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気が向いたら書く

レスポールでカッティング

2019-07-06 17:01:44 | Gibson LP Studio
カッティングと言えばストラトやテレキャスターのような、シングルコイル搭載のギターでプレイするのが一般的なのかもしれませんが、最近はレスポールでカッティングするのにちょっとハマってます。

音作り、といっても大したことはしておらず、ボリュームを下げるだけです。ボリューム10で強めのクランチになる程度にして、フロント、リアともボリュームを2くらいまで落とし、センターポジションにすると(チューブアンプや、アンプライクなペダルを噛ませていれば)良い感じになります。チャキチャキする感じじゃなく、古いソウルとかのちょっとゴツっとした感じとでも言いますかね。

たぶん、レスポールはボディ自体から出ている生音にガッツがあるので、ボリュームを落としても腰砕けにならないんですよね。セミアコやSGも、それはそれで良さそうだし、2ハムのストラトとかだとまた感じが違うんですけど、レスポールの良さってのはやっぱりあると思います。



ただ、所有のレスポールスタジオに載せてるDuncan SH-1(59)に関しては、ボリューム絞ってもあまり良い感じにならないです。アタックの情報量が多いと言うか、有り体に言えばアタックが派手なのがダンカン59のアイデンティティでもあるのかと思いますが、絞ってもそのアタックの感じが残るんですね。ボディの音にピックアップの音が勝っちゃうと言うか。そこに関しては、もう一本のレスポール、アリアに載せているGibsonの490ピックアップの方が素直だと思います。

上記のボリューム落としてミックスポジション、というのも前後に同じ490Rを搭載したアリアでの話。LPスタジオだと、リアのSH-1が勝ってしまって、ちょっとバランス悪いです。とはいえ、歪ませた時のSH-1のサウンド、弾き心地は非常に魅力的なので、とりあえずは満足しています。フロントはP90のサウンドを模したP94なので、それこそ「絞れば良い感じ」になるので、このギターに関してはミックスポジションではなく、フロントのみで対応すれば良いかと。

メロウにもなるフロント、ギャンギャン言わせることもできるリア、ということで、このレスポールスタジオは「テレキャスターのパワーアップバージョン」的な性格があると思っています。前述の通りミックスポジションがちょっと、、なので、テレほどの幅広さは無いんですが、単純に弾きやすい(いわゆる負けてくれる)のはレスポールですね。

以前、試奏したYamahaのPacifica 611HFMが同じピックアップ構成で、フロントP90にリアはダンカンSH-14、さらにはリアはタップ出来るというものでした。

Yamaha Pacifica 611HFMを試奏する - FootprintFile

タップは音量下がっちゃって使いづらい感じでしたけど、コンセプトとしてはよく分かります。このピックアップ構成で、レスポール的なボディの強さがあるYamaha SGにしたら面白いんじゃないかな。PUもヤマハの純正で。

途中からタイトルと関係ない話になってしまった(笑)

ポット交換

2018-02-11 23:01:37 | Gibson LP Studio
どうやら熱を与えすぎて壊した?レスポールのボリュームポットを交換しました。



やはり原因はポットだったようで、フロントピックアップの音量は正常になりました。アンプで音を出しながらピックアップの高さを調整。マイナスネジなので地味にやりづらいです。

ポジションを切り替えながら調整していると、なんかセンターポジションでの音量が小さいような。そして、フロントのみ、トーンをゼロまで絞ると音が消えるというトラブル。どこか配線がおかしいようです。こんなんばっかだな。

でも面倒なので、とりあえずそのまま。トーン0にしなけりゃ使えるし。←適当すぎる
また今度見ることにします。

あ、P94はなかなか良いです。P90での経験がろくにないので、比較とかはできませんが。全体的にノイズも多いような。アンプのせいかな?

