FootprintFile

気が向いたら書く

Lenny Kravitz /"Again"

2017-01-30 20:41:57 | 音楽
レニー・クラヴィッツは学生のころ大好きでした。ちょうど"Are you gonna go my way"が大ヒットしてたころ。ラジオでバンバン流れてました。

そこから遡って、"Let love rule"と"Mama said"はホントよく聴きました。その後、"Circus"がリリースされて、これもよく聴きましたが、正直トーンダウンした感じでした。"5"になると、レニーはドレッドヘアを切ってしまい、太ったというかマッチョになり、音もロックよりファンク寄りになり、ほとんど聴かなくなってしまいました。なにより、アナログレコーディングをやめてしまったと聞き、かなり興味を失いました。そんなの聴いて分かる訳ではなかったのですが、堕落したな!みたいなね。若いころって、そういう変なこだわりとかあるじゃないですか。

いつも音源をリンクしてるSNSで、レニーの"Again"という曲を知りました。凄腕ドラマーの方がドラムとベースをアップしていました。この曲、2000年頃のベスト盤にのみ収録されていたそうで、ぼくは初めて聴きました。グラミーも取ってたんですね。

Lenny Kravitz/"Again"

で、今やもう中年になったぼくはフラットな気持ちで聴ける訳ですが、良い曲ですね。ゴリゴリのロックではないけど、ギターソロは完全にトラディショナルなロックギターです。PVではレニー珍しくがストラトを弾いてますが、22フレットまで使ってるからギブソンじゃないのかな。

弾いてみました。

アゲイン

ギターも一本だけだし、例によって雰囲気コピーです。ギターは22fあるフェルナンデスのストラト。アンプはVoxのモデリングです。なぜなら古雑誌でレニーのVoxアンプの広告が掲載されていたからですw。



エフェクトはコーラス、コンプと、ソロでMooer Black Secretを使いました。まあ、ただ使いたいだけです。結局、22fのとこトチッてるし。。


長く音楽を聴いていると、初めて聴いた時はフィットしなかった曲も、いつかフィットするときが来る経験をすることがしばしばあります。今回も、リアルタイムでは興味の対象ではなかった時期のレニー・クラヴィッツを再発見しました。"5"も引っ張り出して聴いてみようかな。

Mooer Black Secret

2017-01-28 19:42:38 | エフェクター
いい加減、ムダに歪みペダルを増やすのをやめよう、と思っているのですが、また増やしてしまいました。RATのクローン、MooerのBlack Secretです。



リサイクルショップに行ったらこれがあったのですが、一旦はガマンしたんですよ。しかし、その後に古本コーナーにてRadioheadのムック本を発見してしまい。レディオヘッドと言えばTurbo RATですよね?(そうなのか?)
このBlack Secretはノーマルモードとターボモードをスイッチで切り替えられるんです。RATはあの筐体がカッコいいと思うのですが、一粒で二度美味しいし、ミニサイズなので場所もとらないし、評判も悪くなさそうなので良いかなと。最近、モノ自体あまり見なくなりましたしね。

で、音が出なきゃ困るんで、一応試奏はする訳ですが、例によってリサイクルショップクオリティ。アダプター無いと音が出せないことも知りませんでした。それを言うと「本体のみの販売ですが…」って、だから試奏はさせろよと。ということで、ショボショボのマーシャルに繋いで試奏しました。機能的には問題なさそうでしたので、購入。

で、軽くマルチに繋いで弾いてみました。んー、思ったよりおとなしめな印象かな。ターボモードにすると中でLEDが光ってるのが見えるので、LEDクリッピングを咬ますということなんでしょうかね。音の変化はあまり激しくないのですが、試奏の時は結構変わった印象だったので、環境によるのかもしれません。本物を使ったことがないのでよく分かりません。

で、マルチのG3にもRATのモデリングはありまして、それと比較するとマルチの方が太くて良い音…。Black Secretはスッキリした音です。

しかし、モデリングの方はギターのボリュームにほとんど追従せず、音色変化しないのに比べ、Black Secretは面白い程に音色が変わります。ファズに近いレベルです。これは嬉しい。

音源です。

Black Secret テスト

ギターはフェルナンデスのストラト、フロントPUです。ギターのボリュームを3→6→10→3と調整しています。これだけ変化するなら基本の音色が多少物足りなくても許せます。本格的なファズより使いやすいですし。

それにしても歪みペダル多すぎ…。

OS-2とOD100の比較

2017-01-22 16:31:11 | エフェクター
BossのOS-2と、そのパチモンBehringer OD100との比較です。
以前、OD100の時に録音したのと同じ設定で、同じようなフレーズを弾きました。



ギターはテレキャスターでセンターポジション、Voxアンプモデリングです。OS-2の設定はレベルとトーンは12時、ゲインは最小。そして、エフェクトなし、ColorをOD側9時、DS側3時の順で弾いています。

OS-2テスト

そして、こちらが以前弾いたべリンガーOD100。

OD100テスト

OS-2のほうがゲインが高いのかな。
音の傾向はやはり似ていますが、OS-2のほうが情報量が多いように感じます。OD100では単なるミッドレンジのコントロールかと思ったModeツマミですが、OS-2のColorツマミは確かにOD/DSをブレンドしてるのかな、と感じます。そのせいでノイズも2倍なんじゃないかとも思えますが。
そう、ノイズに関してはどちらも大差なくノイジーです。

