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気が向いたら書く

Gibson SG Special 2018 を試奏する

2018-03-29 18:31:54 | ギター
以前、試奏して気になったギターに70年代のSGスペシャルがあります。他の年代と大きく違う点は、なんと言ってもピックアップにミニハムバッカーを載せていること。

その時の試奏ではかなりツボに来て、何かを下取りして買おうかな?とまで思ったのですが、そのうちフェードアウトしました(笑)

その後、ミニハムが復活した2016年のSGスペシャルを試奏しましたが、これはネックがメイプルで、全然別物といった印象でした。


それが今度、2018年モデルとしてマホガニーネックになったようなので、試奏してみました。



塗装は相変わらずサテンフィニッシュで安っぽい感じです。

弾いてみた感じとしては、うーん、普通かなあ。2016より悪くない印象ではあります。やはりネックがマホガニーになったことで、本体とピックアップのバランスが良くなったのかな。カッティングもいけるし、歪ませてのウーマントーンもなかなかです。

ですが、これは欲しい!と思うほどではないですかね。アンプがマーシャルで慣れてなかったのもありますが、クランチからボリューム絞ってクリーントーン、とかイマイチうまくできないんですよね。幅が狭いと言うか。70年代のやつはその辺バッチリだったんですけど。

あと、やはりあのフィニッシュです。クリアラッカー吹きたくなるんですよ(笑)。中古で5万くらいならそれも有りかもしれませんね。

Bob Dylan / "Idiot Wind"

2018-03-29 12:54:46 | 音楽
最近、なぜか毎日のようにディランの"Idiot Wind"を聴いています。1975年のアルバム、"Blood on the Tracks"(邦題「血の轍」)収録。



いい加減なマスコミや、離婚の話が進んでいた当時の妻サラに向けたという、かなり辛辣なメッセージで「愚かな君、まだ息の仕方を知ってるなんて奇跡だぜ」なんて言ってます。

このアルバムの、ことにこの"Idiot Wind"の録音に関して、レコーディングに関わった人物の非常にエキサイティングな体験談があり、邦訳を以下のサイトで読むことができます。正直なところ、以前これを読んで、この曲が好きになったんですけどね。

『血の轍』ニューヨーク・セッション秘話

当時のエキセントリックなディランその人と、レコーディング手法が記録されていて、非常に面白いです。全ロックファン必見と言えるくらいの内容でしょう。

この、アルバム発表時に差し替えられたニューヨークセッションでの"Idiot Wind"も、今では簡単にYouTubeで聞くことができますし、ローリングサンダーレビュー時代のライブバージョンなども素晴らしいものがあります。

今回もやってみました。

Idiot Wind カバー

いくつかのライブバージョンを参考にしましたが、スライドが決まらない感じです。ラップスティールの雰囲気出したいなあ。

※追記

歌入れました。
Idiot Wind 歌入り

David Bowie / "Diamond Dogs"

2018-03-22 14:36:17 | About Bowie
久々のボウイシリーズです。

趣味的なカバーアルバム"Pinups"を最後に、ジギー時代のバックバンド、スパイダーズフロムマーズと袂を分かったボウイは、荒廃した近未来をコンセプトとしたアルバム"Diamond Dogs"を制作しました。



このアルバム、たぶんぼくが初めて自分で買った洋楽CDです(笑)。ですので、それほど名盤とは思わないんですけど、好きなアルバムですね。当初は眉毛剃って眼帯したボウイに若干引きましたけど(笑)。

近未来、ってコンセプトに関しては、時代とともにどうしても古くなるテーマですけど、ボウイはかなり頻繁に取り扱いますね。スペイスオディティやジギーもある意味そうなのかも知れませんし、後年のアウトサイドなんかは「90年代のダイヤモンドの犬」と評する人もいました。

さて「ダイヤモンドの犬」ですが、オーバーチュア的な"Future Legend"で幕を開け、ファンキーなタイトル曲、ドラマティックな"Sweet Thing"、唯一ロックンロール的な"Rebel, Rebel"、個人的には過小評価されてると思う"Rock'n'roll with me"、オーウェルの影響そのままの"1984"などが並び、最後は「永遠に回り続ける骸骨家族の歌」というなんとも言えない邦題の曲で幕を閉じます。実はこれ、単に直訳で"Chant Of Ever Circling Skeletal Family"ってのが原題なんですけどね。ついでに言えば、「幕を閉じます」と書きましたが、ヴァイナルでは最後に針が同じところを繰り返すように盤に加工がされていて、正に「永遠に回り続ける」ものだったそうです。

このアルバムでは、ギターはボウイ自身が弾いているのですが、"Rebel, Rebel"のリフなどはかなりカッコいいです。しかし、当時のPV(眼帯してKentギター持ってるやつ)は当て振りで萎えましたな(笑)。ストラップすらしない手抜きっぷり。

Bowie TopPop "Rebel, Rebel"

バタやんかよっての。

アルバム全体としては、ジギー時代からずっと引きずっている「終末観」と、これ以降傾倒していくファンクが融合されている感じです。時おり聴けるサックスも寂寥感を演出してます。

それはともかく、今回のやってみた、は骸骨家族の前の曲、"Big Brother"です。これもオーウェルの小説「1984年」に出てくる、世界を支配しているコンピュータの名前ですね。

Bowie / "Big Brother"

原曲を再現するつもりはなかったので、なんとなく捻れた雰囲気を出せばいいかな、というつもりでやってます。

ベース用ニューアイテム!

2018-03-08 21:01:22 | ベース
このところ忙しくて放置気味です。年度末ですからね。

と言っておきながら近々、超久しぶりに人前で演奏することになり。バンドで、ベースですよ!とはいえセッションパーティ的な感じなんで、合わせて練習もなくぶっつけ本番なんですけどね(笑)

で、それに合わせて新しいアイテムを買ったんですよ。何かって?




…ピックです(笑)


ギターのピックは(も)あまりこだわりも無いんですが、なんとなくティアドロップ型ばかり持ってるんですね。ベースだとオニギリの方が使いやすい、というか、弦に当たる面積が大きいので(ピックは弦に平行に当てるので)コントロールしやすいのです。って、今までそんなこと考えたことなかったんですけどね。

ぼくはピック弾きでベースを始めちゃったので、未だにろくに指弾きやスラップが出来ないんです。音色的に、とかピック出すのが面倒くさいとかで指で弾くこともありますけど、まあほぼピックです。

ピックが当たる面積が小さいと、音が鋭角的になるし、やはりギターよりも弦からの反発力も大きいので、しっかりホールドできるオニギリ型の方がいい。なおかつ、厚め・硬めのものが良いです。

ということで、楽器屋で買ったのがクレイトンの1.20mm、ウルテム素材のやつ。単に一番硬くて、滑りにくそうだったからこれになりました。
出音とか、別にこだわりませんからね。大体、ベースの音質なんてみんなそんな聴いてないですよ(笑)