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気が向いたら書く

Tokai Jazz Sound のメンテナンス

2019-12-30 22:51:00 | ベース
チェリーストラトは一旦お休みで、トーカイジャズベースのメンテナンスをします。ぼくは基本的に、新しい弦の音が好きじゃないので、ベース弦は張り替えません。そのせいで、メンテナンス頻度は超少ないです。

東海のジャズベは20年くらい持ってますが、弦交換は多く見て10回は行ってないと思います。なので、フレットがヤバイ感じでした(笑)
フレット以外の、ペグやブリッジ等の金属パーツもシオシオな感じでしたので、スチールウールで磨きました。




4弦のペグのみ、磨いた状態です。
このペグはヤマハのOEMらしいですが、フェンダーとは形が異なるので、こだわる方々は交換してしまいます。でも、機能的には問題ありませんので、ぼくはそのまま使います。




ネックを外すと、シムが入ってました。
この適当な感じは、自分でやったものかとおもいますが、全く記憶にありません…。
それにしても、スクリューの部分の処理とか、丁寧です。



フレットはそれなりに凹んでいる箇所はありますが、基本的にチョーキングとかしないし、弾いていて特に不具合もないので擦り合わせなどはしません。ローズウッド指板にオイルを入れて、ネック周りは終了。近年の代替材とは違って、やはりこの頃のローズウッドは良いですね。手に吸い付くような手触りです。

さて、せっかくなんで配線も変えましょうかね。

やっぱり弦を張る

2019-12-29 14:10:00 | Squier Standard Stratocaster
スクワイアのスタンダードストラトです。
これ言いづらいですよね。今後はチェリーストラトでいいか。

ポットが死んで、まともに音が出なくなりましたが、やはりとりあえず弦を張ってセッティングすることにしました。弾いてみないと分からないことが多いので。

で、弦を張ってみたら、ハイフレットの弦高が高め。ネック自体は反っていない感じなので、シムを入れることにします。弦をダルダルに緩め、カポをしてからネックジョイントを外します。




あまり綺麗ではないですが、ネックポケットはかなりタイトです。2011年の7月3日に作られたボディのようです。




こっちがネック。
2011年7月19日、と漢字のスタンプがあります。台湾工場製みたいですからね。ネックにボディの塗装が乗るということは、乾燥が進んでない状態で組み込んでしまうのでしょうか?




適当なダイソーのラベルをシムにしました(笑)

再度ネックをボルトオンすると、若干、高すぎたようです。サドルを上げて調整。フローティングのセッティングにしました。

組み込んだ直後はなんか硬い感じでしたが、二時間後くらいに弾いてみると、馴染んでいました。ただ、大味な感じはします。これはネックの仕上げから来る印象だと思います。面取りとかが雑というか、機械で切りっ放しという感じなんですよね。

マット塗装だし、ローレル指板もかなりオイルは入れましたが、基本サラッとした手触りなので、余計にそういう印象なのかもしれません。あと、メヒコ70sと比べると、ヘッドが少し厚いです。フォトジェニックとかに近いですが、ごついボリュートは無いですね。

ですので、シルエットでもやったネックサイドや、ヘッド周りの面取りを施して、ラッカー塗装すれば、ネックはいい感じになりそうです。まあ、そこまでするか分かりませんけど。
比較すると、やはり日本製はネック周りの仕上げが繊細な気がします。

2点支持のアームは、滑らかでなかなか使い心地は良いです。イナーシャブロックもダイキャストですが、結構重いので、フローティングにしても軽くはなりすぎません。

2〜3万円なら文句は言えないかな?という感じ。でも、インドネシア製のCortの方がクオリティ高いです。まあ、2000年初頭だと、ギター工場をインドネシアに作り始めた頃だったと思うんで、検品とか割とちゃんとしてたんだと思います。結構、当時のインドネシア製は評判良かったです。
それでも、ストラトの方がテンション上がるのはなんでですかね(笑)

Trouble is...

2019-12-28 14:46:00 | Squier Standard Stratocaster
スクワイアのラージヘッドストラト、弦を張る前に、ピックガードの保護フィルムを剥がすことにしたのです。汚いから。

フィルムを剥がすときって、ノブが邪魔になるんですね。フィルムの上からノブがはめてあるので。なので、一度ノブを外すことにしました。




いやー、ピックガードもいい感じに焼けてますねえ、ってあれ?
なんかおかしいぞ?




