をとなの映画桟敷席         ~ほぼ毎日が映画館

映画取材から編集裏話まで、るかのここだけの話を忘れた頃にアップします

ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1 (映画)

2010年11月27日 | 映画
映画「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1」

いよいよ最終巻の映画化となりました。でも、まだ前半のみ。オーラスは来年7月公開だそうな。まー、前半だけで2時間半ですからこれでいいかも。

公開後そう日は経っていないし、有楽町なので、座る席あるかなーと思ったら、なんと結構ガラガラ状態。中程左側1列がマイスペースとして座れたゾイ! 木曜夜の鑑賞がオススメです!

観て思ったのは、まず、大きな画面で観てほしいということ。DVDではこの迫力や風景の素晴らしさは伝わりません。できれば、シネコンの小さなスペースより有楽町マリオンのような大型スクリーンがよいですよ。

ストーリーはいよいよ悪との対決! しかもハリー側は劣勢という状況。周囲の大人たちに助けられながら、仲良し3人組のハリー、ロン、ハーマイオニーは旅のなかで、苦悩や嫉妬を乗り越えて絆を深めていきます。

2時間半が飽きないほどの展開、原作を上手にかいつまんでかつ、壊すことなく撮られていて、十分楽しめます。
どこでもドアじゃないけど、あっちこっちへ3人が移動しつつ、ある時は悪の総本山側へ乗り込んだり、活劇としてもハラハラどきどきしますよ。ハリーの大事なペットやしもべとのお別れもあり、続けて読み、観て来た人にとっては寂しく悲しい場面もあります。
また、悪を倒すのが必ずしもハリーだけでないというとこが見せ場ですね。ハリーをスーパーヒーロー化していないところが魅力でしょう。

それから、今までの連作と違い、もう一つの見せ場がアニメーションなんです。死の秘宝のキーワードとなる物語がアニメーションで語られるのですが、このシルエットの映像が非常にクールなのです! ちょっと前に三谷幸喜演出で放映されていた人形劇「三銃士」のオープニングシルエット風のものです。ごらんあれ!

自然の風景も今回はさらにいいですね。漂泊の旅といったカンジ。

ただ、強いて言えば、1話のように楽しいファンタジーではないので、鑑賞は小さいお子ちゃまよりティーン以上かな~。
減点なのは、ハリーが洋服を脱ぐシーンが2度ほどあるけど、胸毛とへそ毛が童顔に似合わずモジャラなのと、ハリーとハーマイオニーが全裸で抱き合いキスする長めのシーンが映像だと生々しいことかな。本で読むのと映像ではインパクトが違うんですねー。

しかし、「あ、どうなるの?!」というところで終わり、本を読んだ自分でさえ引き込まれた本作。
7月が待ち遠しいですな。

<ストーリー>ホグワーツ魔法魔術学校の7年生になったハリー(ダニエル・ラドクリフ)は、ヴォルデモートの不死と抹殺のカギである分霊箱を見つけ出し、破壊に向けて旅立つ。親友ロン(ルパート・グリント)とハーマイオニー(エマ・ワトソン)も同行してくれるものの、旅の途中で深刻な仲間割れがぼっ発! 次々に降りかかる難局、そして明かされていく謎の数々。その間にも命を懸けたヴォルデモートとの戦いが刻一刻と迫っていた。

監督:デイビッド・イェーツ
出演:ダニエル・ラドクリフルパート・グリントエマ・ワトソン
2010年11月19日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デイブレイカー (映画)

2010年11月06日 | 映画
© 2008 Lionsgate and Paradise Pty Limited, Film Finance Corporation Australia Limited and Pacific Film and Television Commission Pty Limited.

