友人から「弦高が高いのでなんとかならないか」とギターを預かりました。韓国製のイタリアギターです。なんのこっちゃ、ですが「イタリア」はブランド名です。UKのバンド名が「Japan」みたいなもんでしょうか。違うか。
プラスチック製のホロウボディで、ハムバッカー2発と、ブリッジ下にピエゾピックアップが仕込まれていて、出力が2系統ある珍しい仕様です。
このネックがどのようにジョイントされているのか不明なのと、ピエゾブリッジのせいでブリッジの高さをこれ以上下げられないのがやっかいです。
とりあえずネックが外れるのか、ボディ裏のプレートを外してみると、六角レンチのネジが2本。それを外すとネックが外れました。
プラスチックのボディの内部に木製のセンターブロックがあるようです。かなりキツキツで、センターズレしてもネック動かして直すのは不可能ですね。ネックを戻す時が大変でした。精度が高いんだか低いんだか、よくわかりません。
弦高問題は、ネックポケットにシムを挟みました。その辺に落ちてた、子どものおやつのパッケージを切り取りました。
コーラパンチです。ギターの色に合わせました(嘘)。
でもこれのおかげで、かなり弦高が下がりました。ネックが若干捻れているようですが、6弦側のブリッジを上げたりして問題なく弾けるようになりました。あとで実は1フレットが元々ビビっていたのを知ったのですが、ネックを若干順反りにして対処できたようです。
このギター、ホロウボディのせいか、かなり丸い音でした。ピエゾのアタックをブレンドさせると良い感じになるのでしょう。どうせなら内部でブレンドする回路になってても良い気がしますけどね。でもプラスチックボディは割れそうで気をつかうから、あまり弄りたくないです(笑)。