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気が向いたら書く

Tom Petty and The Heartbreakers /"American Girl"

2017-05-27 14:29:44 | 音楽
本国では超ビッグネームなのに、日本での人気はイマイチなアーティストの筆頭格、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ。"American Girl"は、彼らの楽曲の中でも一、二を争う人気曲でしょう。1stアルバムに収録。



いいですね、このジャケット。
お金はかかってない感じですけどw。このハートにフライングVが突き刺さっているハートブレイカーズのロゴに、不敵な笑みを浮かべる若きトム・ペティ。

このアルバム、学生時代に友達がダビングしてくれたのを聴いていた覚えがあります。このアルバムと、ソロ第1作目の"Full Moon Fever"の2枚。90年代においては、どちらかと言うと地味な印象でした。これが老師トンペティの元ネタか!ぐらいに聴いてましたw。その中で、"American Girl"はおっ!とちょっと耳を引く曲でした。

その後はちょこちょこ他のアルバムも買い足して聴いてますが、やはり日本では売れるタイプの音ではないのでしょう(音と言うより、キャラクターかな)。しかし冒頭に書いたように本国では押しも押されもせぬビッグネームです。2008年にはスーパーボウルのハーフタイムショーに出演、アメリカンガールを演奏しています。

Tom Petty -The Super Bowl - American Girl

観客の熱狂ぶりからも、米国での人気の高さが伺えますね。2005年からの流れが、ポール・マッカートニー(05)、ローリングストーンズ(06)、プリンス(07)、TP&HB(08)ですからね。ついでに言えば09年はブルース・スプリングスティーン、10年はザ・フーですよ。そのクラスの人気を誇るアーティストということです。確かに、昔FEN聴いてたりすると結構な割合でTPの曲がかかったりしてました。そういえば、映画「羊たちの沈黙」で被害者になる女性が、カーラジオに合わせて熱唱してたのも"American Girl"だった気がしますw。

それはともかく、"American Girl"は軽快でキャッチーで陽性なロックンロールです。コード進行はちょっとひとひねりある感じですが。
ギターの音はそれほど歪んでいません。ハートブレイカーズのギタリストはマイク・キャンベル。この人もまあ地味というか、俺が俺がってタイプじゃないギターですよね。

今回もやってみました。

American Girl

ギターはブラックストラト。2本ともリアピックアップのみです。やはりリアのみでこの程度のキレしか無いのは、ストラトとしてもの足りない感じが。
アンプモデルはフェンダーのブラックパネル(ツインリバーブか何か)、高音のカッティングじゃない方は前段でブースターにベリンガーのOD100をかましています。弾いてると、やっぱりこっちのがBOSS OS-2より良いような気がするんですが、録音するとパンチが無いような。

なんかベースが走り気味だったかな。そういえば、ベースもG3にベース用パッチを作ってます。G&LのL-2000をパッシブで弾いてます。

歌もいつか入れられるといいんですがね(^^;)

※追記

歌入れました。
American Girl

25th Anniversary ストラトを弾く

2017-05-24 19:39:11 | ギター
楽器店に行くと、25th Anniversary ストラトがぶら下がっていました。ストラトキャスター25周年を記念して79年に限定発売されたというものです。


※写真は拾い物です。

まあ正直、この"Anniversary"って書いてあるのがむしろカッコ悪いと思うんですが、なんでこんなデザインにしたんでしょうか。限定品なのに不人気なのか、結構よく見かけます。ラージヘッドですが4点どめで、ヘッドにブレットも出ていません。この辺も不人気の理由なのかな?

弾いてみた個体は塗装がスタンド負けしていたり、リフレット時に指板のRを緩くされたりしていて、それなりに値段は下がっていました。でも、電装関係はオリジナルとのこと。アンプはフェンダーのSuper-Sonic。最近のです。Vibroluxモードで主に弾いてみました。

で、これが弾きやすくて音も良かったのですよ。ネックの状態は悪くなかったし、オリジナルのピックアップも不具合なく、いい音でした。最近気づいたのですが、70年代後半のストラトの音はなんとなくしっくり来るんですよね。意外と、重いボディのストラトの音が好きなのかな?