無意味なピックアップ交換

2018-01-26 19:37:00 | Gibson LP Studio
インフルエンザに罹患してしまい、職場に出られなくなったんですが、それほど酷い状態でもないので、ついついギターいじりを…。

ポット不良の疑いがあったLPスタジオです。
フロントPUの音が小さかったり、音が出なくなったりするので、ボリュームポットが怪しいとサウンドハウスでポットを購入していたんですが、これロングシャフトじゃないとダメじゃん…。キャビティに入ってた鉄板取っ払ってれば普通ので大丈夫、というネット情報を鵜呑みにしたのが間違いでした。反省。

とはいえ、前からやろうと思っていたピックアップ交換もやろうと準備していたので、勢いは止まらず。配線やり直せば、意外と治るんじゃない、という希望的観測です。



こうなりました。
エスカッションはクリーム色だったのですが、なんかP94と合わない気がしたので黒にしてみました。それに合わせて、セレクターリング?っていうのかな?も黒に。これはデフォルトでこのギターに付いてたパーツです。

で、フロントPUですが。
最初は音が出てたのですが、しばらくすると無音に。なんだこの症状?ロングシャフト買わなきゃなあ。

久しぶりのLP Studio

2017-12-16 16:34:44 | Gibson LP Studio
レスポールを弾きたくなって、久しぶりに弾いてみるとフロントピックアップの音が出ない…。



例によって自分でやったハンダ不良かなと、蓋を開けて見てみました。レスポールは弦を張ったままコントロールキャビティにアクセスできるのが良いです。

ボリュームポットの2番を触るとノイズが増えたりします。それにしても音が小さい。リアと比べて全く音量がでていません。

とりあえず、ボリュームポットに追加でハンダ付けしてみました。狭くてやりにくい。
チェックしてみると、一応音は出るようになりました。やれやれ、と裏蓋を閉めて、再度音を出してみると、やっぱり音が出ない…。

ハンダ不良が治ってないのもあるのですが、どうもポットを壊したような気がします。元々付いていたハンダを取るのに相当熱を加えたので、それが原因かなあ。ポットを買わなくては。どうせならピックアップ交換に併せてやりますかね。リアの498Tがどうもイマイチな気がしているので。

とはいえ、そのリアだけで弾いてみた音源です。

スピッツ "未来コオロギ"

リードがレスポールなんですが、そんな悪くないです(笑)
アンプはVOX AC30のモデリングで、ベースとミドルをカットしているのですが、結構狙った音になったような。ピックアップそのままでもいいかなあ。ポットだけ交換すればいいかな。

ラップアラウンド

2017-04-08 19:32:01 | Gibson LP Studio
レスポールの弦を張り替えたついでに、ラップアラウンドにしてみました。



テールピースの上を通す張り方で、トップラップとも言うようです。これをやるのはデュアン・オールマンのファンくらいではないでしょうか。

どういう効果があるかと言うと、弦の長さが長くなり、かつサドルへの入射角が緩くなるため、「テンション感」が緩くなります。同じレギュラーチューニングならテンションは一定だ、とかの話ではないです。あくまでテンション感。

ギブソンのギターはテールピースを上げることが出来ますが、それよりも更に上からサドルに弦が向かうため、入射角が浅くなります。弦がサドルに押し付けられる力が弱くなるため、テンション感が緩くなるわけです。

ここ最近、ストラトでもテンションピンを緩くしていたので、この方が弾きやすいのです。弦を009から010に変えたのですが、弾き心地はそんなに変わらない感じです。

デュアンがなぜ、このような張り方をしてたのかは定かではありませんが、たぶんスライドではなく、押弦時を想定していたように思います。推測ですが。

デュアンがラップアラウンドにしているのはレスポールのようです。スライド専用にしていたと思われるSGには、画像などから判断する限りラップアラウンドは施されていません。スライドには高い弦高と強いテンション感のほうが向いているはずで、ラップアラウンドにするメリットは思いつかないのです。

同じ理由で、スライドには太い弦が向くと思いますが、そうなると押弦時にはテンション感が緩いほうが弾きやすいはずです。また、弦長が長くテンション感が緩くなると、チョーキングの際に弦を押し上げる距離が長くなるはずで、つまりは一音なら一音上げるまでのコントロールの自由度は高くなります。

スカイドッグと呼ばれるほど自由奔放なスライダーであるデュアンですから、フレットの制約を超えたプレイがアタマの中には展開されていたかもしれません。チョーキングしながらハイフレットに移動して行くようなプレイ("Whipping Post"だと3:40あたりで聴けるようなの)を聴くと、そうだったんじゃないかなと思うのです。
ですので、スライドも押弦もするレスポールしか、ラップアラウンドにしていなかったのではないでしょうか。

まあ、根拠はありませんが、自分ではそう思ってるだけですw

Les Paul Studio 改造後の音

2016-12-24 13:00:28 | Gibson LP Studio
配線を変えたレスポールスタジオの音をチェックします。



改造前、ストック(からヘタった)状態はこちら。

配線交換前の音

改造後。環境は全く変えていません。ピックはちがうのかも。

配線交換後の音

どうですか?