映画「デイブレイカー

イケメンながらこだわり派のイーサン・ホークが主演のこの映画。
タイトルから推測できるように、吸血鬼・ヴァンパイヤものです。

しかし「エクリプス」のような青春ものでも「インタビューウィズヴァンパイヤ」や「ポーの一族」のような男性同士の耽美ものでも、「ブレイド」シリーズのアクションものでもありません。
どちらかというとウィル・スミス主演の「アイアムレジェンド」に近い話です。人間をヴァンパイヤへ変貌させるウイルスを何とか食い止める新薬や代用血液を作り出そうとする研究者が主人公で、その苦悩と軌跡という点では同じ。
ただ、本人もヴァンパイヤなのが違うところ。常に人間の血を補給しないと、理性もなく、形状もコウモリ人間化してしまう本当の吸血鬼になってしまうのがひねってありますな。ヴァンパイヤだって人間から見たら「化け物」なのに、コウモリ人間を「あいつらは化け物だ」と言うのだから。

イーサン演じる主人公は代用血液を作りつつ、人間牧場で利益を生んでいる会社の方針や人間狩りをする兵士となった弟との考え方の違いに悩むんですな。
そんな時、人間の女性と知り合い、ヴァンパイヤから人間に戻れた男と出会うところから話が動き出します。この奇跡の男が個性的な演技派ウィレム・デフォー。彼の存在感がこの映画では俄然大きいです。

元に戻る秘密…ペニシリン発見に近いですが、追いつ追われつのチェイスやゾンビ映画的なウワーッと押し寄せてブチュ・バキッ・ゴロリ、というシーンも多いです。

さて、ラストは…。

11月27日より新宿バルト9他でロードショー

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「コレド室町」の大にぎわい

2010年11月03日 | てくてく散歩
昨日、たまたま別の用事で通りかかった日本橋三越前。その向かいに新しくできた「コレド室町」がすごい人だかりだったので早速探検!

1Fはかつお節の「にんべん」や石川県の金箔商品のお店が入っています。
以前裏手にあったひっそり感と違い、「にんべん」店内は商品を見ようにも進めない状態。お店の人がふりかけを出したらさっと購入者が手に入れレジへ。空スペースが出るなんて開店時の物珍しさがあるうちだろうけど、つい買いたくなる雰囲気が漂っています。お陰でレジ待ちの列が店内に入り込んでいて、歩きにくい。これは並ばせ方をお店側で考えた方が良いですね~。
また、裏手にはお味噌汁を飲ませるスペースがあるのも一興ですね。

その奥が金箔の店。金箔使いのバッグやお菓子、装飾品などが売られていて、栄太郎とコラボの金箔クッキーが2箱かろうじて残っていたので「買おうかな」と思ったら、さっと目の前でデザイン系自由業風のの中年男性に全部かっさらわれてしまいました。トホホ。
色んな種類・色の本物の金箔も貼り出してあり、ウンチクくんにもなります。

さて、2F以上は全て飲食店です。し、しかし、平日の11:00というのにずらりと人が並んでいる店舗が! また、銀座三越の年配の女性グループと違い、男性サラリーマングループ度が高し!
でも、この時間なら、即入れる店もあったのでまだ大丈夫とばかりB!へ。

B1は路面店の頃、岡本太郎画伯の書と絵で「タロー書房」という店名が印象的だった同書店が小奇麗になって登場。ここで本を探索するも行き当たらす。
そのほかB!には江戸の物産とお弁当売り場+その場で食べられるスペース2席がありましたが、お弁当高い! これならレストランで食べた方がいいね、というわけで、また上階へ。11:30過ぎたらどこも列になってしまった! 失敗。

でも、ランチはどこもリーズナブルな感じ(最上階の寿司屋は除く)。
今日は日本橋祭りもあってさらに人が凄いんだろうな~。

このあと試写のため六本木へ移動したんですが、ここでも面白いイベントを体験しました。これはまた今度。多分今日までミッドタウンのお庭の方でやっているので時間のある人はお出かけすると面白いですよ。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昨日の東京国際映画祭(8)

2010年11月01日 | 映画
昨日、東京国際映画祭が閉幕しました。
東京サクラグランプリは「僕の心の中の文法」に決定。
残念ながら観れなかった作品です。成長をやめてしまう少年の話とあったので、「ブリキの太鼓」を想像してしまいましたが、実際はどうだったんでしょうか。

それから、数日前に観た「一枚のハガキ」の新藤兼人監督が審査員特別賞を受賞したとか。98歳というお歳で、あのバイタリティーあふれる作品を撮ったかと思うとスゴイです!

それではまた来年~。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする