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気が向いたら書く

Selderのジャズベース

2019-06-24 20:56:57 | ベース
ふとしたことから、新しいベースが手元にやってきました。激安ブランド、Selderのジャズベースです。



SelderはPhotogenicと(たぶん)同じ工場で作られており、同製品のブランド違いだと思われます。
そんな激安ベースには正直、興味がないので要らないんですけど、実はこれ、親族が学生寮関係の仕事をしており、そこで捨て置かれたものを確保してきたものなんです。
ピックガードの保護シールすらはがされていません。買ったはいいけど、全く弾かなかったのでしょうね。Fenderだったら良かったのにな(笑)

弦高が高かったので、若干トラスロッドを締めました。が、ネックの仕込みが良くないようなので、弦を緩めてカポをはめ、ネックを外しました。ネックポケットは塗装が乗ってますが、平面は出ており、そう酷いものでもありません。ネックポケットの精度は70年代のフェンダーより良いと思います(笑)。ピックガードが少しネックポケットにはみ出してたので削りましたが。

ボディにネックジョイントのネジが効いていたので、丸棒ヤスリで穴を広げます。更に適当な厚紙でシムを入れて、再度ネックを取り付け。あとはサドルを下げて弦高を調整しましたが、もう少し追い込めそうな感じです。ネックが若干元起き気味な気もしますが、ネックが落ち着くまでしばらく様子を見ることにします。現状でも、普通に弾けますし。

このベース、おそらく新品でアンプ付き19800円とかなのかと思われますが、冷静に考えると驚異的な安さです。いったい原価どのくらいなんでしょうか?木部も金属パーツも、おそらく電装パーツも安っぽいですが、そんなの初心者には分からないでしょう。ぱっと見のバランスは悪くないですし、メタリックブルーの塗装の仕上げはとても綺麗です。レイクプラシッドブルーともオーシャンターコイズメタリックとも少し違う色味ですが、この塗装は良いです。フォトジェニック、とはよく言ったものです。ネーミングがもう確信犯ですよね(笑)

でも一応、ちゃんと使えるのが恐ろしいところ。音を出してみると、出力がちょっと非力な感じはありますが、問題なくベースの音が出ます(当たり前)。ちょっと弾いてみたい、とかなら全く問題ないし、普通にバンド活動できると思います。爆音とかじゃなければ。
リサイクルショップとかに5000円くらいで並んでたりしますけど、ぼくらが10代の頃からすると夢のような話です。

とはいえ、気になるところをグレードアップさせると、多分ボディしか残らないんですけどね(笑)

結局、デフォルトのまま使うのが正解なんでしょう。それでも、コストをかけずにグレードアップするには、まず配線やポット、ジャックを変更することになるでしょうか。どこまでやるかは未定。配線材だけ変えようかな。それともこのまま売っ払うか、いっそフレットレスに改造したりするか悩むところです(笑)

Suchmos / "THE ANYMAL"

2019-06-18 17:32:42 | 音楽
何年振りか分からないくらいに、国内のバンドの新譜を買ってしまいました。Suchmosの"THE ANYMAL"です。



"STAYTUNE"で大ブレイクして「オシャレでカッコいいバンドだなあ」という風な印象だったのですが、ワールドカップのテーマ曲"VOLT-AGE"でなかなか硬質なサウンドを出していて、曲そのものは良いけどテーマ曲としてはどうなんかなー?なんて思っていました。

先日買ったTS特集のギタマガに、Suchmosのギタリストのインタビューが載っていて、読んだらなんか面白そうなことやってるなと。で、YouTubeで収録曲の"In The Zoo"を聴いて驚きました!

Suchmos /"In The Zoo(Official Music Video)

ピンクフロイドか?という変貌ぶり。
売れていたバンドがここまで大胆に舵を切ったのは、Radioheadの"OK Computer"から"Kid A"への変化を思い出したほどです。ダウナーな雰囲気も、Radioheadを思い出した要因でしょう。

本人達のインタビューではデヴィッド・ボウイやプライマルスクリームを引き合いに出して、変化する方が自然なことではないか?みたいなことを言っていたようです。

それにしても「これはちょっと聴いとかなきゃいけないぞ」と強く思ったのは久しぶりです。

元々、「こういう音を出してるバンド」の作品だったら聴かなかったと思うんですよ、正直。でも、ある分野でポピュラリティを得た若いバンドが、あえてそれを壊してまで作り上げたものだから、聴きたくなったのだと思います(ある意味、不純なリスナーなんですけど)。

だからこそ、そこに彼らの覚悟とか、確信を聴き取ることができるのだと思うんですよね。たとえ売れなくても絶対これがカッコイイんだ、というね。

まだ通して数回しか聴いてませんけど、前出の"In The Zoo"や"Indigo Blues"がヘヴィで気に入ってます。"In The Zoo"は結構ヘビロテですね(笑)。途中でテンポが若干変わってるのも、クリック聞いて鳴らす音じゃないんだ、ってのが伝わって良いです。

バンドのサウンドとしては、ビザールっぽい抜け感のあるベースと、リバーブを効かせたギターが印象的です。巷ではサイケデリックとか言われてるみたいですが、割とドロドロせず、スッキリしたサウンドなのが今風というか、バンドの個性なんでしょう。サイケってほどでもないと思いますし。ギターは、ギタマガのインタビューだと、ヴィンテージのストラトを小型アンプで鳴らしてるみたいですね。

これが突然変異的なアルバムになるのか、今後どう変化していくのか、興味が湧いてきます。過去の作品も、機会があれば聴こうと思いますが、今しばらくはこのアルバムだけ聴こうかと思ってます。

80年代の Gibson Les Paul Custom を試奏する

2019-06-16 19:44:59 | ギター
たまに行く楽器屋に、80年代のレスカスがぶら下がっており、試奏させてもらいました。
「カッコいいから」という単なる憧れとして、黒いレスポールカスタムはいつか欲しいなーと思います。でも今回のはサンバーストでした。



これはこれでカッコいいですけどね(写真は拾い物です)。

重さは4.5kgと、やはり肩こりする重さですが、当時としてはさほど重くもないという感じですかね。たぶん、無改造だと思います。

Fender Twin Ampで試奏すると、正にレスポールをフェンダーアンプで鳴らした音。当たり前か。なんの不満もありません。カッコいい。

アンプの使い方が分からず、ずっとクランチの二歩手前くらいのクリーンで弾いてたんですけど、やっぱりレスポールもいいなあと思ってしまいました。なんというか、コレジャナイ感が全く無い。

その後、店員さんが「チャンネル変えると歪みますよ」と教えてくれたので、適当に歪ませるとこれまた良い。アンプのせいもあるかと思いますが、歪みも扱いやすいです。そしてやっぱりレスポール!って音。当たり前だ。

80年製なので、メイプル3pネックだったり、Gibson自体あまり評判良くない時期かと思われるんですけど、うーん、やっぱり良いです。ぼくには十分すぎる。
強いて言えば、ボリュームのカーブがあまり良くなかったんですけど、その辺は交換しちゃえばいいし。重さは音に寄与してるから、仕方ないですしね。ザ・ストラトよりは軽いし(笑)

ピックアップはT-Topとかなんですかね?カバードなので分かりませんでしたが。

いずれにしても、これで十分!な感じでした。変な癖もなく、いかにもギブソンのハムバッカー という感じで。あまり装飾されていないというか、味付けされていないというか、わざとらしさがないというか。

ボディの重さもあって、芯が残る音なんで、ともすれば少し素っ気ない感じもあるんですけど、アンプで如何様にもなるかなとも思えるし、逆に、アンプがダメなら本当にいい音しなそうですけどね。
そういうところも含めて、なんか自分にはしっくりくる感じがあります。これは70年代後半のストラトにも同じ感覚を覚えるのですが。

レスカスはとても買えないのですが、ちょっとギブソンのピックアップに興味が出てきました。オールドまではいきませんが、57クラシックぐらいは試してみたいなあ。

Maxon SM-01 Super Metal

2019-06-14 18:29:49 | エフェクター
また、特に必要ない歪みペダルを買ってしまいました。マクソンのゼロワンシリーズ、スーパーメタルです。



以前、ゴキエフェクター、IbanezのTM5(スラッシュメタル)というジャンクペダルを買った店に行ったら、ジャンクで置いてあったのです。両者は時期としては近く、作ってるのも同じ(当時のIbanezはMaxonの日伸音波によるOEM)。どうせそんな過激に歪むペダルではないだろうと。

ゼロワンシリーズは弱点として、スイッチが壊れやすいんですが(昔、ベース用フランジャー持ってました)、ジャンクの理由を聞くと「仕様かもしれないが、Level(アウトプット)が低い」とのこと。スイッチは大丈夫でした。

JCに繋いで試奏すると、確かにLevelを3時くらいにしないと同じ音量になりません。しかし、最小にしていたGainを上げていくと、かなり音量が上がっていくので、たぶん仕様なのかと思われます。スーパーメタル、というくらいですから、ゲインは上げ目で使うことを想定しているのでしょう。

で、やはり思った通り、何がなんでも激歪み!というペダルではなく、普通のディストーションくらいの歪み度合いでした。そして、ギターのボリュームにある程度は反応するので、掛けっぱなしでも使えそうです。
試奏機が古いヤマハのレスポールタイプだったのですが、ギターのボリュームフルで、割としっかりオーバードライブさせた設定から、ボリュームを2くらいまで落とせば、カッティングもいける程度に歪みは抑えられます。

あとEdge、Attack、Punchという謎のコントロールがありますが(笑)、それぞれハイ、ミドル、ベースのコントロールと考えると良いみたいです。でも単純にEQではなくて、歪みが乗る帯域のコントロールなのかな?
→後でじっくり使ってみると、それぞれの帯域のボリュームコントロールみたいです。だからマスターボリュームが低めなのか?

試奏で良い感じだったので買ったのですが、家でアンプシミュレーター(Fender ツインリバーブのモデリング)にヘッドホンで合わせると大して良くもないかな?という気も。

この時代のペダルらしく、アンプで鳴らしてなんぼなようです。そういえばMXRのDistortion+もそんな感じですよね。DS-1とかRATはそうでもないんですけど。

そして、シングルよりハムの方が合うペダルのような気がします。単音を弾いた時にシングルコイルのニュアンスが損なわれる感じに太くなってしまうのと、ハムバッカーの出力帯域に倍音を含んだ歪みが乗りやすいみたいです。特にリアのハムバッカーに合うんですが、ある程度ゲインとレベルを上げないと良い感じにならないです。ハリが無くなるといいますか。

あと、変な言い方ですが、あまり倍音豊かでないギターの方が良いような。上記の「ある程度ゲインとレベルを上げる」設定で、シルエットもどきとリアにSH-1乗せたレスポールで試したのですが、SH-1だとギラギラし過ぎるんですよね。レスポールの方がボディの鳴り方も良いので、それも作用してると思います。まあ、自分がそういう音を制御できないだけかな。

でもやはりこれ、リアハムにフロイドローズという構成で、アンプと組み合わせてハイゲインを得るペダルってことなのかなあ、と思います。試奏した「ヤマハレスポ(昔持ってた。メイプルネックで硬い音)+JC」ってのは、偶然にもこのペダルと相性が良かったのかな?

基本的なサウンドは悪くないし、ノイズも少ないので、もう少しいじってみます。でも使いこなしも難しいし、まあ、あえてコレ!ってペダルではないかなあ(笑)

結局サドルだけ交換

2019-06-13 09:40:01 | Fender Classic 70s Stratocaster
メヒコストラトを70's仕様にしようかと、ブリッジごと替えようと画策しました。

まずはブリッジを外します。



このギター、クレパスによるレリックを施してるんですけど、ブリッジ外すとこんな感じです。結構リアルじゃないですか?(笑)

そして、ダイキャストブリッジを乗せてみたのですが、残念ながらポン付けできませんでした。ネジ穴のピッチは一致したんですが、ダイキャストブリッジの方が少し小さいのか、穴の位置がほんの少し後ろなんですね。
無理やり付けられるか付けられないかどうか、程度だったんですが、無理に付けるとザグリとユニットが干渉して、アーム使えなくなってしまいます。当初の予定通り、サドルだけ交換することにしました。

よく見るとサドルの弦が当たる部分が削れているので、弦ごとにサドルが入れ替わらないよう、6弦から順番に移植していきます。やっぱり新品にするべきだったかな(笑)

サドルを無事載せ替え、弦が当たる部分はヤスリをかけて少し滑らかにしました。メッキが剥がれてしまうので、軽くさらう程度です。

あとは弦を張り、弦高の調整、イントネーション調整(オクターブチューニング)をして完成です。



やっぱりラージヘッドにはこっちが似合いますね〜。

え?音の変化?
そんなの分かるわけないじゃないですか。新しい弦に張り替えてるし(笑)
特にチューニングが狂いやすくなった、というようなトラブルも今のところありません。いずれイナーシャブロックを鉄製のものに変えたいですね。

ブリッジサドルの交換

2019-06-12 21:04:00 | Fender Classic 70s Stratocaster
メヒコストラトをまたいじります。

音にはさして不満は無いのですが(70年代っぽい音ではないですけど)、見た目的にプレスサドルはどうなんだと。70年代ならダイキャストサドルだろうと。



ということで、ダイキャストサドルをブリッジごと落札しました。といっても本家ではなく、70年代の日本製です。ギターワークスさんで新品のサドルも取り扱ってるようですが、特にコダワリの逸品、みたいなものでもないので、サイズが合えば変わらないかなと。

フェンダーは確か72年くらいからダイキャスト一体型のトレモロユニットを採用しており、コピー天国だった当時の国産ストラトもそれに倣って一体型トレモロユニットになってます。各社それぞれで作っていたのか?何種類かあるようです。

今回手に入れたのは、フェンダーと同じ弦間ピッチなので、東海かアリア、フェルナンデス辺りかと思います。ネットの画像で見比べてみると、トーカイなどにあるMade in Japanの刻印が無いことや、アームを差し込む穴近辺のプレートの造形から、フェルナンデスじゃないかな?と思うのですが実際のところは分かりません。70年代後半のフェルナンデスだと高級路線の時期ですから、そんな悪いものじゃないと思うのですけどね。

サドルだけ替えるつもりだったのですが、70年代を再現するならこちらのブリッジの方が良いかな?という気もしてきました。ネジ穴のピッチは良さそうなので、試してみますかね。ダメならサドルだけ替えるということで。

Jason Falkner / "Can You Still Feel?"

2019-06-10 18:48:25 | 音楽
90年代シリーズ。
アメリカンなのにUKっぽい、で思い出したジェイソン・フォークナーです。



元ジェリーフィッシュ、の肩書きなんだけど、ぼくは実はジェリーフィッシュとか特別好きでもなくて。あまりキラキラしたパワーポップ?っての?はちょっと好みと違う感じなんですよね。基本的にブルース風味がある方が安心すると言うか、ロック成分が足りないと言うか。

だけど、このジェイソン・フォークナーはなんか好きなんですよね。とにかくメロディが素晴らしい。でも彼自身のヴォーカルレンジそのものはそんな広くないのだと思うんです。それで、音域に頼ることなく美しいメロディを紡ぎ出してる感じがありつつ、声質も割とロックしていて。

このアルバムは、確かレディオヘッドにどハマりしてた頃に、CDショップでかかってたんです。確か川崎の(笑)。で、誰ですかこれ?と店員さんに訊いたら教えてくれて。更にプロデューサーがレディオヘッドと同じナイジェル・ゴドリッチだったので即買いしました。

ソロ名義ですが、ものすごくキャッチーなバンドサウンドです。でもほとんどのパートを自分で弾いてたと思います。完璧主義者みたいで、自分のアタマの中の音を再現したいタイプ。何気なく聴いていると、ハッとするほど鮮烈な展開、美しいメロディを聴かせてくれます。

完璧主義者ゆえの寡作で、アルバムの発表ペースは遅いようですが、その間、ゴドリッチ繋がりなのかポール・マッカートニーの"Chaos and Creation〜"に参加してたり、ベックのバックバンドにも参加してましたね(なんとヤマハのSXを使用してる画像が!かなりギターマニアっぽい気がします)。やはりアメリカよりUKのミュージシャンと相性がいいんですかね。

