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気が向いたら書く

ミニギターをゲット

2015-07-25 13:50:55 | K-Garage ミニギター

旅行の時にちょっとギターが弾けたらな、と思い、ミニギターを落札してみました。もちろんジャンクです(笑)。見たところ、落書き、文字彫り、ナット不良、ブリッジ剥がれと散々でした(笑)



落書きは多分、修正液で書かれていたのでサンドペーパーで落としました。

K-Garageという、確か共和商会のブランドで、韓国製です。第一印象は「意外としっかりしてるな」といったところ。ペグもシャーラータイプだし、サドルは生意気にもイントネーション調整されたものです。

張ってあった錆びた弦でチューニングしてみると、ブリッジの剥がれはこれ以上進行しなさそうです。とりあえず面倒なので、そのままにします。ネジ止めされているので、リペアは中々大変そうです。

弦を外すと、ナットが落ちました(笑)
道理でずれてると思った。とりあえず接着。フレットを磨き、指板をレモンオイルでトリートメントして、新しい弦を張りました。

で、音なんですが、指だと意外とまともなんですが、ピックでストロークするとウクレレみたいなポコポコした音です(笑)

これは、安物だからというより、ボディサイズの問題だと思います。全体のバランスも、ウクレレを大きくしたような感じだし。リトルマーチンやベビーテイラーはドレッドノートを小さくした感じですが、やはりギターらしい音にするにはそうするべきなのでしょう。

このギター、ミッドレンジが強く出るので、ムダにリードプレイをしたくなります。スケールが短いのでテンション感も緩く、チョーキングもそこそこイケます。結構面白い。

とはいえ、おすすめというわけではありません。ミニギターは初心者が1本目に手を出しがちですが、普通のサイズの方が弾きやすいというか、音を出しやすいですね。

Derek and the Dominos /"Key to the Highway"

2015-07-15 21:11:19 | 音楽
本当に今さら感が凄まじいのですが、このところ毎日、Derek and the Dominosの"Key to the Highway"を聴いています。アルバム「いとしのレイラ」の中の一曲です。



どうもレコーディング時に、同じスタジオでSam Samudioというミュージシャンがこの"Key to the Highway"を録音しており、それを聞いたドミノスのメンバーが、じゃあやってみよう、とジャムりだしたのを慌てて録音したのがこのテイクらしいです。

ちなみに、Samudioのバージョンはアルバム"Hard and Heavy"に収録されてるそうですが、未聴です。このアルバムはドミノスと同じトム・ダウドのプロデュースでデュエインも参加しているので、聴きたいです。

ここで聴けるクラプトンのストラト(ブラウニー)とフェンダーチャンプの組み合わせは、本当に素晴らしいトーンです。倍音がかすれる感じがたまりません。ギターから出てる音はかなりソリッドな感じがしますが、アンプとの相性で絶妙なトーンだと思います。

プレイそのものも、(相反するようですが)リラックスしてるんだけどキレキレで。歌の後の最初のクラプトンのソロで、ゴーストノートというか、ミュートした弦をカッカッ!と弾いてタイミングを合わせるのですが、それが妙にカッコいい。

対してデュエイン。フィルモアイーストでの、マーシャルほどのダイナミズムはないですが、こちらも充実のプレイです。ややクラプトンを立ててる感じはしますが。
最後のソロでは、ボリューム操作で歪みをコントロールし、ヴァリエーションある音色を奏でています。クラプトンも思わず掛け声が出るほど(いや、本当は歌に戻る合図でしょう)。

レイラ・セッションのエンジニアのインタビューを読んだことがありますが、チャンプを使ったのはスタジオが狭くて、大きなアンプでは制御できなかったから、という理由もあったそうです。そんな理由からも、伝説となるトーンが生まれるのは面白いですね。


Fender Ramparte を試す

2015-07-11 10:14:55 | アンプ
都会に飲みに行ったついでに、楽器屋に寄りました。そこで見つけたのが、こちら。



Fenderのポーンショップシリーズ、Ramperteというアンプです。見た目がとにかく素敵です。キャビネットの薄い色の部分は、模様が織られた布張りで、まるで古い調度品のよう。

カッコええなあ、なんて見てたら、店員のお姉さんが「試奏しますか?」と勧めてきたので、弾いてみました。

このアンプ、9ワットのフルチューブです。自宅では辛い音量だろうな、と思いつつ、ノブが2つあるのでマスター絞れば何とかなるかな?などと考えながら(買わないのに)待っていました。

でも、店員さんの説明を聞いたら、ワンボリュームが2系統とのこと。確かにインプットも2つあります。フェンダーは2チャンネルのアンプが多いけど、随分思い切った仕様な気がします。

クリーンなCoolチャンネルと、よりパワフルなHotチャンネルになっています。まずはCoolから弾いてみると、暖かみのあるクリーントーンです。フルテンでクランチまで行くのかもしれませんが、そこまでボリュームを上げず、Hotに差し替えてみました。