これですよ!
ポットの軸が抜けちゃったんです!しかも2本!劣化していたとはいえ、こんなの初めて見ましたよ。

ということで、少なくともポットを交換しなければ、このギターは弾けなくなってしまいました。まあ、アンプに繋がなければ弾けますけど。

でもねえ、このギターはSSHにするかもしれないし、そうなるとポットの値も思うところあるので、今ここで投資はしたくないんですよね。とはいえ、まずはデフォルトの音を聞かないと、方針が見えてきませんしね。どうしよ。

ついでなんで、ピックガードを開けてみました。




この刻印が入ったポットは危険ですよ。
でも、そこそこ丁寧に作られてる感じですね。あ、ザグリは区切りがある弁当箱みたいなのでした。おかげで、つば出し22フレットながら、ネックを外さずにピックガードを外すことができました。

Squier Standard ストラトのメンテナンス

2019-12-27 23:00:00 | Squier Standard Stratocaster
デジャヴか?という気がしなくもないですが、スクワイアのストラトのメンテナンスをします。
このギター、あまり弾かれることがないまま、数年は放置されていた感じです。弦は錆び、フレットも錆びまくりですが、フレット自体はそんなに減っていません。ピックガードの透明な保護シートはついたままですが、ピックガードは変形しています。トップに傷がついて、塗装が剥がれてるところもあります。ろくに弾かないけど、扱いも悪かったということでしょうか。

まずは弦を切り、全体をクリーニングしてからフレットを磨きます。この作業を、この短いスパンでまたやるとは…(笑)
しかし、今回のフレットの錆はなかなか強力です。クロームクリーナーでは埒が開きません。ということで、スチールウールを使いました。




ハイフレット2本がスチールウール後です。
かなり綺麗になりました。仕上げにクロームクリーナーで磨き、フレットは終了です。全然減っていないので、擦り合わせの必要はありません。

フレットが綺麗になったら指板にオイルを入れます。椿油です。かなり乾燥していたようで、3回くらいすり込みましたが、まだ行けそうな感じです。やり過ぎも良くないので、少し様子を見ることにします。

続いて、トレモロシステム。
2点支持のものが搭載されていますが、サドルがひどく錆びてます。青錆です。




全て分解して、スチールウールやスポンジやすりで磨きましたが、錆びがメッキを侵食していて、黒く跡が残ってしまいました。とりあえずは使えますが、サドルは将来変えるかもしれません。

とりあえず、これで弾ける状態に持っていくことは可能なんですが、トラブルが発生しました(笑)

つづく


続 今年のギター

2019-12-26 22:12:00 | ギター
ぼくが奇病に侵されていて、年に一本ギターが増えるという記事を先日書きました。





おかげで、病気は小康状態かと思われたのですが、病魔は思いの外、ぼくの内部まで蝕んでいたようです。つまり、こういうことです。






Squier Standard Stratocaster です。
と言っても、さすがに買ったのではなく、ゴミとして捨てられてたのを拾いました(笑)。だって、可哀想じゃないですか。ゴミにされるなんて。捨て猫の面倒見るようなもんですよ。ギター愛護団体です。

まあ正直、ストラトはもう要らねえな、と思ってるんですが、適当なストラト弄りたいなあ、と思っていたのも事実。最近、SSHレイアウトにも興味があるんですが、我が家のストラトは全部いい感じに落ち着いてしまってるので、弄りづらいんですよね。

そこに現れたのがコイツです。
ラージヘッド。いいじゃないですか。以前からいじり倒してるブラックストラトは90年代の日本製でしたが、これは2011年の中国製です。最近のじゃないか。え?もうすぐ9年?こちとら2000年からこっちはずっと最近ですよ。
このチェリーサンバーストがFenderのトラディショナルなカラーではないので、そっち狙いの人は選ばないギターですね。仕様も2点支持トレモロだったり、22フレットだったりと、モダン寄りです。当時のアメスタの下位機種って位置付けなのかもしれません。

過去の商品ページを探すと、ボディはアガチス、指板はローレルって月桂樹?代替材ばかりですね。ピックアップはアルニコで頑張ってます。まあ、ボディ材の違いなんて正直よく分からないのでいいです。

