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気が向いたら書く

完成ということにしよう

2016-12-08 18:05:11 | Vintage サイクロン
Vintage サイクロンの(いちおう)完成編です。

弦を張って、いつもの緩めのセッティングにします。今回張った弦はダダリオのバランスドテンションですが、普通のセットより張りが弱いような気がしますが、気のせいかもしれません。



シンクロはフローティングにして、サドルが高くなりすぎないように調整していきます。結構低めの弦高になったのですが、各所バズります。ベタベタに下げるにはハイフレットのファイリングが必要そうです。そこまで低くする必要は無いので、少し上げていきます。

12フレットで6弦が2mmくらいの弦高でセッティングしました。指板のRが緩やかなので、もう少し下げられる気もしますが、Rがきついスクワイヤの弦高に慣れてるので、まあこんなもんかと。

オクターブチューニングも合わせて、弾いてみると4〜6弦の3〜4フレットだけビビりが生じています。ハイポジじゃないのか。何故そんな位置で?と不思議なのですが、4,5フレットの該当箇所のみを削って対処します。これが結構難しい。よく使うポジションだけに、きちんと仕上げたいのですが、チューニングを緩めては削り、削ってはチューニングをしてビビりを確認、とやっていたら疲れてしまいました。

結局、生音では少し気になるけど、アンプに通すとあまり気にならない程度、いや、その一歩手前程度かな?それで妥協しています。ハイフレットも若干ビビりますが、そこはフェンダー系の味の部分でもあります。ただ、ちょっとビビりが強すぎるかな?微妙なとこですが。

次に弦交換する時に、全体的に少しだけ擦り合わせをした方が良いかな、という気もします。今回処理した部分もまだきれいにしてないし。
あとはトグルスイッチも配線し直しか、交換した方がいいかな。無理やり詰め込んで、ピックガードが浮き気味なので。

いちおう、録音しました。

テスト

以前、L-250の記事で音源アップしたときの設定が残っていたみたいなので同じようなフレーズを弾いてみました。

以前のテスト

マーシャルのモデリングに途中からTSをブースターとして踏んでいます。たぶん同じ設定だと思うのですが…?覚えてません。

一聴して、歪ませた時のミッドレンジが良く出てます。アンプ等の設定が同じなら、ですし、好みかと言えばそうでも無いんですが、この音。
やはりミッドレンジの量感が増えたことで、押し出しは強くなってますけど、立体感が失われてる気がします。まあ、それに合わせて音作りすればいいんでしょうけどね。
でも、ジャックのホットへ行く線はベルデンに変えてみようかな。あとはコンデンサも、、って、いつまでも終わらないですね(笑)

だいたい完成(まだなのかよ)

2016-12-06 20:34:55 | Vintage サイクロン
ネックに問題があったVintageサイクロンです。

ネックポケットに高めのシムを入れたせいで、弦が指板にペタペタについてしまい、弾けないギターになってしまいました。
しかし、シムを入れたのはその必要があったからで、極端に言うとジョイント部でネックがくの字になっていたからです。その状態でも弦高が高めだったので弾けたのでしょう。

さらに、ネックが若干逆反りしていたので、シムを入れたせいでハイフレットで影響が出たのだと思います。逆反りとはいえ、ロッドが効かない部分のような気もします。ハイフレットのフレットを擦り合わせして対処するのが良い気もしますが、今回はネックポケットを修正することにします。



適正な角度が出るように、鉄ヤスリを使って削るだけです。適正、と言っても勘ですが…。
ヤスリの後、まだイマイチ足りなそうなので、紙一枚のシムを入れました。

ちなみに、弦は外すことなく、1フレットにカポをして作業しました。ですので、もう一度ネックを取り付けるだけです。
さて弦高は、、、普通です!(笑)
まだ追い込み足りない感じもしますが、面倒なので妥協します。

音は全く問題なし。配線を替えたことで音が太く、よりハムバッカーライクになった気がします。パワフルで弾きやすいです。
でも、シングルらしさは薄れたか?

