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気が向いたら書く

David Bowie / "Moonage Daydream"

2018-04-19 21:29:23 | About Bowie
ボウイシリーズ、地味に増えたのでカテゴリを分けました。ニック・ホーンビィの"About a boy"を意識してます(笑)

で、今回はついに、世界中の人々が大好きジギースターダストに手を染めてしまいました。



もちろん、ぼくもジギースターダストは大好きですよ。弾き語りにはまっていた頃は、SoundCloud にアルバム全曲弾き語りでカバーしようとして、頓挫したりしましたし(笑)

プレイリスト Ziggy Stardust

久しぶりに聴きましたけど、この頃は結構がんばってましたね。6曲やってるから、アルバム半分以上はいってたんだなあ。

けど、このアルバムについて今さらぼくが書くことも無いよなあと思ってるので、取り上げるつもりもなかったんです。が、昨日たまたまnanaでドラム音源を漁っていたら、カッコイイのを上げてる外人さん?がいまして。そのひとつを聞いてたら、一瞬で「月世界の白昼夢」を思い出しちゃんたんです。しかもアーノルド・コーンズバージョン(笑)

Arnold Cornsってのはボウイが71年頃に確かデザイナーかなんかとやってたバンドで、後のスパイダーズフロムマーズのメンバーが参加してたんですね。で、そのバンドの"Moonage Daydream"と"Hang onto Yourself"が、「世界を売った男」のCDに、ボートラで入ってたんです。Moonage〜はジギー版とは歌詞も違って、なんか緩い感じですね。

この時点では、間奏はギターなんですけど、よりメタリックでスペイシーにアレンジされたジギー版だと、笛(リコーダー?)とホーンになってるのが興味深いです。なんで笛?って思いましたもん(笑)。ロックじゃない!みたいな。「天国の階段」の笛はいいけど、トロッグスの「ワイルドシング」の笛はNGですよね?←誰に同意求めてんだ

まあ、Moonage Daydreamはアウトロのギターソロが、ロンソンの一世一代のソロとも言えるほど超絶にカッコいいので、その対比でもあるのかと思います。フエ。

それはともかく、やってみました。
歌詞は、あえてのアーノルドコーンズ版で。
構想1分、制作時間1時間てとこです(笑)

Moonage Daydream カバー

間奏(ってかアウトロになってますけど)はギターですよ、もちろんw

David Bowie /"Hunky Dory"

2018-04-12 21:12:41 | About Bowie
恒例のボウイシリーズです。今回は"Hunky Dory"。



これも、当然のことながら、かなりの愛聴盤である時期があったアルバムです。直後にジギー時代が来るので若干それに隠れる感はありますが、仮にボウイが「この一枚だけで終わったアーティスト」だったとしても、ロックの歴史にそれなりに名を残したのではないかと思います。ボウイの作品の中では比較的ハードではなく、割と小洒落た雰囲気も持っている方で、90年代に北欧ポップの連中が影響を受けたアルバム、に挙げていたのを覚えています。

昔、ボウイのコード譜集みたいのを買って弾き語りをよくしてましたが、このアルバムの曲は鍵盤で作ったのが多いのか、ちょっとやりづらかった覚えがあります。
"Andy Warhol"とか"Quicksand"(これは超名曲だけど、あまり取り沙汰されないですね)なんかはよくやってましたけど、アンディウォーホルの「あの」リフにしてもちょっと手こずるし、流砂の方は半音上がる転調があったり、捻ったのが多いです。チェンジズなんかは分数コードがあったのでお手上げで、当時は全然できなかった覚えがあります。

nanaを始めてからやったのは"Life on Mars?"くらいですかね。
火星の生活 カバー

「火星の生活」ってのもアレな邦題ですけどね。
ちなみに、余談ですがイギリスのドラマで「時空刑事1973」ってのがあって、それだけ聞くとギャバンかシャリバンかって感じなんですけど、もちろんそんなはずはなく、原題は"Life on Mars"なんですね。現代の刑事が1973年にタイムスリップしてしまうというもので、その文化の違いを異星に降り立ったことに喩えているのですが、かなり面白いドラマでした。アメリカでもリメイクされてます。ちなみに続編は1980年代にタイムスリップする"Ashes to Ashes"(もちろん、80年のボウイの曲名)ですが、こちらは未見です。

閑話休題。

今回のやってみた、は"Oh You Pretty Things"です。これもピアノ曲で、ボウイがピアノの弾き語りやってる映像もあるくらいなんで、ギターだと苦しいとこもあるんですが、ぼくは鍵盤が全く弾けないので仕方ありません。

Oh! You Pretty Things


そもそも、この曲をやろうと思ったのは茂木ミユキさんのカバーバージョンを観たからなんですが。

Oh you pretty things

いやー、素晴らしいです。SFチックなドリーミーな感じ、というこの時期のボウイにぴったりのコンセプトでカバーしつつ、遊び心もあり。おまけに美人です。こんなの目の前でやられたら、間違いなく恋に落ちますね(笑)。それにしても、この弾き語りしてる楽器?MIDIコントローラかな?なんなんでしょうか?知ってる人いたら教えてください。
(※ 鈴木楽器製作所の「オムニコード」という楽器だそうです!)

ちなみにこの方、90年代に「マリー」という曲をヒットさせた「ソルヴァイ」というアーティストにデモテープ送って曲作ってもらったとか、そんなエピソードがあるらしいです。ソルヴァイはデンマークの人で、スウェディッシュポップの代名詞的なプロデューサー、トーレ・ヨハンセンの奥さんですからね。こんな所でも北欧つながりがありました。