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気が向いたら書く

Tom Petty / "I won't back down"

2017-10-24 20:09:54 | 音楽
今年も多くのロック・レジェンド達が天に召されましたが、中でもトム・ペティはあまりに突然で、かなりショックでした。
速報で心肺停止した、いや誤報だった、などの経過を経て、最後は親族からの正式発表、といった流れがあったのですが、その間、多くのファン達がこの曲を思い浮かべたと思います。"l won't back down"です。

「何があろうと、絶対に諦めない」という不退転の決意を歌ったこの曲ですが、近年ではSam Smith/"Stay with me"での著作権問題でも再注目されました。TP側はそれほど敏感に反応したわけではなかったみたいですけど、確かにラジオで"Stay with me"を聴くたびに"I won't back down"を思い出しましたね。

最初のソロアルバム"Full Moon Fever"に収録なので、and The Heart Breakers名義ではないですが、HBでも重要なレパートリーでした。



今回初めてPVを観たのですが、なんと盗作問題の先輩w、ジョージ・ハリスン、それにリンゴ・スター、ジェフ・リンが出演してるんですね!

I won’t back down

ジェフ・リンはアルバムのプロデューサーでしたし、その繋がりでトラベリング・ウィルベリーズにトム・ペティが参加してますから、ジョージもその繋がりでしょう。しかしリンゴまで参加していたとは。

ビートルズ達を当て振りのバックバンドに従えてるばかりか、ギターのマイク・キャンベルは、ジョージの有名なペイントが施されたストラト、"Rocky"でスライドソロを決めています。なんと贅沢な。当時のビートルズファンはどういう反応だったのでしょうかね。

それはともかくとして、やってみました。
原曲は鍵盤も入ってますが、当然のことながら省略。スライドを入れたいがために構成も変えてます。

I won’t back down

ギターの音作りとかは適当です。
スライドが急ぎ過ぎました。

それにしても残念です。安らかに。

※追記

歌入れました。
TP/I won't back down

ストラトキャスター考

2017-10-15 20:29:59 | ギター
今回、立て続けにストラトをいじったことで、やはりストラトは奇跡のようなギターだと思いました。誰かが「テレキャスターは奇跡、ストラトは更にその上を行く奇跡」みたいなことを言っていたと思うのですが、本当にその通りだと思います。



ストラトの凄いところは、誤解を恐れずに言えば「完成度の低さ」がもたらす「自由度の高さ」だと思います。完成度が低いというと語弊があるのですが、調整幅を多く設定しているわけです。どうしてもコントロールしきれない材のバラツキを、組込とパーツのチョイスでコントロールする製品コンセプト、、なのかどうかは分かりませんが、レオ・フェンダーは本当に凄いものを作ったものです。

つまり、クラフトマン次第ではいわゆる「ハズレ」が出にくい製品だということになるのですが、そのギター本体が持つ性質と、狙うサウンドに乖離があると難しくなってきますから、そこは見極めが必要になるのでしょう。それでもある程度、パーツ交換などで吸収できる(ハムバッカー載せるとか)のが、更に恐ろしいところなんですが。

振り返って我が家のストラトです。
2本とも、現状でかなり良い状態だと思うのですが(当社比)、じゃあ結局のところ、それぞれそんな違うの?と聞かれれば、音はそんな変わらない気もします。いや、全然違うは違うんですが、目指しているところは同じになってしまってるんじゃないかと。

指板はローズとメイプル、ボディ材はバスウッドと集成材、ピックアップはフェライトとアルニコ、サドルはプレートとブロック、ペグはロトマチックタイプとクルーソンタイプ、などなど、パーツ単位で見れば同じところは無い!と言っても過言ではないのですけど、そこまでかけ離れた音かといえば、そうでもありません。前回と前々回のリトルウィング、音だけ聴いたらそこまで変わらないですよね(弾いてる本人は分かりますよ、もちろん)。

前にも書いた通り、出音に対する重要度はアンプに依るところが高いのもあるのですが、それに加えて、自分の求めるストラトサウンドはある程度固まってるってことなんでしょう。結局、また別のストラトをいじったとしても、そのギターなりの調整をしつつ、同じような音に持って行きたくなるのだと思います。

でもフェンダーは欲しいんです。これはミーハーな気持ちからだけですw。出てくる音はそんな変わらなくても、ヘッドにFenderってロゴが入ってて、ウェザーチェックがバリバリに入ってたりしたら、気分いいですよね?