とは言っても程度の問題もありまして、前に80年代のザ・ストラトかなんかで4.8kgという超重量級のを弾いたことがあるのですが、これはさすがに膝に乗せてるのも重かったし、音も無機質と言うかチャキチャキし過ぎる感じでした。

60年代以前の、本物のヴィンテージストラトは弾いたことがないので何とも言えないのですが、リイシューモデルを弾いた感じでは、70年代のストラトはレンジが適度に狭い気がします。個体差もありますが、リアピックアップでもギリギリ使いやすい範囲に収まってるというか。ピックアップ自体もアタックが強く出る感じではないので、コントロールしやすいです。

要するに、適度に重いボディと適度にパワーのあるピックアップが、いわゆる「まけてくれる」ってことなのかな?と思います。良いストラトを知る人たちから、この年代の評価が比較的低いのも、それゆえなのですかね。

世間一般に言われる「良いギター」と、自分の好きな音、自分が弾きやすいギターは違うのかも知れない、と改めて思いました。
それにしても、やはりラージヘッドはカッコいいです。アニバーサリーはイマイチですけどねw

Big Brother & The Holding Company / "Cheap Thrills"

2017-05-21 16:57:17 | 音楽
今さらながらちゃんと聴いたシリーズ。←シリーズなのか?

ジャニス・ジョプリンをフロントに配した、ビッグブラザー&ザ・ホールディングカンパニーのサードアルバムです。



ジャニスはベスト盤を何枚か聴いた程度なんですが、バンドとして好きな音を出してるのは、個人的にこの時期です。"Pearl"を録音したFull Tilt Boogie Bandがジャニスのバンドでは最高評価らしいのですが、BB&HCのほうがバックバンドではないぶん、こなれていないと言うか、いい意味での粗さ、そしてバンドとしての「せめぎ合い」的な部分があるような気がします。

まあ単にギターオリエンテッドなサウンドで、かつそのギターの音がいい、から好きなだけなのかもしれないんですが。この歪みはファズ系ですかね?サイケな音です。

リードギターはSam Andrewという人で、後にジャニスがBB&HCを脱退した際に、ジャニスについてコズミック・ブルース・バンドに参加したけど、その後またBB&HCに戻ったそうです。
もうひとりのギターはJames Gurley。まあ正直、音源聴いてもどっちがどっちか分からないんですがね。


さて、恒例の弾いてみた、は"Summertime"です。

サマータイム

なんか音が取りづらくて適当になってしまいました…。ギターを取り替えるのも面倒になって結局両方ともストラトです。ファズも通さなかったし。いつかベースも入れて伴奏音源にしたいところです。

Izzy Stradlin and The Juju Hounds

2017-05-13 14:42:05 | 音楽
キースのソロアルバムを聴いて、そういえば、となんとなく思い出したのがこのアルバム。ガンズ&ローゼスのギタリストだったイジー・ストラドリンの1stソロアルバムです。



これは93年頃、よく聴いてた記憶があるのですが、って四半世紀前ですよ!ビックリするわ。
それはともあれ、ガンズに思い入れのないぼくは、アペタイトよりこちらの方がずっと好きでした。といいつつ、聴いたのは20年振りくらいですけど。しかもYouTubeでw

最初聴いたときはヴォーカルがイマイチだな、と思ってましたが、久しぶりに聴いたら要はキース・リチャーズのフォロワーですよね。普通にカッコいいです。サウンドもストーンズとか好きなんだろうな、と思わせるもので、メタリックな要素はありません。レゲエを取り入れてるのも70年代ロックのトレンドですし。

あと、このアルバムでは元ジョージア・サテライツのリック・リチャーズのギターも聴きどころです。イジーとのコンビネーションも良く、スライドギターも堪能できます。ここで聴けるリック・リチャーズのスライドは、なんというか、ロックバンドのロックギタリストのスライドなんですよね。渋すぎず派手すぎず。他のメンバーの演奏もツボを押さえています。誰かは知りませんがw

曲もなかなか粒ぞろいで、飽きさせません。"Somebody Knockin'"のような軽快なノリのロックンロール曲から"Shaffle it all"といったミドルテンポのバラード、"Take a look at the guy"では本物の(雇われ)ストーンズ、ロン・ウッドが客演してメンバーみんなゴキゲン、って感じです。←ホントかよ

中でも一番カッコいいと思うのは、"Cuttin' the rug"ですかね。

Izzy Stradlin and the Juju Hounds /"Cuttin' the rug"

