をとなの映画桟敷席         ~ほぼ毎日が映画館

映画取材から編集裏話まで、るかのここだけの話を忘れた頃にアップします

「いつまでもデブと思うなよ」

2007年09月30日 | 編集夜話
岡田斗志夫著「いつまでもデブと思うなよ」の帯の写真に惹かれて、ちょっと前に買って読んでみました。
岡田氏といえば「BSマンガ夜話」に出ていた太目の方という印象だが、この帯の写真はスゴイ! よく誇大広告でこんなデカイズボンがゆるゆるになった写真があったが、あれはわざとらしかった。しかし、岡田氏のは本当におデブだっただけに説得力がある。
まず痩せて他人の自分を見るカテゴリーが変わったというのが面白い。今まではおデブちゃんのカテゴリーに入れられていたと認識するくだり。
でも、最初は病気じゃないかと思われただろうね。
あとコンビニ店長の人間観察力もスゴイ。みんな見られてますよ!

結局は自分が意識していくことだなと思う。周囲に聞いてもメモって行くことはこうかがあるそう。
ただ、リバウンドをどう乗り越えるかがターニングポイントなのだろうな。
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「鳳凰 わが愛」 中井貴一舞台挨拶

2007年09月25日 | 映画
(C)lucca photo 2007

本日の映画は「鳳凰 わが愛」です。
日中友好35周年と銘打たれたこの映画、主演をつとめる中井貴一がプロデュースしたということで話題にもなっています。
ストーリーは、不慮の事件で投獄されて塀の中で出逢った男女が、心を通わせながらもなかなか添うことが適わないすれ違いの日々…という30年もの月日を、歴史を背景に描いた作品。
合間笑いも入るのですが、ラスト近くはすすり泣く声が会場のあちらこちらから聞こえてきました。
私も実際見て「あぁっ!」とか「な、なんで」と思いました。下記劇場上映が待てない方は、東京国際映画祭でも上映されるので、自分の目で確かめてください。

あとは、中井氏の段々老けていく様子がかなり自然で、こういうところが違うなと思いました。全然違和感感じなかったんですね。よく若い役のときはいいけど、老けた役やると違和感感じる人っているじゃないですか。それ感じ始めるとストーリーにも感情移入できづらくなるけど、それが無い安心感を感じさせてくれるところ、本当の役者だなと思いました。

本日は壇上に中井貴一氏、監督、主演女優ミャオ・プウさんが壇上に。最近中国ドラマなどに出演している田中麗奈さんが応援に駆けつけました。
皆一様に「地味な映画ですが、心の動きやありようを伝えていきたい」と語っていたのが印象的でした。
私もプロデューサー中井貴一の心境を直接取材してみたいな、と思った舞台挨拶でした。
11月3日より恵比寿ガーデンシネマにて上映
http://www.ho-oh.jp/
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ハトシェプスト女王と吉村作治先生

2007年09月19日 | イベント
先日、エジプト大使館主催のレセプションにいってきました。
テーマは「ハトシェプスト女王」。ツタンカーメン以来のファラオのミイラとして話題になったマミーです。
そして日本のエジプト考古学&発掘の第1人者吉村作治先生による講演!
「本当はハッチェプストと発音する」だとか、「普段は撮らないけど、発掘した先生と記念写真撮っちゃった」など、お茶目な発言全開でした。

このミイラは吉村先生が発見したのではないのだが、解説およびご自身が今発掘している話など興味深い話しが満載でした。
特に面白かったのが、人工衛星で地表の下に地下室や地下道といった空間が存在するのを見つけるという話。最新の技術を使い最古のものを見つけるというところ。それから、医学的な部分で、ミイラのDNAを採取して、そのミイラが王かを特定するというもの。

興味深い話の後は、シャンパンで乾杯!
吉村先生いわく「エジプトのためなら何でもします」。バイタリティーあふれるお言葉でした。

「ハトシェプスト女王」については、ディスカバリーチャンネルにて「今甦るハトシェプスト女王のミイラ」と題して9月23日から放映されるので、見れる人はチェックしよう!
http://japan.discovery.com/hatshepsut/

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台風直撃!

2007年09月06日 | 閑話休題
只今、凄い状況になっています。
かなり風の音が凄く、テレビの音が聞こえない時もあります。
残業せずに早めに帰ったけど、みんな早く帰ろうとしてるらしく、電車が混んでいましたな。タクシー乗り場も行列で。
関東直撃は久しぶりですね。でも、高層マンションの人は風雨凄いだろうなー。くわばらくわばら。
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狐狸狐狸ばなし (芝居)

2007年09月02日 | 芝居小屋
                 <写真=舞台案内より>

狐狸狐狸ばなし」演劇 8月26日亀戸カメリアホールにて

この場所ではこの日1日だけの舞台。しかも演出も出演者も魅力的と来れば見ずにはいられません。
演出のケラリーノ・サンドロヴィッチさんは以前取材したこともあり、期待して拝見しました。
また、篠井英介さんは最近は大舞台が多いのでご無沙汰ですが、下北沢の小さな小屋に出ていた頃は欠かさず見てましたね。特に、「ザ・寺山」という流山児の芝居で寺山修司を演じていたのが秀逸でした。
それからラサール石井さんは芸達者。一般にはお笑いのイメージが強いでしょうが、芝居を見ると演劇人だなーと思います。
彼らが組んだ芝居は以前も見たことがあり、凄くブラックな話しだったんだけど、今回はどうかなと思いながら見ていました。

お笑いといえば、坊主役に板尾創路さん。NHK朝ドラといい二枚目の設定が多いが、どうなんでしょうか?それから、2役の六角精児さんも上手ですね。たるんだ裸は見たくなかったけど。

内容は題名どおり、男と女の化かしあい。亭主に愛想の尽きた奥さんと間男する生臭坊主との化かし合い。これに金にモノを言わせて坊主を婿にしようとする娘と、亭主の家の少々頭の足りない丁稚がからんでくる。奥さんは坊主と組んで亭主を亡き者にしようとするが、亭主は幽霊になって…。

すっごい笑えるシーンが多かったですね。でも、市民会館を考慮してかブラックさは薄めでした。
場内の雰囲気も違いました。下北沢の小屋に来るシャレたこざっぱり系と違い、「観劇」というカンジで来ている年配のご婦人方も多く、隣の人はナフタリン臭い服をお召しになっていましたね。
でも、どんどんこういう場所でも芝居をやって欲しいなと思います。
(今、下北沢でも本多劇場で公演中だそうです)

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