フェルナンデス完成編

2017-10-08 18:33:29 | Fernandes ストラト
大したことはしてませんが、とりあえず完成です。



懸案だった、音が太すぎるところ。
ブリッジベタ付けに加えてスプリングも5本がけにし、さらに今回、アウトプットへ行く線をベルデンに変えたことで、マシになった気がします。全体的にシャキッとしました。

とはいえ、回路的なところより、物理的なブリッジの設定の方が効いてる気はします。やはりこのギターはフローティングにするべきではなさそうです。アームを使うかは分かりませんが、一応サドルの弦が乗る部分はヤスリをかけ、コンパウンドで仕上げて滑りを良くしています。

これより細い音が欲しいなら、ハイパスフィルターを入れるしかないかと思いますが、このギターは音が太めのモダン志向のストラト、というキャラと考えることにしたので、とりあえずこのまま。

ミドルPUをトーンスルーにしたのは、エリック・ジョンソンモデルを参考にしたのですが、ちょっと面白いです。ハーフトーンの音色の自由度は上がりますね。特に、今までミドルとリアのトーンを共通にしていたので、後ろ側のハーフトーンはどこか物足りないというか、絞ったら使えませんでした。リアにトーンが効くことで、ストラトにしては元々太めのリアPUがさらに使いでがある感じです。結構気に入ったかも。

音のサンプルです。前回のと全く同じセッティングでリトルウィング弾いてみました。ギターだけ変わったということです。

フェルストでリトルウィング

以前の全然ダメ!って感じではなくなりました。やはりこちらの方が音が太いですね。いいかも。

スティーヴィー・レイ・ヴォーンの音 その3

2017-10-08 10:11:35 | ギター
ブラックストラトが完成したこと、フェンダーアンプを手に入れたことで、やはりこの人の音を追い求めたくなります。SRVです。



以前、Zoom G3で作ったパッチを見直してみます。プロジュニアはミッドレンジが強めだし、そもそも爆音になるのでお休み。

以前の記事はこちら。
その1
その2

以前の設定ではパライコ、TS、TS、アンシミュ、リバーブといった具合でした。しかし、G3モデリングのTSがイマイチなんですよね。コンプ感が出すぎてしまうというか。

ぼくがよく参考にしているのは、1983年のエルモカンボでのライブなんですが、この時のSRVはFender Super Reverbアンプを使い、TS-808を掛けっぱなしにして、その前にワウとTS-9をつないでいた、と言われています。
TS-808も当時のものは音が違うとか。様々なクローンが作られたり、オリジナルは超高額になってたりしますが、そんな違うのかなあ?

とりあえず、このTSモデリングは捨てて、G3の前にペダルを挟むことにしました。選ばれたのは、倍音豊かでミッドレンジをあまり盛り上げないベリンガーOD100です。安いなあ笑。

またLittle Wing(SRV Ver)

ギターはスクワイアのブラックストラト。G3の設定としては、先頭にBoosterというクリーンブースター、アンプはフェンダーVibrolux ?のモデリング。そしてスプリング、アーリーレフレクションの2つのリバーブです。アンプはクランチに設定しつつ、OD100で雑味とサスティーンを与えます。OD100は掛けっぱなしです。
最後の単音ソロだけBoosterを踏みますが、ギターのボリュームも上げてます。要するに、イントロからはボリュームを絞って演奏しています。本当ならギター側の操作だけでダイナミズムを出したいわけですが、SRVはかなりソロで音が太くなるので、普通のストラトだと難しかったです。TS2台がけ、というのも頷けます。