配線材は、トグルスイッチからボリュームへ行く線はいつものベルデン1512という3芯のもの。24AWGの錫メッキ線だそうです(備忘)。ボリュームとトーン、ジャックを繋ぐ線はビンテージクロスワイヤーの、たぶんレプリカ。ジャンク線材の中に入っていたのでよく分かりませんが、寄り線のものです。クロスワイヤーはハイが出る、とどこかで読んだことがあるのですが、ぼくの印象ではミッドが豊富に出ている気がします。ベルデンはハイ寄りかな。

そして、やはりあの「家電配線材」はシングルコイルらしさを演出するような気がします。2本のギターで同じように感じたので、あながちプラセボでもないと思うのですが。ちょうどいい帯域をロスするのかな。コンデンサもオレンジドロップのままですが、これもセラコンに替えた方がシングルっぽくなるかもしれません。

好みとしてはもう少しシングルコイルらしさが欲しいかな。次に開けた時に考えますかね。

あとはブリッジ周りのセッティングをし直すだけですかね。そこで新たな問題が出そうですが(笑)

ほぼ完成か?

2016-12-04 15:15:12 | Vintage サイクロン
週末で隙間の時間を縫って、配線が完成しました。写真は撮り忘れました…。ピックアップからの線を短くしたり、クロスワイヤー使ったりしたんですが。

でまあ、簡単に終わったわけでもなく、今までと同じように配線したのですが、短くしたせいで逆にキャビティに収まらなくなったりして、結構無理やり詰め込んだ感じです。トグルスイッチは変なボックス型のやつですが、よりクリアランスが稼げるオープンタイプのものが良さそうです。

まあ、マトモに音が出てしまえば、次にキャビティ開けるのは何年後になるのか分かりませんが…。



ネックも取り付けました。その際、ハイフレットの弦高が高めだったので、シムを追加したのですが弦を張るとチューニングが出来ないほど指板が高くなっていました。そんな変わるか?

どうやらネックが逆反りしているようです。しかし、手持ちのレンチが、形状的にうまく入らず調整が出来ません。

なかなかすんなり完成とはなりませんな。

サイクロンのピックガードを開ける

2016-11-29 17:27:07 | Vintage サイクロン
Vintageサイクロンです。

指板側を下にして乾燥させていたら、塗料が垂れたようでポジションマーク付近が雑になってしまいました。それを修正しようとサンディングし直したら、一部着色層まで削ってしまいました。やはり厚塗りしたらいけませんね…。
修正するのも面倒なので、色むらはそのままクリアを吹き直してしまいました。ヘッドがグロス塗装になって高級感が出たのでいいのです。材の悪さは隠せませんが。

続いて、ようやくピックガードを開けて配線を見直します。まだ見直すだけで、何も手をつけていません(笑)



数年前の自分の仕事ですが、配線材は家電のようですね(笑)。
東急ハンズで買った適当な配線材ですが、別に不満はありませんでした。フェルナンデスのストラト(のピックアップ)には、クロスワイヤーよりバランス良かったですしね。低いレベルでの話になりますが。
まあ、せっかくなんで今回、全部変えるつもりです。

ピックガードのアルミを貼ってある部分が少ない気もしますが、L-250はもともとノイズが少ないPUですし、まあ問題ないでしょう。配線材は変えますが、パーツ類は変えるつもりはありません。コンデンサもオレンジドロップのままでいいかな。音に不満はないので。

ネックの塗装

2016-11-26 21:54:34 | Vintage サイクロン
すでに忘れ去られているかもしれませんが、Vintage のネックは塗装しています。

整形後、全体をペーパーでサンディングしたら白くなってカッコ悪くなってしまいました。ですので、茶色のステインで着色しました。前にバークレイでやったのと同じです。

その後、またペーパーをかけてからプライマーを吹き、クリアラッカーを吹きました。



3〜4回吹いたかな?
ちょっと仕上がりが粗く、イマイチです。まあ、あまりがんばったところで、所詮は激安ギターなんで、いいか。ヘッドがグロス塗装というだけで、多少の高級感は出るでしょう。