こいつをまた、メンテしていきます。

Char / “Smoky”

2019-12-22 14:11:00 | ギター
最近、特に深い理由は無いのですが、CharのSmokyを練習してまして。まだ全然弾けてないんですけど。

Charは特別好きというわけではなく、アルバムもベスト盤(ソロとピンクラとサイケデリックス)と、あと2枚くらいしか持ってないんですが、昔CX系だかでやってた”Char meets ??”って番組が大好きで。今はほとんどYouTubeで観れますけど、まあチャーがギタリストをゲストに迎えて、トークとセッションするって番組でした。今もたまに思い出したように時々観ますが、アドリブセッションでの瞬発力というか、状況や相手の特性に合わせて自在にコントロール出来るところはホント凄いです。
日本でしか知られてないとか、歌や英語がイマイチとか、批判する方もいますが、やっぱり日本で最高のロックギタリストの一人に間違いないと思います。存在感も含めて。だってカッコいいもん。70年代のギタリストまでのテクニック、アプローチでほぼやり通すのもカッコいいです。ジェフ・ベックのテクニックはずっと追いかけてるみたいですけどね。






Smokyは76年のデビューアルバム収録で、紛うことなき代表曲にして、一世一代の名曲かと思います。今でもライブで一番盛り上がる曲ですし、それを全く錆びつかせてないチャーも凄いですよね。
ギターサウンドに関しては、最近のマッチレス以降の方が好きですけど、リアルタイム世代の方々はこっち(アルバム)が好きなのかな。
ちなみにこのジャケ、ボズ・スキャッグスのシルク・ディグリーズからインスパイアされたらしいです。

今回コピーしてみて思ったんですけど、このSmokyのソロは割とハッキリしたパート分けというか、分かりやすく起承転結を表現してる感じで、そのパートが移り変わる時の繋ぎ方に、なんというか、息づかいが感じられます。さあ次行くぞ、みたいな。なんか親近感が湧きました。勝手に。ライブでは全く同じソロは弾きませんし、むしろもっとフレキシブルなんですが、このアルバム収録するにあたって、このソロは考え抜いたのかなあ。

昔、梶井基次郎だかの言葉で、志賀直哉の文章を書き写すと彼の息遣いが分かる、みたいなのがあったのですが、それを思い出しました。コピーの醍醐味はこういうとこなんでしょう。

まあそれはともかく、Smokyってコピーしてみると、やっぱり22フレットとアームは必須なんですね。そんでもって、ショートスケールのムスタングなら確かに弾きやすいんだろうなあと。m9th?のカッティングもそうだし、22フレットのチョーキングとか。

今、22フレットでアームがあるギターはフェルナンデスのストラトだけなんですが、カッティングはともかく、22フレの全音チョーキングが辛い(笑)。練習しろって話なんですけど。あと、アームで揺らす時に、比較的アームアップから入るみたいなので、シンクロだとニュアンスが違うかなーと思いました。やっぱりムスタングでできた曲なんだなあと。

やってみました。が、クリックに合わせてなので非常に難しい(笑)


音作りは例によってZoom G3ですが、過去と現在のハイブリッドということで、アンプはマッチレス、エフェクトはOD-1、フェイザー、CE-1、テープエコー(ここまでアンプの前)、リバーブといったところです。CE-1とテープエコー、リバーブは掛けっぱなしで、ソロでOD、ヴァースの部分はボリューム下げてカッティング、キーボードソロのバッキングはフェイザー踏むという感じです。ライブだと、ギターのボリュームだけでソロとバッキングを行き来してるみたいですけど、そこまでのダイナミズムが出せないので、OD踏みました。TSのがそれっぽい気もするのですが、迫力重視でOD-1に。肝心のギターソロは入れてませんけど(笑)。

Cort M600

2019-12-17 18:20:00 | Cort M600
メンテナンスも終わったCortです。




もう、見た目がまんまPRSのパチモンですね。でも、なかなかグッドルッキンなギターだと思います。
このギター、海外の個人サイトの情報を信用すれば、2001年に販売開始された際には、ドットポジションでメイプルトップはプレーンと少し地味目、そしてピックアップはマイティマイト(本当か?)だったそうです。しかし、発売後数年でブロックインレイ、フレイムメイプルトップ、ダンカンデザインPUに変更されたとのこと。

