(写真と内容は一致しません。このギターもコブラに見えてきたので白黒加工しました。ヒューッ!)
ネットでギターブログとかを見ていると、よく「このギターはアタリでした」「ハズレ引きました」などというのを目にします。正直、ぼくはこれがよく分かりません。たぶん、ハズレギターばっかり弾いてるからかな(笑)
個体差があるのは分かりますし、プロミュージシャンがメーカーの倉庫にあるギターを全部弾いて、一番良いものを使ってる、とか、そこまでやるなら分かるとは思います(昔、江川ほーじんさんがフェンダージャパンの倉庫にあるジャズべを片っ端から弾いて、選んだのが一番安いモデルだったという話は痺れましたが)。
と言っても、それは多分に好みの問題であるとも思います。経験の少ない素人が3人いたら、全員違うギター選びそうです(笑)。そんなことないかな?
楽器店で20万クラスの新品ギター弾いても、ちゃんと調整されてないことがあるし、それが出来ていないギターでアタリもハズレもないです。中古ならなおさら。そういう意味では、コンディションに問題があって「ハズレ」はあるか。
そう言えば、ぼくの持ってるベースで、音は最高だけどネックがそりまくるものもありますが、ジャンクで買ったのでハズレとは思っていません。
ともあれ。
何本もギターを使い倒してきたような経験があるならともかく、特に比較もなく「これはアタリ」とか、「何年経ったら鳴ってきました」とかって、結局そのギターに慣れて、うまく扱えるようになったとか、他のギターとの住み分けができて使いどころが分かった、とか、そもそも調整出来てなかった、とかじゃないのかなあ?と思います。
誰しも理想の音とか、イメージを持っていて、それに比較的近い音が出るギターをして「当たり」とするんでしょうね。
あと、その手のでよくあるのが、価格帯が上のギターより良い!と言ってるやつ。フェンジャパいじりまくって「そこらのUSAには勝てます」とか。これも好みや慣れの問題があるし、そもそも、勝ち負けじゃないですしね。
方向性の違う楽器を比べても仕方ない。例えば、同じストラトでも年代によって音の違いはかなりあります。それを比べるのもナンセンスですよね。しかも「そこらのUSA」をちゃんと調整したら、そっちのが良かったりして。