FootprintFile

気が向いたら書く

Ryan Adams/"Ryan Adams"

2018-12-30 19:46:22 | 音楽
昔のギタマガをパラパラ見てたら、ライアン・アダムスが載ってまして。そういや最近聴いてないよなあ、と思ってたのですが、その後たまたま行った中古CDショップで、今のところ最新作の"Prisoner"と、その前にリリースされた"Ryan Adams"が売っていたので、まとめて買ってしまいました。以来、その2枚をよく聴いています。今回はセルフタイトルである"Ryan Adams"を。



作りもののような虚ろな表情が印象的です。シザーハンズのエドワードを思い出します。

今作は初のセルフプロデュースによるアルバムだそうです。祖母の死などの影響からか、かなりダークな雰囲気を持つ曲もあり、全体的に地味です。

ギターはライアン本人によるものと思われますが、なかなか個性的なサウンドです。ニューウェーブやポストパンクを通過しているというか、ナチュラルなアンプのトーンではなく、エフェクターで基本の音作りがなされているよう。先述のギタマガに「ジョニー・マーが好き」とあったので、なるほどという感じです。バックバンドがカーディナルズの頃は、もう少しナチュラルなサウンドだった印象があります。

そんなライアンの音は、そんなに歪んでいるわけではないのですが、かなりエッジが立った鋭い音です。オーバードライブというより、ディストーション的な。それにコーラスとリバーブをかけた音が、アルバムの要所要所で鳴り響いています。

"Gimme Something Good

ギターは、アタックに若干丸みがあるのでES-335のような気がします。
前出のギタマガによると、ブースターを何個も使ってますね。あとファズ。リバーブとコーラスはボス、古いパールのアナログディレイなんかも使ってます。今度、音作りに挑戦してみよう。

クレパスでレリック

2018-12-04 19:02:53 | Fender Classic 70s Stratocaster
メヒコストラトはアイボリーで塗装したのですが、理想としては退色したオリンピックホワイトです。もっと白っぽいか、もっと黄色っぽいかどちらかにしたいところ。白くするのは難しいですから、黄色くするしかありません。要は、黄ばんだ感じをレリック加工で再現したい。

しかし、この黄色い感じを出す方法というのが、なかなかありません。黄ばみはタバコのヤニ、という要因もあるらしいので、タバコで燻す人もいるみたいですが、ぼくは喫煙者じゃないですし。

あとは調色したクリアを吹くとか、素人には難易度が高いものしか見当たらないんですよね。エアーコンプレッサーとか持ってないし。
あとは気長に日光に当てるとか、日サロに入れるとか?

以前、気軽にできる靴墨レリックってのが流行った(のか?)のですが、黄色の靴クリームってのもあまり無いですし、色味が合わなければ、ただの黄色いギターになるだけです。

そこで似たようなもので何かないか?と考えてたどり着いたのが(ってほどでもない)クレパスです。知ってますか?クレヨンとは別物なんですよ。クレヨンとは違うのだよ!クレヨンとは!

クレパスは、サクラクレパス社の製品でクレヨンとパステルのいいとこ取りをしたものです。長所としては、伸びがよく柔らかいため、面を塗るのに適している、色を重ねて調色できるということ。これは目的に叶っているのではないかと。

で、さっそく買ってきました。「おうどいろ」と「くちはいろ」。朽ち葉色なんて色があるんですね。画材屋とか、大きめの文具店で一本60円でバラ売りしています。「レモンイエロー」も買ったのですが、これはイマイチでした。

クレパスをボディに塗って、拭き取りを何度か繰り返してみました。コンパウンドで拭き取れば落ちてしまうでしょうし、いざとなればリフィニッシュすれば良いくらいの感覚なので、グリグリ塗りつけます。



一応、日焼けを考慮して塗ります。
拭き取ってしまうと、あまり残らない感じなんですが、場所によってはいい感じになるところも。



ブリッジ周りを見ると分かりやすいかと思いますが、結構色の差が出ています。まあ全体的にはあまり分からないんですけどね(笑)。ピックガード外したら多少は差が出てるかも。

これの難点は、結局のところ油で溶かした顔料を塗っているだけですから、拭けば落ちるところです。まあ、利点でもあるかもしれませんが。あと、ツヤが無くなりますね。この両方を解決するには、上からクリアを吹くしかないかと思います。ぼくはとりあえず放置です。たかだか120円で行ったレリックですからね(笑)。気が向いた時に塗り足して、成長させていこうと思います。