Hotチャンネルは、いきなり中音域がブーストされたような音質になってしまい、しかもそれほど歪みません。うーん、これは全く期待外れというか。

その後、店員さんが気をきかせてクリーンブースターをつないでくれたので、ブースターのボリュームを絞り、アンプをフルテンにしてみましたが、印象は変わりませんでした。これなら、1vol,1toneにすれば良かったのになあと。

ちょっと中途半端な感じでした。

楽器屋へ行く

2015-07-06 18:33:25 | ギター
先日、久しぶりに町田にある中古楽器店に行きました。ヴィンテージも扱いますが、国産の古いのとか、エレクトリック、アコースティック問わず、雑多に置いてある大好きな店です。その割に、買い物はしたことないんですけど。あ、リペアには出したことある。あ、3000円のアコギも買ったてたわ(笑)

そこで、GibsonのHummingbirdを発見。64年のヴィンテージです。この時期特有の、樹脂製のブリッジに、アジャスタブルのセラミックブリッジという組み合わせ。



写真のは、全然違う仕様ですが、とにかくカッコいいのです。ストーンズも使ってたし。

何年か前に、ハミングバードも視野に入れて、何十本も試奏を繰り返していたことがありました。でも、ハミングバードって意外とタマが少ないんですね。でも、60年代前半の同じ仕様のハミングバードを試奏したことで、自分の中でそれがリファレンスというか、最高ランクのギターに触れた経験になりました。それは70万もして、当然買えませんでしたがね(笑)。

結局、その後また何本も色々なギターを試奏して、60年のJ-45を手に入れました。30万円代前半でしたから、とんでもなく破格だったと思います。

ぼくらはネット上に溢れる情報を見て、見つからないものは無いような錯覚をしてしまいがちですが、ことヴィンテージギターの世界では、足で探さなければ、本当に欲しいものには出会えないと思います。良いものは、やはりネットに公開される前に売れてしまいます。

今回見つけたハミングバードも同じような仕様で、色は退色してサンバーストはすっかり抜けていました。値段を聞いたら、40万に欠けるくらい。つい「破格ですね!」とか口走りました。買えもしないのに(笑)

そして、店員さんの勧めに従って試奏してしまいました。
うーむ、さすがです。乾いた音なんだけど、多分サドルから来るナチュラルリバーブが素晴らしい。この年代特有の音です。

でも、ぼくのJ-45ともやはり違って、ややドライな感じがしました。似たような仕様でも、やはり違う。個体差ではなく、モデル毎の違い。店員さんにそんな話をすると、ラウンドショルダーとスクウェアショルダーで、やっぱり違うんですよねえ、と。さらには、同年代のカントリージェントルマンとハミングバードも違うそうです。カントリージェントルマンの方が、なんというか素朴だとか。

カントリージェントルマンとハミングバードの違いは、装飾だけだと思っていましたが、やはり音も違う。ブレイシングも同じ筈なんだけど、その違いが現れるのは、おそらく木だろうと。たぶん、60年代の職人たちは木材をタッピングして、どのモデルに合う材かを選別してたんじゃないか、と話してくれました。

いやあ、こんな話なかなか出来ないですよ。嬉しくなっちゃいます。ネットショッピングではあり得ないです。

そんな雑談をしてから、やっぱり買うこともなく店を出ようとしたら、なんと!
おおはた雄一さんがフラッとやって来たではないですか。「ファンです」と握手してもらって帰ってきました(笑)

やはり、楽器屋は行ってみるもんですね(^^)

Lovepedal Cot50を試す

2015-07-04 15:07:24 | エフェクター
またまたプレキシ系ペダル。

この筋では有名な、LovepedalのCOT50というペダルを試奏してきました。



もう結構古い機種ですが、どんなアンプでもプレキシの音になる、という夢のような謳い文句だったらしいです。たまたま楽器屋で中古を見かけたので、試奏。

ギターはフェンジャパのストラト、アンプはJCです。ノブは一つだけなので、操作に迷うこともありません。

弾いてみるとこれ、いいです!

例によって、本物のプレキシマーシャルを知らないので、似てるかとかは全く分からないんですが(笑)、それらしい音になります。かなり気持ち良いです。

Biasというノブを回すと、歪みが強くなるのですが、ゲイン幅はそれほど大きくない感じでした。でも特筆すべきは、ピッキングやボリュームコントロールへの追従性です。強めのクランチからでも、ボリュームを落とせば完全なクリーントーンになります。ボリュームとトーン、ピックアップの切り替えで、かなりサウンドを変化させることができます。

ただ、ノイズが多めなのと、高いのが欠点ですね(笑)。個人的にはSL Driveよりこっちの方が欲しいと思いました。

このCOT50、実は自作エフェクターの世界でも大定番なんですね。部品点数が少なく効果絶大ということで、最初に作るならコレ、的なポジションなんです。もちろん、出回っている回路図が正しいとは限らないんですがね。
むー、自作に挑戦してみるか?

先日入手した、グヤトーンのTube ModelアンプのOverdrive回路をこれにしたら、かなりゴキゲン(死語)なアンプになりますよ。