FootprintFile

気が向いたら書く

The Verve / “Bitter Sweet Symphony”

2019-12-05 21:21:00 | 音楽
何となく思い出して、ザ・ヴァーヴの97年のアルバム”Urban Hymns”を聴きました。
これとRadioheadの”OK Computer”は、よく聴いてました。当時既に名盤扱いでしたね。



国内でこのジャケをパクったポスター(スマップか何かかな?)を見たりしましたし。
今見ると、adidasスーパースターとかクラークスワラビーっぽい靴が90sの雰囲気でいいですね。

このアルバムがブレイクした時には、確か既に解散していた気がするのですが、その前にも解散したり再結成したり?なんかよく分からないバンドでした。他のアルバムは聴いてないんですが、その後ヴォーカルのリチャード・アシュクロフトのソロは2枚くらい聴きました。結構良かったけど、やはりこのアルバムの方が好きでしたね。
アーバン〜は名盤と言われるだけあり、キャッチーさとロックのバランスが良いです。でも、やはり長い。この時期のロックミュージックのアルバムは大体そうですが、後半ダレる。CD時代の弊害ですな。

それはともかく、このアルバムの一曲目が”Bitter Sweet Symphony”なんですが、この曲の権利が遂に今年(2019年)、ジャガー/リチャーズからアシュクロフトに全て移ったそうな。めでたいことです。

有名な話ですが、この曲はアンドリューオールダムオーケストラの音源をサンプリングしており、許可は取っていたそうなのですが、その利用時間に双方で齟齬があり、オールダム側が訴えたと。オールダムの音源はストーンズの曲をオーケストレーションしたものだったので、クレジットにジャガー/リチャーズの名が載ったということなんですね。20年以上経って、やっとアシュクロフトの念願が叶ったというわけです。感無量でしょうね。

恒例のやってみた、です。


なんというか、ギターバンドがライブで無理矢理カバーしました、といった雰囲気にしました(なりました(笑))。

Jimi Hendrix / "All Along The Watchtower"

2019-10-01 18:35:09 | 音楽
最近、ジミの"All along the watchtower"にハマっています。原曲はもちろんボブ・ディランですが、ジミのバージョンが有名で、ディランもこの曲の権利の半分はジミにある、みたいなことを言ってます。それも頷けるほど、ジミのバージョンはスリリングで、かっこいいです。



"Electric Ladyland"に収録されているのですが、最後から2曲め。最後の曲が"Voodoo Child(Slight Return)なので、その2曲だけ延々リピートしています(笑)

ディランの邦題は「見張塔からずっと」ですが、ジミの方は「ウォッチタワー」になってますね。

ディランの歌詞は、色々なところで言及されてますが、旧約聖書にモチーフを得つつ、難解です。登場する道化師や盗人が何を暗喩しているのか?王子とは?裸足の奴隷とは?そもそも見張り塔とは?いずれにせよ、どこかどん詰まり感というか、不安感を煽る詩です。

ジミバージョンで歯切れの良いアコギを弾いてるのはデイブ・メイスンらしいです。ジミのギターソロは、スライドやワウペダルを用いた変化に富んだもので、聴きごたえがあります。ソロそのものがサビのようだと書いてる方がいましたが、言い得て妙ですね。

スライドには指輪を使ったという逸話があるそうですが、真偽のほどはどうなんでしょうね。そういえば高校生の時、友達がそんな話をしてたなあと30年ぶりくらいに思い出しました(笑)

カバーのカバーと言いますか、様々な人がジミバージョンのカバーをしてますが、ぼくはCharのバージョンが好きです。

Char / "All along the watchtower"

原曲からキーを下げてますが、ジミの表現をストレートに継承している気がします。3ピースですしね。やはり歌うし、ギターソロも弾くし、というアプローチがこの曲はカッコいい気がします。

と言いつつ、ジミとCharを参考にしながらギター「だけ」練習をしています(笑)

Chris Duarte Group /"Texas Sugar / Strat Magik"

2019-07-28 22:13:06 | 音楽
Fender Stratocasterが好きなギタリストに「良いストラトの音」を挙げてください、と聞いたら、多くの人がStevie Ray Vaughanの音を挙げると思うし、そうでなくてもSRVの音を悪いというストラト弾きはいないでしょう。ある意味、ストラトキャスターサウンドの指標と言っても過言ではないと思います。

それ故に、SRVフォロワーは彼の死後から現在に至るまで、増加し続けています。このクリス・デュアーテ(最近はドワーティなの?)もその1人と言っていいでしょう。



特にSRVカラーが強いのがこの94年のファーストアルバム"Texas Sugar / Strat Magik"です。レッチリの"Blood Sugar Sex Magik"にインスパイアされたアルバム名なのでしょうが、その中身は骨太なテキサスブルースロックで、一聴してSRVの影響下にあることが分かります。そのストラトのサウンドは、あざといほどにSRV系と言うか、テキサススペシャルPU使ってんのかなあ、とか思ってしまう、パワフルなジャキジャキしたサウンドです。テキスペ使ってるのかどうかは、本当のところ知りません。SRVのNo.1はフェンダー純正だったらしいですけどね。

まあとにかく「ストラトの良い音」なんですわ。
初期のKenny Wayne Shepardなんかも近い音出してますけど、デュアーテはなんと言うか、プレイに叩き上げっぽい逞しさを感じるんですよね。ライブこなしてる数が半端なさそうで。
SRVも本来そういうタイプだと思うんですけど、割とSRVフォロワーは学究肌のタイプも多い気がするので、デュアーテみたいな泥臭いタイプは好きですね。ブティック系ペダルではなく、Boss DS-1を使ってるところなんかからも、勝手にそういう印象があります(笑)。質実剛健と言いますか。

ただ、このSRVらしさが全開なのはこのファーストが一番で、2ndや3rdはちょっと違う感じなんですよね。音作りも、少し離れていきます。その後のアルバムはまだ聴いてません。日本のSavoy Truffleのメンバーと演っていたBluestone Co.も聴きたいんですが、中々見かけることもありませんね。

とにかく、ストラト好き、SRV好きならこの1stは必聴だと思います。

Suchmos / "THE ANYMAL"

2019-06-18 17:32:42 | 音楽
何年振りか分からないくらいに、国内のバンドの新譜を買ってしまいました。Suchmosの"THE ANYMAL"です。



"STAYTUNE"で大ブレイクして「オシャレでカッコいいバンドだなあ」という風な印象だったのですが、ワールドカップのテーマ曲"VOLT-AGE"でなかなか硬質なサウンドを出していて、曲そのものは良いけどテーマ曲としてはどうなんかなー?なんて思っていました。

先日買ったTS特集のギタマガに、Suchmosのギタリストのインタビューが載っていて、読んだらなんか面白そうなことやってるなと。で、YouTubeで収録曲の"In The Zoo"を聴いて驚きました!

Suchmos /"In The Zoo(Official Music Video)

ピンクフロイドか?という変貌ぶり。
売れていたバンドがここまで大胆に舵を切ったのは、Radioheadの"OK Computer"から"Kid A"への変化を思い出したほどです。ダウナーな雰囲気も、Radioheadを思い出した要因でしょう。

本人達のインタビューではデヴィッド・ボウイやプライマルスクリームを引き合いに出して、変化する方が自然なことではないか?みたいなことを言っていたようです。

それにしても「これはちょっと聴いとかなきゃいけないぞ」と強く思ったのは久しぶりです。

元々、「こういう音を出してるバンド」の作品だったら聴かなかったと思うんですよ、正直。でも、ある分野でポピュラリティを得た若いバンドが、あえてそれを壊してまで作り上げたものだから、聴きたくなったのだと思います(ある意味、不純なリスナーなんですけど)。

だからこそ、そこに彼らの覚悟とか、確信を聴き取ることができるのだと思うんですよね。たとえ売れなくても絶対これがカッコイイんだ、というね。

まだ通して数回しか聴いてませんけど、前出の"In The Zoo"や"Indigo Blues"がヘヴィで気に入ってます。"In The Zoo"は結構ヘビロテですね(笑)。途中でテンポが若干変わってるのも、クリック聞いて鳴らす音じゃないんだ、ってのが伝わって良いです。

バンドのサウンドとしては、ビザールっぽい抜け感のあるベースと、リバーブを効かせたギターが印象的です。巷ではサイケデリックとか言われてるみたいですが、割とドロドロせず、スッキリしたサウンドなのが今風というか、バンドの個性なんでしょう。サイケってほどでもないと思いますし。ギターは、ギタマガのインタビューだと、ヴィンテージのストラトを小型アンプで鳴らしてるみたいですね。

これが突然変異的なアルバムになるのか、今後どう変化していくのか、興味が湧いてきます。過去の作品も、機会があれば聴こうと思いますが、今しばらくはこのアルバムだけ聴こうかと思ってます。

Jason Falkner / "Can You Still Feel?"

2019-06-10 18:48:25 | 音楽
90年代シリーズ。
アメリカンなのにUKっぽい、で思い出したジェイソン・フォークナーです。



元ジェリーフィッシュ、の肩書きなんだけど、ぼくは実はジェリーフィッシュとか特別好きでもなくて。あまりキラキラしたパワーポップ?っての?はちょっと好みと違う感じなんですよね。基本的にブルース風味がある方が安心すると言うか、ロック成分が足りないと言うか。

だけど、このジェイソン・フォークナーはなんか好きなんですよね。とにかくメロディが素晴らしい。でも彼自身のヴォーカルレンジそのものはそんな広くないのだと思うんです。それで、音域に頼ることなく美しいメロディを紡ぎ出してる感じがありつつ、声質も割とロックしていて。

このアルバムは、確かレディオヘッドにどハマりしてた頃に、CDショップでかかってたんです。確か川崎の(笑)。で、誰ですかこれ?と店員さんに訊いたら教えてくれて。更にプロデューサーがレディオヘッドと同じナイジェル・ゴドリッチだったので即買いしました。

ソロ名義ですが、ものすごくキャッチーなバンドサウンドです。でもほとんどのパートを自分で弾いてたと思います。完璧主義者みたいで、自分のアタマの中の音を再現したいタイプ。何気なく聴いていると、ハッとするほど鮮烈な展開、美しいメロディを聴かせてくれます。

完璧主義者ゆえの寡作で、アルバムの発表ペースは遅いようですが、その間、ゴドリッチ繋がりなのかポール・マッカートニーの"Chaos and Creation〜"に参加してたり、ベックのバックバンドにも参加してましたね(なんとヤマハのSXを使用してる画像が!かなりギターマニアっぽい気がします)。やはりアメリカよりUKのミュージシャンと相性がいいんですかね。

Wikipedia 見たら、エイミー・マンの"Lost In Space"に参加してるじゃないか。全然知らなかった。知らないところで繋がってるもんですね。

The Freewheelers / "Waitin' For George"

2019-06-08 08:57:21 | 音楽
90年代(ややマイナー)ミュージックシリーズ、続きます(笑)

前回のマザーアースから思い出したアメリカのバンド、The Freewheelersです。Vo,Gのルーサー・ラッセルを中心とする、スワンプの匂いのするバンドでした。



このアルバムはレーベルがブラック・クロウズと同じ(当時)デフ・アメリカン、プロデューサーもクロウズと同じジョージ・ドラクリアスということで、期待して買った覚えがあります(タイトルのジョージを待っている、は、なかなかスタジオに現れないドラクリアスのことらしいです)。そして期待を裏切らない出来でした。

ラッセルのヴォーカルがあからさまにダミ声で、その好き嫌いはあるかと思いますが、南部っぽい音作りの割に曲はメロディはキャッチー。一聴するとブルージーとかアーシーとかのキーワードで片付けても良いんですが、ちょっと一味違って、UKっぽいメロディとかポップセンスが感じられるのが90年代のアーティストだなと感じます。ちょっとブライアン・メイっぽいギターソロの曲もありますからね。たぶん、ルーサー・ラッセルのセンスなんでしょうが。

ギターは終始歪んでる感じだったと思います。
そういえば、ライナーノーツのパーソネルに「ルーサー・ラッセル: Gibson SG」って書いてあった気が。SGって見た目好きなんだけど、弾くと「なんか違う」となるんだよな。70年代のミニハムSGは未だに欲しいですけど。

その後、というかアルバム発表時には既にバンドは解散してたとかで、ラッセルのソロワークもちょこちょこあったみたいなんですが、さすがに追いかけられませんでした。アコースティック主体になり、ダミ声やめたらしいです。その後はプロデューサーとしての活動が主だったようですね。

ラッセルが2018年にまさかの来日をしていて、衝撃を受けました。フリーホイーラーズなら観たかったかもなー。

Mother Earth / "You Have Been Watching"