アルバムの中でもグルーヴ感は随一、ライブで盛り上がるタイプの曲です。イジーのギターの音はそんな良いと思わないですけどね。

Keith Richards / "Talk Is Cheap"

2017-05-10 18:37:08 | 音楽
シルエットつながりで、このアルバム。
キース・リチャーズ、1988年の1stソロアルバム"Talk Is Cheap"です。



スティーヴ・ジョーダン、ワディ・ワクテルら、セッションミュージシャンで構成されるX-pensive Winos(金のかかる酔っ払いども。レコーディング期間中は本当に飲みまくってたそうです)を従えて、キースが大人のロックを聴かせる名盤です。

1曲目の"Big Enough"がもう超強力です。ブーツィー・コリンズ、バーニー・ウォーレル、メイシオ・パーカーも参加しています。

Keith Richards /"Big enough"

ライブバージョンはこちら。

"Bug Enough" Live

ロックもファンクもジャズも取り込んだその演奏は、情熱的でありながらもクレバーで、ワイルドなのにエレガントで、ルーズでありながらタイトで、粗野なのに洗練を持ち合わせています。各ミュージシャンの持ち味が掛け算で増幅されながら、それを纏め上げているのは間違いなくキース・リチャーズという圧倒的なパーソナリティです。

アルバム全編でワイノウズの演奏を、80年代的な過剰な装飾はされずに、適切なプロデュースで聴くことができます。とはいえ、80年代的な空気はもちろんありますし、使われてる楽器も当時のコンテンポラリーなものですから、当時の音です。そして、そのストーンズとは異なる音場の中で、キースにとってしっくり来たギターがシルエットだったのではないでしょうか。
と言っても、シルエットがどの程度使用されてるかはよく分からないんですけどね。

余談ですが、このアルバム、ネット上には好意的なレビューしか見当たりません。それも頷けるのですが、そもそもキースのソロアルバムを聴くのはストーンズファンがほとんどでしょう。

リアルタイムで聴いてた人にとっては前に出たミックのソロがつまらなかったとか、それが原因でストーンズ解散の危機に陥ったとか、その流れでブチ上げられたキースのソロということで、よけいに好印象だったのだと思います。
そして、このソロが良かったからといって「キース、ストーンズなんて辞めてこっちに専念してよ」なんて思うファンはほとんどいないはずです。

ミックもキースもあくまでストーンズのメンバーであり、それをわきまえていたキースはこんな好盤を作り、そうでなかったミックは駄作を産み出した、ってことなんでしょう。実は"She's the boss"なんて聴いたことないんですけどね。だってキースがボロクソに言ってたからw

シルエットの音の傾向

2017-05-07 22:25:00 | MM Silhouette モデル
謎のシルエットコピーモデルの音について考えます。



前回のアリソン・クラウスの曲なんですが、アンプモデルとエフェクトは同じで、レスポールで録音してみました。Gibson LP Studioのフロント、490Rピックアップです。レスポールの方が高出力なので、アンプのゲインだけ少し下げました。

Maybe ギターソロ レスポール

これはやはり、弾いてる段階でレスポールに軍配というか「これだよ、コレ!」って感覚がありました。レスポールの方が倍音なのかなんなのか、色気というか雑味というか、そういった成分がある気がします。ソロの最後、巻き弦のダーティな感じがレスポールでは出せるんですよね。それこそが、レスポールが未だに求められる所以なんでしょう。

対してシルエットは、言ってみればスッキリ整理された音です。これは単にピックアップの問題ではなく、ギターの構造的な部分に由来してるのではないかと思います。
シルエットは、ボディから出てる音からして中域に寄っているというか、上下にリミッターがかかったような音になっている気がします。

ギターによって、生音の段階で出てくる音はそれぞれ異なり、レスポールの方がシルエットより倍音豊かなんだと思います。
何がその違いを生むのかは分かりませんが、なんとなくネックとボディの素材の違いや、ジョイント方法、ボディの質量、トップの表面積、ブリッジの構造などが要因のような気がしています。特に、一番弦が響く24フレット付近のボディの構造や質量は、大きな要因ではないかと思うのですが。まあ、ぼくは製作家でもないので分かりません。

このシルエットの場合、ボディが小さく、24フレット部分の1弦側は大きくカッタウェイが施され、素材も積層合板で、、等の要因から、リミッターがかかったような、帯域が整理された音になってるのではないかと思うのです。それがうまく作用して、存在感のあるミッドレンジにつながっているのではないかと。

