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気が向いたら書く

ストラトキャスター考

2017-10-15 20:29:59 | ギター
今回、立て続けにストラトをいじったことで、やはりストラトは奇跡のようなギターだと思いました。誰かが「テレキャスターは奇跡、ストラトは更にその上を行く奇跡」みたいなことを言っていたと思うのですが、本当にその通りだと思います。



ストラトの凄いところは、誤解を恐れずに言えば「完成度の低さ」がもたらす「自由度の高さ」だと思います。完成度が低いというと語弊があるのですが、調整幅を多く設定しているわけです。どうしてもコントロールしきれない材のバラツキを、組込とパーツのチョイスでコントロールする製品コンセプト、、なのかどうかは分かりませんが、レオ・フェンダーは本当に凄いものを作ったものです。

つまり、クラフトマン次第ではいわゆる「ハズレ」が出にくい製品だということになるのですが、そのギター本体が持つ性質と、狙うサウンドに乖離があると難しくなってきますから、そこは見極めが必要になるのでしょう。それでもある程度、パーツ交換などで吸収できる(ハムバッカー載せるとか)のが、更に恐ろしいところなんですが。

振り返って我が家のストラトです。
2本とも、現状でかなり良い状態だと思うのですが(当社比)、じゃあ結局のところ、それぞれそんな違うの?と聞かれれば、音はそんな変わらない気もします。いや、全然違うは違うんですが、目指しているところは同じになってしまってるんじゃないかと。

指板はローズとメイプル、ボディ材はバスウッドと集成材、ピックアップはフェライトとアルニコ、サドルはプレートとブロック、ペグはロトマチックタイプとクルーソンタイプ、などなど、パーツ単位で見れば同じところは無い!と言っても過言ではないのですけど、そこまでかけ離れた音かといえば、そうでもありません。前回と前々回のリトルウィング、音だけ聴いたらそこまで変わらないですよね(弾いてる本人は分かりますよ、もちろん)。

前にも書いた通り、出音に対する重要度はアンプに依るところが高いのもあるのですが、それに加えて、自分の求めるストラトサウンドはある程度固まってるってことなんでしょう。結局、また別のストラトをいじったとしても、そのギターなりの調整をしつつ、同じような音に持って行きたくなるのだと思います。

でもフェンダーは欲しいんです。これはミーハーな気持ちからだけですw。出てくる音はそんな変わらなくても、ヘッドにFenderってロゴが入ってて、ウェザーチェックがバリバリに入ってたりしたら、気分いいですよね?

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