をとなの映画桟敷席         ~ほぼ毎日が映画館

映画取材から編集裏話まで、るかのここだけの話を忘れた頃にアップします

貫地谷しほり 「ちりとてちん」

2007年11月26日 | TV
以前、「風林火山」にでていた“貫地谷しほり”の演技がよいと書いたことがあったが、今「ちりとてちん」に主演して、これまた好演技を見せている。

当初こそ、ストーリーがちょっと暗いというかダルいため割を食っていたが、大阪へ出て落語家がらみの話しになったら俄然、彼女の持ち味が生きてきた。
友人いわく、今までは悲しげな役(「氷点」とか)のイメージが強かったが、こういう明るくおとぼけな役がとてもいいと言っていた。
合間に見せる涙のシーンがまた上手だなと思う。
応援したい役者の一人だ。

ちなみに脇役で滅多に出ないけど、ライバルの落語家役で「ライオン丸」の波岡一起も出ていて、この人も芸達者で応援しているので、朝ドラが楽しみだ。

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インファナルアフェア

2007年11月25日 | 映画
この3連休、1日目は飲み会、2日目は自分の体のメンテナンス(歯医者とかジム)と過ごしたが、最終日の本日はなんだかお休みモードで撮り溜めておいた「インファナルアフェア」の3部作を改めてイッキ見した(と言ってもまだ途中…)。

昔見たときと違ってつなげてみると、後に製作された若者バージョンでの警部とボスの立場は違うが男のつながりが、先に作られた本作では設定されていないためにあっさりと殺されてしまうとか、矛盾点に目をつぶれば、よくできたアクション有り、サスペンス有り、ロマンス有り、哀愁有りのよくできた映画だなと思ってしまう。

特に本編より軽く見ていた若者バージョンは、若いときの主人公たちより、2人のそれぞれのボスである警部とボスを中心にして見ると、男の哀愁が漂っていて、意外と良かった。

アジア映画はあまり観ないのだが、トニー・レオンが出ている作品は観てしまう。
先日も映画祭で賞をとった作品に出ていたが、ストーリー的にはかったるい「花様年華」がもったのも、この俳優のかもし出す雰囲気のお陰だと思う。
ライオンのような覇気のあるアンディ・ラウと好対照で「インファナルアフェア」は何度見ても面白い作品となっている。

第3話は夜見ることに…。
第3話はアンディ・ラウのための映画。年代があっちへいったりこっちへいったりするのと、新規の登場人物にどのくらい感情移入できるかで全然違ってきます。
キーワードは「俺は警官だ」(トニー)と「善人になりたいんだ」(ラウ)でしょうか。
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ACミランが来る!

2007年11月13日 | サッカー
いよいよ来月、トヨタカップでACミランがやってきます!
うれしいな!
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映画「さくらんぼ 母の愛」

2007年11月03日 | 映画
(中央がミャオ・プゥさん)
映画「さくらんぼ 母の愛

先日、「鳳凰わが愛」について書きましたが、この映画の中井貴一の相手役であるミャオ・プウさんという女優さんが主演を務める「さくらんぼ 母の愛」という映画、胸にジーンと来ました。

このミャオ・プウさんは若いし美人ですが、映画の中ではまるで別人のよう。かなり演技派です。
ストーリーは知的障害者の女性が結婚し、あるとき捨て子の赤ん坊を拾います。その赤ん坊が思春期になり、娘として母親を疎ましく思うところから、和解し、ラストへ・・・を、大人になった娘の回想という形でつづっていきます。
ミャオ・プウさんは言葉も「あー」「うー」しか発せず、顔も少し曲げるなど、感情を言葉や表情で表しにくい難しい役ですが、娘への愛情がひしひしと伝わってきました。

脚本家がチャン・ツィイーがブレイクした「初恋の来た道」を書いた人だったんですね。なるほど。

辛口の映画評論関係者さえ、すすり泣く声が聞こえる会場風景でした。
東京国際映画祭で賞はとれなくても、佳作であることにはかわりありません。一般上映があったらごらんいただきたいと思います。
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