2019-06-07 19:42:45 | 音楽
前回に続き、90年代ミュージックです。
あまり語られることのない、私的な名盤を掘り返していこうかと。

今回はMother Earthの"You Have Been Watching"です。



マザーアースはAcid Jazzレーベルの代表的なバンドでしたが、その実あまりジャズ的ではない、ロック寄りなバンドでした。最初は女性ヴォーカルがいたのですが、アルバム1枚で脱退し、2nd"The People Tree"からギターのマット・デイトンがヴォーカルを取り、バンドを牽引していきます。
この2ndには"Jesse"という超名曲が収録されており、どちらを紹介するか迷ったのですが、ロック色が増した3rdにしました。どちらかと言えば2ndの方が大人なテイストで、オシャレな感じなんですよね。

アシッドジャズシーンのバンドですから、基本的な技術も高い(バカテク系ではないですが)し、ファンキーでジャム要素もあり、良いバンドでした。黒っぽいグルーヴがありつつ、あの周辺では一番ロック寄りでしたしね。今聴いても変わらずカッコいいです。ぼくがG&Lのベース好きなのは、ここのベーシストの印象が強かったのもあります。名前知らないけど(笑)

このバンドも「しばらく分からなかった」パターンで、最初に見たのはテレビ。今から思えば、マザーアースの映像をテレビでやってたのがすげえな、という気がするのですが、ともかくライブシーンを途中から観て、コイツらはカッコいい!と。その後、ずっと観てたのですがバンド名は分からず。
何がキッカケで判明したのか正確には忘れましたが、やはりサークルの先輩がCD持ってたとかだったと思います。

このアルバムの後は音沙汰なく、マット・デイトンがノエル・ギャラガーの代役でOasisのツアーに参加したことが話題になったくらいです。最近、その当時を振り返るインタビューを読みましたが、オアシスの面々とは友好的だったみたいです。
あ、デイトンのソロアルバムはその後数枚出てました。2枚持ってますが、どちらも良かったな。
00年代以降はまた、マザーアースとしてもライブをやってるみたいですね。

Cinderella /"Heartbreak Station"

2019-05-30 19:12:32 | 音楽
手持ちのCDを全てNASに取り込んで、iphoneでストリーミング再生できる環境を作っているのですが、その過程で最近聴くことのなかった音源をよく聴いています。(結局ストリーミングでなく、ipodなんですがw)

やはり手が伸びるのは、過去に飽きるほど聴いていたような盤で、これもその一つ。ヘアメタルバンド(と言っても良かろう)、シンデレラの3rdアルバムです。



このアルバムとの出会いは、大学1年くらいの時だと思うのですが、バンドメンバーが練習スタジオで拾ったカセットテープなんですね。たぶん、前に入ったバンドが忘れていったものなんですが、アーティストやアルバム名が一切分からない状態で。聞いてみたらアーシーなサウンドが気に入って、ヴォーカルはクセがあるけどカッコいいなあと、結構愛聴していました。

その後、しばらくして大学のサークル仲間に「これ何だか分かる?」と聴かせたら、「ああ、このヴォーカルはシンデレラじゃん」と一発で判明しました。すぐにCD買いに行きましたね(笑)

遡って2nd"Long Cold Winter"も聴いたのですが、こっちはまだメタル臭があって、あまり聴きませんでした。

"Heartbreak Station"はヴォーカル/ギターのトム・キーファーの趣味全開で、全編ブルージーでスワンピーなアメリカンロックです。
90年の発表ですから、レニー・クラヴィッツの1stやブラッククロウズの1stあたりと近い時期で、そういうアルバムが出せる環境はあったのでしょう。バンドの勢いもあり、相当売れたみたいですが、その内容には旧来からのファンは戸惑ったでしょうね。加えて、渋好みのリスナーからすれば「シンデレラ?ヘアメタルでしょ」って感じで、フラットに受け入れられなかったんじゃないでしょうか。今より情報が少ない時代ですし。

トム・キーファー自身もこの後、喉の手術とかして、バンドが動いてない感じでした。94年に4thアルバムを出したのですが、雑誌などのレビューでは1stの頃の感じに戻った、みたいに書いてあったので、聴くことはありませんでしたね。今更感もありましたし。実際売れずに、バンドはメジャー契約切られてます。

そういう訳で、今となっては特に取り沙汰されることもない、半ば埋もれたアルバムですが、ぼくは大好きでした。今の耳で聴くとリズムが軽い感じはありますが、キーファーの声質と、たぶんファイヤーバードと思われるトレブリーなスライドギターなどとの相性を考えると、これでいい気もします。