うすうす予想はついていましたが。


全然分からんwwww


…まあ、今回はボリューム、トーン全開ですからね。絞った時に変わるんですよ!

と思いたい(笑)

交換後の方が若干、スッキリしてるというか、交換前の方がどこかロスしてるような気はしますが、ツマミの目盛り一つも変わらない感じか?

それにしても、廉価版とはいえ良いですよギブソン。すごく「ちゃんとしたギター」という気がします。剛性感もあって、丈夫だし。

ネット上では90年代のレスポールスタジオなんて、たぶんけちょんけちょんにされますけど(笑)。最近のLPJとか、なんとかトリビュートとかいう廉価版より、質感はずっと良いです。あの辺は手に取ると、ちょっと萎えますから。

見た目がトラディショナルでないというだけで、ポテンシャルはあると思います。498Tがちょっとクセがある気がしますが、ピックアップ変えればかなり変わります。先日試奏して非常に良かった、P90載せたレスポールもグレードとしては変わりませんし、当時あったGEMシリーズという、P90が載ったスタジオはかなり良かったです。

しばらく遊んだら、P94とSH1に乗せ替えようかな。

配線しなおし

2016-12-23 11:36:52 | Gibson LP Studio
レスポールスタジオの配線、やり直しの巻です。
まとまった時間が取れず、今日は配線外し、今日はパーツの配置、といった進行具合で時間がかかってしまいました。

それにしても、やはりレスポールは配線しづらいです。アースプレートで作業効率化をはかるのも頷けます。今回はコンデンサとアース線はキャビティの外であらかじめ配線しました。

ポットの裏もヤスリがけが足りなかったようで、なかなかハンダが乗らず、ゴテゴテになってしまってましたので、吸い取ってやり直しましたが、やはりポットの裏を焦がしてしまいました。

ノイズ拾いまくりだったクロスワイヤーはやめて、ピックアップに行く線と同様、ベルデンのシールド線でジャックまで持っていくことに。

更に、調べていううちに50年代の配線方法は現行と違うらしい、ということを知りました。別に普通に配線しても良いのですが、せっかくやり直すので変えてみます。効果はよく分かりませんけど(笑)

で、やっと出来たのがこちら。



見せるほどのもんじゃないんですがw

最初、相変わらずノイズだらけで「ポット壊した?」と不安になりましたが、アース線を一本ハンダづけし忘れてただけでした(笑)。配線したら普通に音が出ました。

そういえば、今回はハンダをホームセンターのからアルミットにしました。まあ、アルミットもホームセンターで買ったんですけど。アルミットは溶けるのが速いので良いのですが、コテ先に貼り付く感じがあります。部材をよく熱すればそちらにくっつくのかな?なんだかんだと作業効率が良いのはケスター44かも。

配線したが

2016-12-14 18:38:10 | Gibson LP Studio
LPスタジオの配線に着手します。まずは取り外し。
ポットのネジを外せばスポッと抜けるのかな?と思っていましたが、全然そんなことありませんでした。結局、ピックアップとトグルスイッチからの線は外しました。それにしても、すごいハンダの量です。音の良し悪しより、音が出なくなる方が製品上、問題だから仕方ないのでしょう。

外しました。



99年の11月22日に組み込まれたみたいですね。99年製ってことか。知らなかった(笑)

あとはアースプレートを使用しない、昔ながらの配線方法でやり直していくのですが、配線材は有りモノで済ませます。トグル→ポットはいつものベルデンのシールド線、トグル→ジャックはクロスワイヤー、アース線もクロスワイヤー。クロスワイヤーは一般的にフェンダー向きなのかも知れませんが、まあ良いでしょう。これでハイが出ない、とかならまた考えます。

ネットで検索すると、レスポールの配線を変えるような人は、ほぼ例外なくヴィンテージ志向で、オリジナルに近づけようとします。コンデンサや、配線方法、果てはハンダにまでこだわったり…。分かる人には分かるのでしょうが、ぼくは分からないのでホームセンターで普通に売ってるハンダです(笑)。



