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気が向いたら書く

ザグリの拡大

2021-01-30 18:05:00 | Fernandes ストラト
フェルナンデスのストラトです。

SSHレイアウトにしようとピックガードを購入、パーツをセットしてみました。フロントとセンターは今までと同じ、リアのハムバッカーはGibson498Tです。余っていたからという理由です。

90年代以降、ギブソンのスタンダードクラスでお馴染みの498Tですが、どうも歪ませること前提のような暑苦しさがあるピックアップです。レスポールスタジオに載っていましたが、それほど好きなピックアップではないです。ただ、この単体での厚みはストラトには合うのではないか?という希望的観測があります。

ハムバッカーに合わせてポットは500kにしますが、ボリュームはなんとなく250kのままにしてみます。チェリーストラトは同じくSSH配列ですが、フロントトーンのみ250kにしたので、どちらが良いか実験です。

で、パーツをセットしたピックガードをボディに乗っけてみたのですが、収まらん…。ザグリとピックガードの穴が一致していませんでした。まあ、あるあるですね。なんの躊躇もなくノミでザグリを拡大しました。




汚いですが構いません。このボディはいずれリフィニッシュまで想定してますからね。


FJ ST57の配線

2021-01-26 21:32:00 | ギター
ST57を配線します。
持ち主に聞くと、センターとリアのトーン共用にして欲しいとのこと。

配線材はいつもアウトプットに使用しているベルデンをバラして使いました。全て同じ配線材ということになります。




配線してチェックしてみると、あれ?センターしか鳴らないぞ?よくよく確認したらフロントとリアの配線が逆でした(笑)
やり直してトーンの確認。センターとリアはOK。フロントが効いてない…また配線が間違っていました(笑)

トーンはあまりこもらない方がいい、と言うので0.047ではなく0.022ufにしてみました。ハムバッカーに使用する値ですが、テキサススペシャルにはその方が良いという意見もあるようなので採用しました。今後ピックアップ交換するかもしれませんし、その時はまた変えれば良いかと。

ノイズが多い気もしますが、ピックガード閉めるとまた変わるので、とりあえず組んでみます。

ストラトの調整はここからです。やっとスタートラインに立てたと言ったところですね。

並行作業

2021-01-24 19:31:00 | Fernandes ストラト
2本のギターのメンテを並行してやることにしました。一本は預かりもののフェンジャパ、もう一本はフェルナンデスのストラトです。




フェルナンデスはSSHに改造しようと思い、ピックガードを入手していたのです。Amazonで売ってる中国製の安いやつですけど、シングルコイルのピックアップネジ部分が皿もみって言うのか、落とし込み加工がされてないんですね。まあ値段なりで仕方ないですけど。
さらにポットもCTS500kを仕入れました。一応みっつ入手しましたが、全部500k似するかは決めていません。

今回、なぜ並行して作業することにしたのかと言うと、フェルナンデスのリアシングルPUをST57に移植しようかと思ったからです。

テキサススペシャルの直流抵抗値はフロントが6kΩ、リアが8.5kΩと、シングルコイルにしては高めです。センターに入れるのもそれなりのパワーがあった方がマッチするかと思います。フェルのリアPUは測ってみると5.5kくらい。あれ?意外と低めでした。まあ、直流抵抗値が出音のパワーと比例するかと言えば、必ずしもそうではないような気もするのですがね。

まあ間に合わせなんで、とりあえずはいいでしょう。

ST57のクリーニング

2021-01-23 22:01:00 | ギター
Fender Japan ST57を全バラしてクリーニングしました。ペグやトレモロユニットまで全てバラし、磨きます。




それにしても汚い(笑)
喫煙者の持ち物だったらしく、ヤニがこびりついています。今回、初めてギターに洗剤を使いました。シンプルグリーンというやつです。ラッカー塗装には躊躇しますが、ポリ塗装にはなんら問題なく汚れを落としてくれました。





97年10月の製造ということでしょうか?
ネックには7-9とスタンプしてありました。このスタンプの書体、東海製に押してあるのに似てる気がしますが。

しかし、残念ながらネックジョイントのビスがボディに効いていたり、トレモロユニットのビスが僅かに垂直でないものがあったりしました。ちょっと組み込みに雑さがあるのかな。

トレモロのネジはそのままですが、ネックジョイントはボディ側の穴を拡げてやろうと思います。

それから、もっと残念なことにセンターPUが死んでいました。テスターをあてても導通が無いので、完全に断線しているようです。

これは持ち主と相談して、当面はぼくが所有している適当なジャンクPUをつけておいて、使用してみてPUの方向性を決めようということになりました。

PU選定しないと…。

Fender Japan ST57のリペア

2021-01-22 18:30:00 | ギター
以前、修理した謎ストラトの持ち主が、今度はフェンジャパのストラトを持ち込んできました。友達から「使っていないからあげる」と言われて譲り受けたそう。良い友達持ってますな。






モノを見てみると、57年モデルです。シリアルから確認すると、1997年から2000年のCrafted in Japan期のもの。”Made in”じゃないのは、複数の工場から部品を入れて、ダイナ楽器で組み込んでいたということのようです。現在の日本製フェンダーはダイナ楽器が一貫して製作していますが、この当時は東海、寺田、アトランシアに委託していたとのこと。この個体(のパーツ)がどこ製かは分かりませんが、全然問題ないですね。フジゲンMIJ期がもてはやされますが、CIJ期も悪くないと思いました。そして、やはりサンバーストのストラトはカッコいい。2トーンも良いなあ。

状態としては、全体的に汚い(笑)のと、ネック順反り、フレット劣化、電装の劣化です。フレットは若干擦り合わせが必要かも。

最初は音がしなかったくらいなんで、ジャックやポット類は全て取り替えますが、1番の問題は、現状センターピックアップの音が出てないことですね。
開けてみないと原因は分かりませんが、ピックアップが死んでないといいのですが。このピックアップはテキサススペシャルのような気がします。

まずは全部バラして清掃ですね。