アコギをマイク録り(ってiPhone マイクですがw)すると、合板ギターの方が単音が太く感じる時があるのですが、これも同じことなんじゃないかと思ってます。合板の方が細かい表現力に劣るけど、押し出しは強いというか、強く弾いても負けてくれるのです。シルエットには、これと同じような印象があるんですよね。

色々と話が逸れて収集つかなくなってますがw、電装系をいじる際には、この辺を念頭に置いてやることにしよう、ってところでしょうか。とはいえ、現状で充分な音は出てると思ってます。ヘタにいじらない方がいいのかな。

Alison Krauss / "Forget About It"

2017-05-06 09:13:18 | 音楽
前に紹介したレイ・ラモンターニュとともに、最近、よく聴いてるのがアリソン・クラウスのこのアルバム。



例によってブックオフの激安コーナーでサルベージしたのですが、アリソン・クラウスについては以前、苦い思い出がありましてね。

まだAmazonのマーケットプレイスが始まったばかりの頃だったと思いますが、当時新譜で出ていたロバート・プラントとクラウスの共演アルバムを海外の業者から買ったんですね。急がないから1ヶ月後とかでいいや、安ければ。みたいな感じで。

それで、すっかり注文したことも忘れていて、何ヶ月後かに「あれ?そういえばあのアルバムどうなったんだ?」と思い出したんだけど、問い合わせたら既に発送済み。当時はメール便OKだったので、行方不明でお終いですよ。まあ自分が悪いんでしょうけどね。そのアルバム、未だに聴いてませんからね笑。

それはさておき、今回のアルバム。
ポップなカントリーだかカントリー風なポップスだか、そんな感じの音楽ですね。アリソン・クラウスの声は穏やかで可憐ですらあります。

どの曲もアコースティックギターやピアノ、ストリングス、ドブロ、バンジョーなどが使われていて、癒される感じなんですが、一曲やけにエレクトリックギターのソロが耳についたのがありました。"Maybe"という曲なんですが、短いながらも起承転結のある、細かい表現力も素晴らしい名ソロだと思います。もう少しロックな感じ、ブルージーな感じが好みではあるのですが、そちらに行きすぎず、踏みとどまってる感じがこのアルバムにはピッタリなんだと思います。

Alison Krauss / "Maybe"

ハムバッカーとツイード系アンプの組み合わせかな?と思ってましたが、PVではレスポール弾いてますね。この人がレコーディングもしてるのかな?
調べるとおそらくパット・バージェソン(Pat Bergeron)というギタリストですかね。なんとアリソン・クラウスの後の旦那さんですよ。その後離婚してますが。

弾いてみた、です。ソロが弾きたいがために伴奏もやりました。

アリソン・クラウス "Maybe"

使ったのはシルエットです。テストも兼ねてというところですが、要は使いたかっただけ笑。
例によってZoom G3のみで、アンプはツイードベースマンのモデリングにリバーブのみ。伴奏のアルペジオはボリュームを絞ったセンターのシングルコイル、ソロはボリューム全開でフロントハムです。アンプの設定は全く同じ。

センターはボリューム2くらいまで絞ってますから、思ったより高出力なのかと思います。逆に、ハムバッカーは見た目からSuper Distortionみたいな歪み専用だったらどうしよう、と懸念していましたが、そんなことはなくごく普通の出力のようです。

ボディの大きさや材からか、かなりスッキリした音のように感じます。ケレン味がないというかね。まあ、この手のギターはその方が好都合でしょう。総じて、なかなかのポテンシャルを感じるので、いずれはポット類を交換して、あとはノイズ処理など施してあげたいです。

シルエットのピックアップ

2017-05-05 10:12:21 | MM Silhouette モデル
シルエットのピックガードを開けてみました。



うーん、なかなかに残念感が漂います笑。
完全に安物ですね。ポットやセレクタスイッチ、ピックアップも廉価モデルそのものです。ボディはシマシマ積層合板ですし。無理やりなタッチアップもそれが原因かもしれません。シマシマが見えるとか。

