フレットを抜いたネックは順反りしていたので、トラスロッドを回してできるだけ真っ直ぐにします。ぼくは60cmのステンレス定規で確認しています。
その後、試しに数本打ち込んでみることにしました。このギターは21フレットなので、ハイフレットは3本は余る計算なので、ハイフレット側で試します。
指板のRは7.25インチですが、フレットはRが9.5インチのようです。指板に合わせてフレットを曲げなければなりません。
プライヤーとペンチで両端を摘み、曲げていきますが、これが難しい。フレットには傷が付くし、力の入れ方が悪いとフレットがねじれてしまいます。フレットが長ければ、傷が付いても切り落とす分にできますが、切断済みフレットのためにそれもできません。
傷がつかないよう、フレットを挟む工具の方にクッション材を貼りつけてみましたが、挟みづらくなりました。
それでも、とりあえず3本打ち込んでみました。
21フレットからやってみたのですが、19フレットの方が上手くなってはいます。でも、よく見ると両端は曲げが足りなくて少し浮いているし、浮いているのは叩き込んでどうにかなるものではない、というのもやってみて分かりました。
ダイソーのプラスチックハンマーで打ち込みましたが、打ち込み自体はそれほど問題無いのではないかと思います。斜めになったり、グラついたりもしていません。
結局のところ、指板のRとフレットのRが一致していないのが問題で、そこが解決すれば行けるような気がします。
それでは、どうするか?
フェンダー純正の7.25Rのフレットを追加購入するのもアリでしょう。専用工具を買ってフレットを曲げるのもアリです。もしくは、指板を9.5Rに削るか。あとは工具を改良して、フレットを曲げるテクニックを上げるか?
正直、投資はしたくないので、しばし悩みますか。