から編集裏話まで、るかのここだけの話を忘れた頃にアップします

トワイライト・サーガ (映画)

2012年11月25日 | 映画
TM &(C) 2012 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

映画「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2」

意外と見ていなかった映画ってあるもので、「トワイライト」シリーズもその一つ。
年末に「トワイライト ブレイキング・ドーンPART2」公開の記事を書くため、改めて「トワイライト 初恋」「トワイライト ニュームーン」「トワイライト エクリプス」を見ました。

いやー、ティーンが熱狂するツボを押さえたストーリーに、結構大人もはまる映像やキャストで楽しめましたワイ!
まずはヴァンパイアエドワードと人間ベラの禁断の恋。近づくだけで魅惑的な血のにおいのする人間の女性を愛してしまった美男子吸血鬼が、節目がちにその気持ちを抑えながら優しくキスをするシーンなどに女性はうっとりするのであろうな~。

さらに、ベラを愛するオオカミ族の青年ジェイコブ(こちらは肉体派のイケメン)という恋のライバルも現れて盛り上がります。
確かに可愛いベラですが、なぜこんなにモテモテなのかということは深く考えちゃーダメなのです。

とにかく、女の子の好きなラブストーリーに、ヴァンパイアや狼男といったオカルティックな要素を組み合わせ、必ず何かと戦う羽目になる盛り上がりを入れると、単純明快、上手な作りなんですねー。

さらに、舞台もちゃちくないのがいい。この手の作品はCGやセットが多く陳腐になりがちですが、「トワイライト」サーガは、アメリカの国立公園をロケ地としてふんだんに使っているため、森や滝、渓谷など雄大な自然のシーンが背景にあって雰囲気を盛り上げているのです。
たまにはイタリアロケなどもあり、これもまた貴族のシーンっぽくていいですねー(「ニュームーン」参照)。

ともかく、「ブレイキング・ドーン」では、結婚して子どもも生まれちゃうってんだから月日の経つのは早いもので。

恋する乙女と青年に戻ってしまう1本です。



「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2」
監督:ビル・コンドン 
脚本:メリッサ・ローゼンバーグ 
原作:ステファニー・メイヤー「トワイライトIV」(ヴィレッジブックス刊)
出演:クリステン・スチュワート ロバート・パティンソン テイラー・ロートナー ダコタ・ファニング
12.28(金)新宿ピカデリーほか 全国ロードショー
公式サイト http://www.the-twilight-saga.jp/breakingdawn2/
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JAPAN IN A DAY (映画)

2012年11月18日 | 映画
(C)2012 FUJI TELEVISION NETWORK, JAPAN IN A DAY FILMS LTD.

映画「JAPAN IN A DAY」

東日本大震災の1年後。2011.3.11の1年後。
この日にSNSへ投稿して下さいと呼びかけ、アップされた一般の人々の映像を、リドリー・スコット監督が1本の作品として仕上げたのがこの作品。

1つ1つの投稿が誇張のない生の姿だけに、いくつかのシーンでは胸をつかれるような思いをさせるものがあった。
特に電器屋さんの映像には目頭が熱くなったし、親友を津波にさらわれた老齢の女性が土台だけ残る海辺で語る映像も同じくだった。

逆に、メインポスターに出ている自転車に乗る三つ編の男親と男児はなんだかあざとくてあまり好きになれなかった。同じ子どものシーンでも、ビデオを撮影する女の子のシーンのほうが断然良い。

一人ひとりがこま切れのシーンを見ながら、自分の3.11と重ね合わせていくときに何が生まれ、考えられていくか、そのためのツールの一つのような映画といえよう。

TOHOシネマズ六本木ヒルズ他にて全国順次ロードショー中

公式ホームページ http://japan-in-a-day.gaga.ne.jp
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ウォリスとエドワード~英国王冠をかけた恋 (映画)

2012年11月04日 | 映画
(C) 2011 W.E. COMMISSIONING COMPANY LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED

映画「ウォリスとエドワード~英国王冠をかけた恋」

華麗なダンスシーンがチラシやポスターとなり期待して見た本作。
「わ、分かりにくい」が、鑑賞後の印象。
実は、過去に実在していた有名な人物「ウォリスとエドワード」の物語と、現在を生きる市井の人「ウォリーとエフゲニ」の男女の2つの恋愛が交互に映し出されるのだが、とにかくその関係性が脈絡がなくて分かりにくい。
なにか過去と現在に同じシチュエーションがあって交互にとかならいいのだが、いっそのこと「ウォリスとエドワード」の話だけでも良かったような気がする。

料理の仕方によっては深い話になるところがチグハグなのは何故、と思って見てみると、監督はマドンナ。なるほど…。
現代の話の男性キャストが、スポーツ刈り肉体派のまるでヴァン・ダムのような俳優を持ってきたために、ロマンチックな雰囲気もそがれ、そぐわなさが漂うのは彼女の趣味なのねと納得。本来ここではエドワードを髣髴とさせるような金髪のスラリとした大人の美形を持って来たいところ。例えばレイフ・ファインズ的な。なのに何故ヴァン・ダム!!

ただ、英国王室の内情や王冠を捨てて愛を貫いたエドワードと、魅惑的な既婚のウォリスの内幕とその後をひとつの史実として知るにはいいかもしれません。

<ストーリー>
1998年、ウォリー(アビー・コーニッシュ)は著名な分析医の夫(リチャード・コイル)と結婚し、ニューヨークで何不自由ない生活を送っていた。だが、多忙な夫はなかなか家に寄り付かず、子どもを欲しがる彼女との溝は深まるばかりだった。ある日、ウォリーは以前務めていた職場で開かれるウィンザー公爵夫妻の遺品オークションに足を運ぶ。

「ウォリスとエドワード~英国王冠をかけた恋」11月3日よりTOHOシネマズシャンテほかロードショー
公式HP http://we-movie.net/
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