しかし、全体的に歪みの感じが再現できないのと、単音の量感が足りませんね。特に、イントロ後、最初のトリルの部分は太さが足りません。SRVのようにローズ指板で、弦が太ければ変わる気もします。難しい。

ピックガードの誤算

2017-10-04 17:24:37 | Fernandes ストラト
ピックアップカバーは削ってヤスって、なんとか収まりました。3つのうちひとつは削り過ぎて、もうすぐ透けてしまいそうなほど薄くなってしまいました。

それで。なんとか装着したんですが。



なぜかピックガードのネジ穴が合わなくなりました。ピックアップカバーぶんのクリアランスがなくなったせい?そんな変りますかね?
それともワイヤーの取り回しの問題なのかな?ジャックに行く線が短くなったから?

最悪、穴を開け直しということになりますが、なんか腑に落ちないです。

ピックアップカバー

2017-10-02 19:11:29 | Fernandes ストラト
フェルナンデスのストラト、回路の変更はサクッと終わりました。ジャックへ行く線は、結局のところ定番のベルデンに。家電配線材が見つからなかっただけなんですけどね。

それで、組み込めばもう完成なんですけど、せっかくバラしたんで(22Fのつば出し仕様なので、ネックを外さないとピックガードが外れないのです)ピックアップカバーを付けます。

というのも、以前ピックガードを交換した時に、ピックアップの穴が小さくて、ピックアップカバーを外さないとピックアップが付けられなかったんですね。で、とりあえずカバー無しにしていたのですが、見栄えも良くないし、強度的にもちょっと不安もあるのでカバーを付けたいなと。

しかしながら、ピックアップの仕様は統一されているわけではなく、ポールピースの大きさや間隔などはまちまち。つまり、ピックアップカバーも製品によってバラバラなんです。ピックアップカバーなんてそんな高額なものではないですが、ギャンブルで適当に買って、使えないのを増やしても仕方ないですしね。アリものを削って使います。

単純にカバーをヤスリがけするだけなんですが、地道というか、なんでこんなことしてんのかなあ、と虚しくなります。いい感じに焼けていた部分をやすってしまったので、全体的にキレイにするべきなのかな。



カバーを削ったり、穴を拡げたりして、やっとこの状態です。まだキツキツで、PUの高さ調整は無理なので、さらに微調整が必要です。面倒臭え。

フェルナンデスストラトの回路変更

2017-10-01 14:24:14 | Fernandes ストラト
次はこいつですかね。



トレモロブリッジのスプリングを替えて、ベタ付けにしたことで、それなりに生鳴りが改善されたフェルのストラトですが、やはりズブい。回路もいじります。

現状は1V2Tで、センターとリアのトーンを兼用していますが、これをエリック・ジョンソンモデルのようにセンターをトーンスルーにします。やはり、トーンが共用だとハーフトーンがつまらない気がするので。普通の配線はスクワイアでやってますので、こっちはひとひねりということで。

さらに、もう少し全体的にブライトな音にしたいので、ジャックへ行くホット線の線材を替えます。定番となっているベルデンのシールド線でも良いのですが、あえて以前の家電配線というのもアリじゃないかと思っています。

エレキギター弄りが高じると、やれピックアップだ、コンデンサだ、配線材だと、やたらチューンアップしたくなります。
しかし、どうもそれが逆効果になることもあるようです。このギター、ピックアップ以外をCTSポット、CRLスイッチ、スイッチクラフトのジャック、オレンジドロップコンデンサ、クロスワイヤーというド定番をそのまま付けていますが、それによって妙に音が太くなってしまいました。これは、たぶん配線材のグレードが上がったことで、マスキングされていたピックアップの癖がそのまま出てしまったのかと思います。嫌なところまで全部出てるとでも言いましょうか。

ギターの音作りは引き算だ、というようなことを聞きますが、やっぱりそうなのかも。