とりあえず完成。
まあ大体、この後で問題が出てくるんですけどねw

その結果。


やっぱりダメwww

ノイズが酷いです。アースのハンダづけが悪いのだろうと、音出しながら色々接点を触ってみましたが、あまり変化なし。やはりトグルスイッチからジャックへ行く線がノイズを拾ってるみたいです。アース線でやり直し決定です。ポットの裏もうまく付かないし、全体的にやり直します…。


LPスタジオの配線を確認する

2016-12-11 14:44:46 | Gibson LP Studio
さっそくレスポールスタジオの配線を確認してみます。



90年代はこの金属板が入っているんですよね。最近のは基盤なのかな?EMGもコネクタ式でハンダいらずとか。
ともかく、この金属板を取り払って、アースを配線した方が音が良いと聞くので、やってみようと思います。

トグルスイッチからの線もかなり細いので、いつものベルデンでやり直しかな。線はいっぱいあるし。ジャックに行く線はクロスワイヤーかな。

豆みたいなセラコンも交換です。リアピックアップのハイミッドが強い感じはコンデンサで変わるかな?という気がしています。ずいぶん前にソビエト製?のオイルコンデンサを仕入れてますので、それを入れてみます。

これらを順番に変えていくと、ワイヤーなのかコンデンサなのか、変化の要因が分かるのでしょうが、そこまでやる気はないです(笑)

とりあえず、現状の音を記録しておきます。

レスポール改造前

マーシャル1959のモデリングで、ゲインは10時くらいとかなり低め。それでもリアでは歪みが強い感じです。

曲はデヴィッド・ボウイの"Panic in Detroit"のイントロですが、当時「ギンギンのハードロック」であったであろうミック・ロンソンの音は、意外とローゲインです。

David Bowie /"Panic in Detroit"

ロンソンは例の再生産レスポールカスタムを使っているでしょうから、ピックアップもナンバードPAFとか、現代から見たら出力がそれほど高いものではないのでしょうね。

Les Paul Studioの改善計画

2016-12-09 18:17:53 | Gibson LP Studio
さて、このところ話題にのぼりませんが、帰ってきたレスポールスタジオです。



そういえば「帰ってきたウルトラマン」はぼくらが子どもの頃は「新マン」と言われていました。結構すごい相性だよなあ、新マン。最初のウルトラマンは「マン」ですよ。いやあ。
しかし最近は「ウルトラマンジャック」で定着してるようですね。うちの「帰ってきたレスポール」も「ジャック」と呼んでやろうか。「新ポール」ってのもアレだし。だいたい新しくないし。

それにしても、ギターに名前つけるのってなんなんですかね。ちょっと引きますよね?

とはいえ、カッコいい人がやってりゃカッコいいんですよね。ルシールとかルーシーとかレニーとか。
じゃあジャックもアリなのか?女の名前じゃないといかんのか?ジャッキー?それじゃチェンしか思い浮かばんな。ジャクリーンか。ジャクリーンはカッコいいな。そんな知り合いいないけど。

ちなみに、キース・リチャーズのテレキャスター、マルコム、ドワイトっていうのは、ギターに残ってるフェンダー社員のサインから取ってるらしいです。ミカウバーはディケンズの小説から取ってるとか。

…はい、本当にどうでもいいですね。

名前はともかくこのギター、音をもうちょっと良くしたいと思っています。いや、悪い音とは思わないんですが、端的に言うと、歪むのが早すぎる。ピックアップの性格からして、そんなものなのかもしれませんが、一応90'sギブソンのスタンダードなピックアップでしたからね。ES-335のレギュラーラインとかにも使われてたんじゃないのかな?調べてみないと分かりませんが。

何が言いたいかというと、何がなんでも歪ませるピックアップじゃあないだろうということです。

90年代に、特に低価格なレスポール(を売るため)に求められていたのは、ヘヴィな音、ずばりスラッシュの音だったと思うのですね。

でも、ピックアップの高さとか、調整で持っていける部分もあるのではないかと。
あとは、配線材やコンデンサですかね。なんか金属的な倍音成分が強い気がするんですが、その辺も改善できるのかもしれません。

ピックアップの交換はやろうと思えばいつでもできるので、少しあがいてみます。コントロール部だけなら弦外さなくてもできるし(笑)