2000年代初頭と言えば、PRSは新興ハイブランドという感じで、大人気でした。サンタナ人気もありましたが、特にラウド系のギタリストがレクチファイヤーあたりと組み合わせて、こぞって使用していた印象があります。

ぼくは残念ながらPRSをマトモに弾いたことが無いので比較は出来ませんが、このM600はギターとして、かなりきちんと作ってあると思います。

まずボディは非常に軽く、おそらく3kg前後でしょう。マホガニーボディらしいですが、これはフィリピンマホガニー、いわゆるラワンかも知れません。ネックはスカーフジョイントは残念ですが、ヤワそうな感じはありません。塗装も、バインディング周りの処理が雑なところは見受けられますが、全体的に綺麗にできています。トップのフレイムメイプルもフィルムではなく、おそらく突き板でしょうが、質感は悪くありません。見た目と、持った感じのバランスも良いと思います。

そして、ハードウェアです。前回の記事の通り、ブリッジ関係はトーンプロス、ナットはグラフテックのNubone、ピックアップはダンカンデザインと、安ギターにしては、スペック的にはかなりのものです。

ダンカンデザインのハムバッカーは、ハイゲインでもヴィンテージ志向でもなく、まあ普通な感じ。本家で言うところのSH-2 Jazz & SH-4 JBの廉価版ということらしいです。これも本家を弾いたことないので比較できませんが、籠らないフロント、ミッドに特徴あるリア、という感じなので、そうなんでしょう。

このギターはボディが軽いせいか、多少弦鳴りの傾向があります。音が軽く、ボディからはあまりミッドレンジが出ている感じはしません。ミッドにクセが無いSGみたいな感じ。それとピックアップの特性が相まって、歪ませても抜けは良さそうです。
発売当時のターゲットは若年層だと思うので、ラウド系の歪みにマッチする作りになっているような気がします。実際、ラウド系が使っていたPRSは24フレットのものが多く、22フレだとミッドレンジが強く、音が抜けなかったとか。

あと、トーンポットを引っ張るとコイルタップできます。このタップした音も物足りなくはありますが、バリエーションとしては悪くないです。本家PRSは、ボリュームに180pfという微妙な値のハイパスフィルターが仕込まれてるようですが、タップした時のシングルっぽさを補完する目的なのかな?という気がします。ハイパス入れてみようかな。

いずれにしても、アンプでクランチを作り、ピックアップの選択、ボリュームとトーン、更にコイルタップを駆使すれば、色々な音色が出せそうです。エフェクターの乗りも良いと思います。

このギター、たぶん元々は4,5万円の価格帯かと思いますが、かなりコスパが高いです。クオリティ高くて驚きました。通常の安ギターから交換したい部分にほとんど手が入っているので、あとはロックペグにするとか、配線材などアッセンブリーを変えるくらいしかやること無いです。

ただし、正直なところ、面白味がないギターな気もします。現状で、全部平均点クリアしてると思いますけど、今ひとつ個性が無いと言いますか。まあ、そこまで求めるものでも無いですかね(笑)。

Cort M600のメンテナンス

2019-12-16 18:47:00 | Cort M600
ひょんなことから手に入ったCort M600をメンテナンスしていきます。と言っても、特に不具合があるわけでもないので、やるのは掃除くらいです。

まず指板をマスキングして、くすみまくっているフレットを金属用コンパウンドで磨きます。




ぼくはホルツのクロームクリーナーというのを使ってますが、ピカールでもなんでも良いかと思います。ローズウッド指板はマスキングしないと、導管にコンパウンドが入って取れなくなるので、注意が必要です。
このギターも、1フレット部分の指板にコンパウンドが入り込んでいました。フレットを磨いた後、乾燥して色が薄くなった指板にオイルを入れました。レモンオイルが行方不明になってるので、椿油です。コンパウンドが入ったところは、綿棒など使って掃除しましたが、それほど効果はありませんでした。んー。指板の色は少し濃くなりました。