トム・キーファーは2013年に、構想から20年のブランクを経てソロアルバム"The Life Way Goes"を発表しています。こちらもギターの音が素晴らしい、ブルージーなロックアルバムに仕上がってます。
名盤との呼び声も高いのですが、日本ではやはり「シンデレラのトム・キーファー」という文脈でしか語られていない感じで、勿体ないなーと思います。

ブランクの間は、シンデレラの再結成だのを断続的にしてたみたいですけど、もっと他のジャムバンド系のミュージシャンと繋がっていたら、ソロアルバムの受け入れられ方も違ったんじゃないかなあ。まあ、そういうタイプのミュージシャンではないんでしょうね。

Jackson Browne / "These Days"

2019-05-20 08:24:23 | 音楽
最近よく聴いてる曲。
ジャクソン・ブラウンの初期の名作"These days"です。邦題は"青春の日々"だそう。セカンドアルバムの"For Everyman"(1973)収録。



このアルバムは、名盤"Late For The Sky"の前作にあたり、この作品から盟友デヴィッド・リンドレーとのコラボレーションが始まっています。

そして、リンドレーのラップスティール(たぶんラップスティールだと思うんですが(笑))がとにかく素晴らしいのが、"These Days"です。プレイもさることながら、音が凄く良いんですよね。歪んでいるんですが、美しいのです。歪んだ音が美しい、と思えるのはぼくにとっては稀有ですね。

リンドレーが当時、どんな機材を使っていたのかは分からないのですが、リンドレーと言えばダンブルアンプ、みたいです。もしかしたらこの曲で使われてるのも、ハワード・ダンブルが手掛けたアンプだったのかもしれないですね。ハワード・ダンブルのオリジナルアンプ製作は70年代後半からのようですが、アンプ(たぶんフェンダー)のモディファイはもっと早くから行っていたでしょうから。

恒例のやってみた、です。
nanaで既にアコギ、歌を入れている方々がいらっしゃいましたので、ラップスティールのみ入れました。

Jackson Browne /"These Days"

グヤトーンのラップスティールで、チューニングは実際のところは不明ですが、キーに合わせてオープンFです。
アンプモデリングはダンブル、、と行きたいところですが、Zoom G3にはダンブルのモデリングは無いので、ダンブルを目指したと言われるTwo Rockアンプのモデリングです(ややこしい)。それにリバーブを少しかけました。

音質は悪くないと思うのですが、和音を弾いた時にちょっと暑苦しくなってしまいます。単音ではむしろ、少し足りない感じなんですけど。イコライジングが悪いのかなあ。

それにしても、ダンブルライクなペダルにも興味が出てきてしまいますね(笑)

Ryan Adams/"Ryan Adams"

2018-12-30 19:46:22 | 音楽
昔のギタマガをパラパラ見てたら、ライアン・アダムスが載ってまして。そういや最近聴いてないよなあ、と思ってたのですが、その後たまたま行った中古CDショップで、今のところ最新作の"Prisoner"と、その前にリリースされた"Ryan Adams"が売っていたので、まとめて買ってしまいました。以来、その2枚をよく聴いています。今回はセルフタイトルである"Ryan Adams"を。



作りもののような虚ろな表情が印象的です。シザーハンズのエドワードを思い出します。

今作は初のセルフプロデュースによるアルバムだそうです。祖母の死などの影響からか、かなりダークな雰囲気を持つ曲もあり、全体的に地味です。

ギターはライアン本人によるものと思われますが、なかなか個性的なサウンドです。ニューウェーブやポストパンクを通過しているというか、ナチュラルなアンプのトーンではなく、エフェクターで基本の音作りがなされているよう。先述のギタマガに「ジョニー・マーが好き」とあったので、なるほどという感じです。バックバンドがカーディナルズの頃は、もう少しナチュラルなサウンドだった印象があります。

そんなライアンの音は、そんなに歪んでいるわけではないのですが、かなりエッジが立った鋭い音です。オーバードライブというより、ディストーション的な。それにコーラスとリバーブをかけた音が、アルバムの要所要所で鳴り響いています。

"Gimme Something Good

ギターは、アタックに若干丸みがあるのでES-335のような気がします。
前出のギタマガによると、ブースターを何個も使ってますね。あとファズ。リバーブとコーラスはボス、古いパールのアナログディレイなんかも使ってます。今度、音作りに挑戦してみよう。