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気が向いたら書く

Sonic Grey

2017-02-22 17:55:03 | ギター
ぼくはあまりギターの色にこだわりはありません。そりゃまあ、ショッキングピンクとかは嫌ですけど。この色だけがいい!とかこの色だけは嫌だ!というのはあまり無いです。

でも、今度フェンダーから出たアメリカンなんとかシリーズで発表された"Sonic Grey"が、なかなかカッコいいんですよね。まだ写真でしか見たことないですけど。



これは実機がどんな感じなのか見たいですね。ストラトもですけど、シンラインとかも結構イケる感じです。
なんかアメリカンな感じじゃなくて、ヨーロッパのクラシックカーっぽいカラーですよね。もうひとつの新色"Antique Olive"もそんな感じかも。

元々ないカラーだから、あまり興味のないノイズレスピックアップとか2点どめブリッジでもいいか、とも思えますしね。ってなんだこの上から目線w

でもよくよく考えたら、気に入ってるの色だけなんだから、手持ちのギター塗装すればいいか、とも。デカタングなんか結構ハマりそうなんですね。面倒だからやりませんけど。たぶんw

APE4をもうちょっといじる

2017-02-20 21:12:26 | エフェクター
先日手に入れたアリアの骨董マルチエフェクター、APE4 をもうちょっといじってみました。



まず気になっていたDistortion/Overdriveを、BossのOS-2と比べてみました。APE4の前にOS-2を繋いでチェックします。
音源は用意してませんが、かなり近い音です。Boss OS-2がColorノブでバランス調整するのに対し、APE4はDistとDriveツマミが独立しているという違いはありますが、設定を近づければ、アンプから出てくる音は本当にソックリで区別つきません。回路パクったんじゃなかろうか。ただ、ノイズはAPE4のが少なそうです。

その後、ヘッドホンでモニターしてみたらOS-2の方がミドルが強いようです。それが音の太さにもつながるわけですが、やはりノイズも大きい。

コーラスは改めて使ってみるとレベルが妙に小さく、Depthツマミも回していたら一回転してしまったので、コーラス部はホントのジャンクですね。まあ音は出てるのでそのままです。暇になったら開けてみるかも。

ディレイは悪くないですが、最小タイムが25msで、ダブリングにするにはもう少し短くできるといいかなと思いました。でもスラップエコー的な設定にはいい感じです。ストラトと組み合わせるとロカビリーっぽい音色が作れました。

ロカビリーもどきの音

フレーズは適当というか、なんちゃってにもなっとらん感じですが…。

ブラックストラトのフロントにで、APE4は歪みとディレイ。Zoom G3はツインリバーブとスプリングリバーブのモデリングです。ルーパーを使ってみたのですが、難しいです。

歪みはODが2時くらい、DSが9時くらい。OS-2もそうですが、慣れてくるとミッドコントロールの自由度が高く、なかなか使いやすいです。

あと使ってて、特筆すべきはバイパススイッチ。
複数のエフェクトを掛けていても、一発でアンプ直にできる訳ですが、これ、単に素通しの音ではなくて、内部でバッファだかプリアンプだかの回路を通して、エフェクトオン時の音量と合わせています。
全部オフの音とバイパススイッチオンの音とは明らかに音量が違います。つまり、APE4を繋ぐとそれだけ音痩せしてるのですが、エフェクトオン/オフ時の音量差を解消するために、バイパススイッチを通る回路で増幅してるということです。

増幅はしていますが、完全なクリーンブーストで、ほんの少し整理されたような音色になっていますが、何かが損なわれてる感じはなく、これはこれで良いと思います。

まあ、こんなの需要ない記事ですね笑。
それにしても、歪みは似たようなのが3つになったので、ベリンガーあたりはローノイズ化の改造でもやってみようかな。

Radiohead /"Just"

2017-02-19 09:34:59 | 音楽
名盤"The Bends"に収録されたこの曲。
先日買った古い音楽雑誌にギタースコアが載っていたので、やってみました。



アコギはエピフォンのFT-30。これはまあすぐにできたんですが、エレキパートが苦労しました。オクターブ奏法でのトレモロピッキング。左手での他の弦のミュートと、右手のキレがなかなか足りなくて。

ライブ映像を見ると、ジョニー・グリーンウッドは全部の弦をストロークする感じでガシガシ弾いてるので、やっぱりキモはミュートですかね。
しかし、弾いてるとピックが保持できなくなってズレてきたりして、滑り止めのついたピックに替えたりしましたが、どうも上手くいかない。最終的にサムピックまで使いました笑。情けないなあ。

テクニック的にはそんな難しいことやってる訳ではないんですが、この頃のレディオヘッドのギターバンドとしてのアイデアやセンスはやっぱり凄いです。ライブ映像もいくつか、別の年代のを観ましたが、ギターバンド視点では97年あたりが一番良かったですね。

ともあれ、今回は音作りとしてはあまり原曲を参考にしてないです。歪みとクリーンの切り替えくらいだと思うので。
ギターは一応テレキャスターにしましたが、そんなにテレにこだわる必要はなさそうなサウンドです。