ステインを茶色だけでなく、黄色を混ぜたらいい感じになるような気もします。いかにも国産、という色合いにできそうな。

そういえば、ネックを外すときボディにもネジが効いていたので、ネジ穴を拡げる必要があります。昔いじり回した時はそんなことも知らなかったんだなあ。その割に使えるギターになってましたが(笑)

電装関係はまだやる気が起きず、ピックガードすら外していません…。

ネックを削る

2016-11-13 16:05:09 | Vintage サイクロン
さて、まず着手するのは面倒なネックからです。つば出し22Fなので、どうせネックを外さないとピックガードも外せないのです。



右がデカタング、左がフェルナンデスの真っ当なストラトです。ちょっと分かりづらいですが、右のほうが随分とネックに厚みがあります。そして、ボリュートのような膨らみがある。

これはやはり、プレイアビリティよりも耐久性を選択してるのだと思います。激安ギターにまともな木材は使えないでしょうから、素材ではなく構造で耐久性を上げてるのでしょう。

ネックも太いというか、厚みがある感じですが、これも耐久性を考慮してるのかと。あとは、トラスロッドの仕込み作業での歩留まりを考慮しているのではないかと思ってます。

それはともかくとして、不恰好なボリュート部をヤスリで削り取ってやります。



こんなもんかな?
ヘッドの形もなんか不恰好なので削って、少しスリム化しました。ヘッドの厚み自体も薄くしたいところですが、ペグポストが出すぎてしまいそうなのでやめておきます。

あとはサンディングして、塗装していきますかね。


Vintage サイクロン(デカタング)の再セットアップ

2016-11-12 17:05:38 | Vintage サイクロン
不具合がありつつも面倒で放置していたこのギター、久しぶりに再調整しようと思います。



Vintageという謎のブランドなんですが、日本企画の中国産のようです。Solfugeブランドでも同じものがあるみたいで、たぶん同じ工場なんでしょう。

ムスタングシェイプにシンクロナイズドトレモロ、ということで、これは本家で言うとサイクロンになります。サイクロンはもう廃盤だと思うのですが。

ただし、サイクロンがミディアムスケールなのに対してこれはレギュラースケールです。バッカスでも同じようなモデルがありますが、それもミディアムスケールだったはずです。レギュラースケールなのはこれだけじゃないかな。

これは音的な狙いというよりも、サイズの問題で、他社ではミディアムスケールが採用されているような気がします。ムスタングシェイプはブリッジから下というか、お尻が大きなシェイプになりますので、レギュラースケールだとストラトより全長が長くなってしまうのです。かつて「デカタング」と言われた所以です。

ですので、ちょっと取り回しが良くないですね。汎用のソフトケースにも入りません。古い話になりますが、ESPのCharモデルのシェイプ。あれも、「チャーといえばムスタングシェイプ、でもレギュラースケールのがいいよね?」と作ってみたはいいけど、どうもデカくなってしまい、お尻を切ったのではないかと勝手に思ってます。実物見たこともないけど。

さて、不具合としては、

(1) ハイフレットの弦高が高い。

これは、ネックジョイント部で適正な角度が出ていない為でしょう。シムをかませば大丈夫でしょう。動きやすいネックでもあるので、ロッド調整も行う必要がありそう。

(2) 配線の不具合。

ボリュームをゼロにしても音が落ち切らないとか、リアPUの音が不安定とか。まあ半田付けの問題ですね。ピックアップはL-250を奢っているのでノイズも問題ないのですが、配線を切りたくなくて長いまま無理やり収めていたはず。これは修正しようかな。

(3) ネックからヘッドにかけてのシェイプが変。

これはもう、このクラスのギターはみんなそうなんですが、なんか不恰好なんですよ。フェンダースタイルのくせにヘッドの裏にボリュートがあるみたいな感じで。実用上は「ほぼ」問題ないんですけどね。
「ほぼ」というのは、左手のフォームによると思うのですが、ぼくのフォームだと人差し指の裏が違和感ある感じだったんですね。で、実は以前にその部分は削ってるんです。だから、現状では実用上の問題は全くありません。ただ、見た目上カッコ悪くて、見るたびに「カッコ悪いなあ」と思うという。これをなんとかしたい。

まあ、一番の大仕事はやらなくてもいいネック周りですね(笑)