Wikipedia 見たら、エイミー・マンの"Lost In Space"に参加してるじゃないか。全然知らなかった。知らないところで繋がってるもんですね。

The Freewheelers / "Waitin' For George"

2019-06-08 08:57:21 | 音楽
90年代(ややマイナー)ミュージックシリーズ、続きます(笑)

前回のマザーアースから思い出したアメリカのバンド、The Freewheelersです。Vo,Gのルーサー・ラッセルを中心とする、スワンプの匂いのするバンドでした。



このアルバムはレーベルがブラック・クロウズと同じ(当時)デフ・アメリカン、プロデューサーもクロウズと同じジョージ・ドラクリアスということで、期待して買った覚えがあります(タイトルのジョージを待っている、は、なかなかスタジオに現れないドラクリアスのことらしいです)。そして期待を裏切らない出来でした。

ラッセルのヴォーカルがあからさまにダミ声で、その好き嫌いはあるかと思いますが、南部っぽい音作りの割に曲はメロディはキャッチー。一聴するとブルージーとかアーシーとかのキーワードで片付けても良いんですが、ちょっと一味違って、UKっぽいメロディとかポップセンスが感じられるのが90年代のアーティストだなと感じます。ちょっとブライアン・メイっぽいギターソロの曲もありますからね。たぶん、ルーサー・ラッセルのセンスなんでしょうが。

ギターは終始歪んでる感じだったと思います。
そういえば、ライナーノーツのパーソネルに「ルーサー・ラッセル: Gibson SG」って書いてあった気が。SGって見た目好きなんだけど、弾くと「なんか違う」となるんだよな。70年代のミニハムSGは未だに欲しいですけど。

その後、というかアルバム発表時には既にバンドは解散してたとかで、ラッセルのソロワークもちょこちょこあったみたいなんですが、さすがに追いかけられませんでした。アコースティック主体になり、ダミ声やめたらしいです。その後はプロデューサーとしての活動が主だったようですね。

ラッセルが2018年にまさかの来日をしていて、衝撃を受けました。フリーホイーラーズなら観たかったかもなー。

Mother Earth / "You Have Been Watching"

2019-06-07 19:42:45 | 音楽
前回に続き、90年代ミュージックです。
あまり語られることのない、私的な名盤を掘り返していこうかと。

今回はMother Earthの"You Have Been Watching"です。



マザーアースはAcid Jazzレーベルの代表的なバンドでしたが、その実あまりジャズ的ではない、ロック寄りなバンドでした。最初は女性ヴォーカルがいたのですが、アルバム1枚で脱退し、2nd"The People Tree"からギターのマット・デイトンがヴォーカルを取り、バンドを牽引していきます。
この2ndには"Jesse"という超名曲が収録されており、どちらを紹介するか迷ったのですが、ロック色が増した3rdにしました。どちらかと言えば2ndの方が大人なテイストで、オシャレな感じなんですよね。

アシッドジャズシーンのバンドですから、基本的な技術も高い(バカテク系ではないですが)し、ファンキーでジャム要素もあり、良いバンドでした。黒っぽいグルーヴがありつつ、あの周辺では一番ロック寄りでしたしね。今聴いても変わらずカッコいいです。ぼくがG&Lのベース好きなのは、ここのベーシストの印象が強かったのもあります。名前知らないけど(笑)

このバンドも「しばらく分からなかった」パターンで、最初に見たのはテレビ。今から思えば、マザーアースの映像をテレビでやってたのがすげえな、という気がするのですが、ともかくライブシーンを途中から観て、コイツらはカッコいい!と。その後、ずっと観てたのですがバンド名は分からず。
何がキッカケで判明したのか正確には忘れましたが、やはりサークルの先輩がCD持ってたとかだったと思います。

このアルバムの後は音沙汰なく、マット・デイトンがノエル・ギャラガーの代役でOasisのツアーに参加したことが話題になったくらいです。最近、その当時を振り返るインタビューを読みましたが、オアシスの面々とは友好的だったみたいです。
あ、デイトンのソロアルバムはその後数枚出てました。2枚持ってますが、どちらも良かったな。
00年代以降はまた、マザーアースとしてもライブをやってるみたいですね。