まあ、でもこれは想定内ではあります。なんかネックはまとも、ボディは手抜きってのはやはり90年代の韓国製のような気がします。

ハムバッカーは残念ながら2芯でした。ということで、オートタップは実現不能です。ハーフトーンはハムとシングルが鳴っている状態で、ちょっと丸い音です。これは残念。バリエーションとしてはシングル同士のハーフトーンが欲しかったんですが。

できれば4芯のものに替えたいところですが、このルックスは変えたくないですからね。財力があればヴァーチャルPAFを奢りたいですが、5000円程度のギターにそこまではやれません笑。そもそもVirtual PAFは絶版ですし、不人気なピックアップだったみたいですねw。いずれにしてもダブルホワイツのハムバッカーはオクでも玉数が少ないので、当面は今のピックアップを使うしかありません。

ポットやスイッチの類はいずれ交換することになるでしょうが、現状で音は出ているので、しばらくつかってから方向性を決めて、グレードアップを考えることにします。無闇に替えても仕方ないですし。

シルエットロマンス

2017-05-03 08:47:47 | MM Silhouette モデル
さて、謎のミュージックマン シルエットモデルを検証ついでに清掃です。ボディのシール跡をコンパウンドで綺麗にします。いくつか、打痕を適当にタッチアップしている箇所がありましたが、まあ気にしないのが吉でしょう。タッチアップ部は塗料が硬化していないのか、柔らかいのですが、このホワイトのヤレ具合は再塗装では再現できないでしょうし。

あとはペグがザラついていたのでコンパウンドで磨き、ついでにフレットも磨きます。塗装されたメイプル指板なのでマスキングも省略してやってしまいました。



改めて見てみると、そんなに廉価なつくりではなさそうです。ネックはワンピースメイプルでグロスフィニッシュですし、フレットやナットもごく普通の仕上げ。ボディ材は分かりませんが、面取りというか、成形に雑な感じもありません。裏通しの穴の並びは若干乱れてますが、仕上げそのものは綺麗なものです。塗装もタッチアップの具合を見ると、ドブ漬けみたいなぶ厚い塗装ではないでしょう。配線の程度はまだ分かりませんが、3〜5万円クラスのクオリティはありそう。韓国製とかかなあ。

ピックアップは、ハムバッカーに関しては、見た目はディマジオのようなポールピースが六角のタイプ。シングルコイルはフラットなポールピースのもの。オリジナルのシルエットはハムがディマジオのvirtualPAF、シングルコイルはそれに合わせたディマジオカスタムモデルです。

本家を試奏した時に感じたのは、シングルコイルの歯切れの良さ、ハムとのバランスの良さでした。ハムとシングルの単体での音はもちろん、切り替えた時の音量差、オートタップされた鈴なりのハーフトーンと、全てのポジションが使える音というか、曲中での切り替えを想定した設定でした。

このコピーモデルに関しては、そこまでの追い込みはされていないため、オートタップもされませんし、ハムバッカーに対してシングルコイルが弱い印象です。ハムが4芯であればオートタップに配線し直し、ピックアップの高さも追い込みたいところですね。

シルエットや影が革命を見ている

2017-05-02 22:56:04 | MM Silhouette モデル
もう自分でも嫌になるのですが、またギターを増やしてしまいました。なんぼなんでも多すぎだろと思うのですが、これはもう不治の病ですな。減らしたくても、全部音が違うから、とか思ってしまうんですよね。

それで、今回増えたのは何かと言うと…



ミュージックマンのシルエット!



…のコピーモデルです。詳細は不明。なんだこのロゴw

とはいえ、シルエットのコピーなんぞ需要があるのか無いのかすらよく分からないのに、パッと見は中々の完成度です。4:2のヘッドシェイプのネックやノントレモロブリッジといった、汎用性の低いパーツ満載の割に頑張っています。どこかの楽器店のオリジナルなのかな?ぼくも安ギターやパチモン国産ブランドに関しては相当詳しいと自負してますが笑、これは全く分かりません。

エディ・バン・ヘイレンがミュージックマンのエンドーサーだった時に、EVHモデルが爆発的に売れましたので、その頃はパチモンEVHが結構あったように記憶しています。ネックはその流用かもしれませんね。とすると、90年代の個体でしょうか。ネックと言えば、ネックジョイントはストラトのような普通の4点止めです。そこはこだわらなかったようですね。

それはさておき、このギターに関しては見た目をいじるつもりはあまり無いです(と言いつつ、ヘッドロゴを消すかも知れませんがw)。