アンプはVOXのモデリングに、リバーブを薄く。クリーンだとどうもチャリチャリするので、クランチ程度にしてトレブルは下げ気味に。テレキャスターもフロントとミックスの切り替えで、リアのみの使用はしません。
歪みは結構、アタックが潰れた感じなのでOD-1のモデリングで。

基本、この歪みとクリーンの切り替えだけなんですが、トレモロピッキングがヘタなのでコンプ様においでいただきましたw。音の粒を揃えてもらおうかと。
それから、基本的にはあまり使わないのですが、かなりノイジーになってしまったのでノイズリダクションを頭に。音の減衰を気にするような曲調でもないので、いいかと。

レディオヘッド /Just

トレモロピッキング難しいなあ。

Aria pro APE4

2017-02-10 19:37:42 | エフェクター
またエフェクターをジャンクで買ってしまいました。今度はマルチですよ。アリアの古いの。



ギタマガとかの雑誌くらいのサイズですかね。プラ筐体なので軽いです。

「音が出ましたが変化しませんでした」

と訳のわからないことになってまして、千円ポッキリです。
この機種、センドリターンやチューナーアウトと入出力端子が多いし、一番右がバイパススイッチになってるんで、どうせリサイクルショップクオリティで勘違いしてんだろ、と試奏してみるとやっぱりそう。普通に完動品でした。

エフェクトは歪みとコーラス、デジタルディレイの三種と、必要最低限といった感じです。歪みはオーバードライブとディストーションが独立して2系統あり、任意にブレンドできるみたいです。Boss OS-2といい、この当時のトレンドだったんですかね。でも、それぞれの音色にそこまで違いが無いような気もします。まあ、自由度は高いのかな。

コーラスは結構うねる感じで悪くないです。80年代くさいといえばそう。

デジタルディレイは最大で450msと、最近の機種からしたら物足りない気もしますが、ショートディレイで厚みをつける程度なら問題ありません。デジタルですがフィードバック音は少し劣化してる感じです。

総じて、特にすごく良い音があるというわけではないですが、十分かも。最近のマルチのように使い切れないほどの種類のエフェクトがあるより、これくらいのエフェクトで試行錯誤する方が上達するような気もします。

アンプに繋ぐこと前提の時代の機種なので、アンプシミュレーターなどありません。マルチのアンプシミュレーター(ツインリバーブ)に繋いで録音してみました。

アリアのマルチ

ギターはレスポールです。アルペジオはコーラスのみ、パワーコードは歪みのみ、リード的なものは歪みとディレイ、後半でコーラスを足して、要するに全部使ってます。それでもあまりグチャグチャにならないですね。三種類ですからね。

こういう機種のレビューで「ちょっとしたセッションならこれで十分です」みたいなのあったりしますが、ぼくは「ちょっとしたセッション」なるものに参加する予定もありません。ミセスファッション誌によくある「ちょっとしたパーティにも」と同じです。

Elvis Costello /"No Action"

2017-02-04 18:56:10 | 音楽
前回のレニー・クラヴィッツは「当時の感性では聴かなかった曲」だったわけですが、今回のエルヴィス・コステロの曲は「当時の感性で聴きたかった曲」です。78年のアルバム"This Year's Model"のオープニングを飾る"No Action"です。
長く音楽を聴いていると、そんな曲もあります。



このアルバムを手に入れたのは確か6,7年前だと思います。もうおっさんになってからですねw
プレイボタンを押して、"No Action"が始まった瞬間、「これは若い時に聴きたかった!」と思いました。

Elvis Costello /"No Action"

なぜか高校生の頃を思い出すんですが、78年当時はぼくはまだ4さいくらいなので、全然リアルタイムじゃありませんよ。

ただ、この疾走感とか、それだけじゃないスウィートなポップさ、少しひねくれたコステロのヴォーカルが、その頃にマッチしただろうと思うのです。これは単なるノスタルジイではなくて「当時聴いてたら絶対好きになってただろうな」と思わせる、ちょっと確信めいた肌感覚があります。10代、せめて20代の時に聴きたかった。

コステロ自体は聴いたことない訳じゃなくて、大学生時代の94年に「ブルータルユース」がリリースされて、それを友達にダビングさせてもらって聴いてました。でも、ハマるほどは聴かなかった。もしこの時、"This Year's Model"を聴いていたら、また違ったろうなと思います。いまの自分が聴いている音楽も多少違っていたかもしれません。それくらい、かつての自分が影響を受けた可能性が高いと思うのです。

初めて聴いた時はその衝撃があって、カバーしたのを思い出しましたw

No Action アコギカバー

この頃はよくアコギ弾いてたなー。

…で、いま現在、ぼくが"This Year's Model"をよく聴いてるかと言えば、ほとんど聴きません。久しぶりに聞きましたよ。やっぱり、年齢を重ねると失われたり、退化する感性があるんですよ、たぶん。