ペグの動きはまあまあ、といったところで、高精度な感じはしませんが、普通。特に問題は無いので、そのまま表面を磨きます。

テイルピースとチューンOマチックブリッジは外して掃除しますが、このテイルピースが驚きです。レンチで締めると固定できます。




このテイルピースとブリッジはトーンプロスのライセンスものです。非常にカッチリした感じがあります。クリーニングを終えて弦を張りますが、弦高を調整する際も、このTOMブリッジは滑らかに動きました。



キャビティ内はこんな感じ。導電塗料は効いてるのか怪しいし、パーツの質も高そうではないですが、綺麗にまとまってます。

総じて、このギター、かなりクオリティ高いと思います。初心者には十分過ぎます。
売価4〜5万円クラスだったのではないでしょうか。

全体的なところは次回に引っ張りますかね(笑)

今年のギター

2019-12-15 21:57:00 | Cort M600
ぼくは奇病に罹患していまして、そのせいで、なぜか年に一本ペースでギターが増えていきます。昨年がメヒコストラト、一昨年がシルエット、という感じです。今年はねえだろ、と思っていたのですが、この年の瀬、やはり発病してしまいました。






PRSのカスタム22、、



というのはウソで、韓国の大手メーカー、CortのM600というモデルです。






で、問題なのが価格です。
ぼくも長年、ジャンクギターを見てきましたが、最安だと断言します。しかも、コスパではありません。売価が、です。ここではちょっと濁しますけど、ダダリオ3セットパックより安い金額です(笑)。そりゃ買うでしょう?

しかもリサイクルショップじゃなくて、大手楽器店ですよ。店に入った途端、フェルナンデスのジャンクストラトが3800円で置いてあって、いやーでも流石に安ストラトはもう要らないしなあ、でもクルーソンタイプのペグだし、そんな悪くないよなあ、と続けて見てたらこいつが居たんですよ。ここまで破格の価格設定は初めてです。大丈夫かな、◯橋楽器。ジャンクだけど音出るか試して良いか聞いたら、快くテストしてくれたし、ホントいい楽器店ですよ、石◯楽器。

それはともかく、すぐに持ち帰って状態を確認しました。弦が錆びて、フレットはくすみ、指板は乾燥、全体的に汚れています。しかし、、これ全然弾かれてないのでは。フレットが全然減っていないのです。ハムバッカーの割に若干ノイジーかな?という気はしなくもないですが、ポットのガリもなさそうです。いや、これマジで拾い物かも。

つづく。

The Verve / “Bitter Sweet Symphony”

2019-12-05 21:21:00 | 音楽
何となく思い出して、ザ・ヴァーヴの97年のアルバム”Urban Hymns”を聴きました。
これとRadioheadの”OK Computer”は、よく聴いてました。当時既に名盤扱いでしたね。



国内でこのジャケをパクったポスター(スマップか何かかな?)を見たりしましたし。
今見ると、adidasスーパースターとかクラークスワラビーっぽい靴が90sの雰囲気でいいですね。

このアルバムがブレイクした時には、確か既に解散していた気がするのですが、その前にも解散したり再結成したり?なんかよく分からないバンドでした。他のアルバムは聴いてないんですが、その後ヴォーカルのリチャード・アシュクロフトのソロは2枚くらい聴きました。結構良かったけど、やはりこのアルバムの方が好きでしたね。
アーバン〜は名盤と言われるだけあり、キャッチーさとロックのバランスが良いです。でも、やはり長い。この時期のロックミュージックのアルバムは大体そうですが、後半ダレる。CD時代の弊害ですな。

それはともかく、このアルバムの一曲目が”Bitter Sweet Symphony”なんですが、この曲の権利が遂に今年(2019年)、ジャガー/リチャーズからアシュクロフトに全て移ったそうな。めでたいことです。

有名な話ですが、この曲はアンドリューオールダムオーケストラの音源をサンプリングしており、許可は取っていたそうなのですが、その利用時間に双方で齟齬があり、オールダム側が訴えたと。オールダムの音源はストーンズの曲をオーケストレーションしたものだったので、クレジットにジャガー/リチャーズの名が載ったということなんですね。20年以上経って、やっとアシュクロフトの念願が叶ったというわけです。感無量でしょうね。

恒例のやってみた、です。


なんというか、ギターバンドがライブで無理矢理カバーしました、といった雰囲気にしました(なりました(笑))。