今回はテレキャスター(とアンプモデリング)で弾いたので、OS-2のコンプ感の強さはそこまで嫌な感じは無く、むしろ弾きやすさがありました。OS-2はシングルコイルで使うのが良さそうです。OD100のほうはミッドのクセが無いので、ハムバッカーにも使えます(ちなみにこれは、ぼく個人の感覚です)。

OS-2は(OD100も)「一粒で二度おいしい」というよりも、キャラクターを連続的に変えられる歪みペダルという位置付けだと思います。ツマミを振り切ってOD、DS単体で使うと面白みの無い音です。特にDSの方は、DS-1の音とか期待すると拍子抜けするレベルのつまらなさだと思います。ブレンドしてナンボです。

しかし、他のツマミと相関関係があり、ColorをDS側にしていくとDriveの最小値が上がったり、逆にToneの最小値は下がったりと、結構初心者には難しい気がします。

ローランドも初心者には向けてないのかな?やはり謎のロングセラーペダル。

Boss OS-2 Overdrive/Distortion

2017-01-20 20:46:05 | エフェクター


これまたジャンク扱いで安く手に入れてしまいました。ボスのOS-2です。パチモンのべリンガーOD100がなかなか使いやすかったので、本家はどんなものかと気になってしまったのです。

OS-2も謎のロングセラー機ですね。
たぶん、「ODとDS、どっちも使えるから良いですよ」という楽器店の店員に騙されて、初心者が最初に買ってるのではないかと思うのですが、どうなんでしょ。そんなことないか。ともかく、中古市場にはたくさんあるので、結構安く見つかりました。U2000円。

さて、音はどうなんでしょうか。

べリンガーと直列に繋いで弾き比べてみましたが、音の傾向は確かに似ています。しかし、ボスの方がミドルのコンプ感が強いです。いかにもエフェクター、ボスのオーバードライブ、という感じです。

コントロールの可変幅はボスの方が広いかな。でも、ディストーション側にしてもエフェクター臭いコンプ感が常につきまとうので、歪ませすぎるとペラペラになるし、個人的には、ちょっと苦手な感じ。口径のでかいアンプで鳴らしたら違うかも知れませんが、べリンガーのOD100のほうが適度な抜け感があって、良い音だと思います。

レスポールで試したので、シングルコイルだとまた変わるかなあ。要研究。

Boss TR-2 Tremoro

2017-01-17 20:22:26 | エフェクター


ボスのトレモロ Tr-2を手に入れてしまいました。
かなりロングセラーの機種です。一般的には「あまりこだわりがなければこれで充分でしょ」という評価なんですかね。ぼくはこだわりがないので全然オッケーです。

まあ、それを言うならマルチので充分なんですが、ボスコンを集めて並べたくなってしまったので仕方ありません。しばらくオークションで探していましたが、結構高くなるんですよね、これ。今回はジャンク扱いで安く出品されていたのを、出品直後に即決落札でした。

トレモロはなんとなく好きなエフェクターで、フェンダーアンプの雰囲気を出したり、バッキングのここぞというところで踏んで、場面転換のように使うとか、先日のボウイの"Sound & Vision"のようにカッティングにも使えます。所謂マシンガントレモロ、なんてのもできますし。ぼくはできませんけど。
TR-2はどちらかと言うと柔らかい音で、マシンガンとかよりもフェンダーアンプ系じゃないかと思います。よく分かってませんが。クリーントーンでリバーブと合わせて使うと、古き良きアメリカ的な音がします。すごくいい。

David Bowie /"Sound and Vision"

2017-01-10 17:03:08 | About Bowie
体調を崩して寝込んでいたところ、ラジオでデヴィッド・ボウイの"Sound and Vision"がかかりました。アルバム
"Low"に収録。



ベルリン三部作あたりは正直、それほど聴かないのですが。Lowはまだ聴くほうかな。
ボウイの作品は基本、アルバム単位で聴く癖が染み付いてるので、この曲だけ、とかベスト盤とか聴かないんですよね。だから、ラジオとかで切り出して再生されると新鮮な感じがしました。

久しぶりに聴いて、弾いてみたくなったのでギターでやってみました。例によってZoom G3のみです。

Bowie /"Sound and Vision"

基本となるカッティングギターは、フェルのストラト。センターとリアのハーフトーンです。アンプはフェンダーツインリバーブのモデリングで、エフェクトにコンプとヴィブラートをかけています。70年代ファンクらしく、かなりヘナチョコな音です。

この曲のシグネイチャーフレーズとも言える、2本目のギターは、もう少し腰のある音です。アンプは同じツインリバーブですが、ミドルを少し上げて、エフェクトはコンプのみ。ギターはL250を載せたムスタングもどきを使いました。まあ、別に何のギターでも良かったのですが、なんとなく使いたかっただけです。

これだけだと寂しい感じだったので、本来、他の楽器で表現されてる部分もやってみます。鍵盤の部分は"Z Organ"というエフェクトがあったのでスローアタックと組み合わせて使ってみました。最後のホーンのフレーズはファズフェイスのモデリングです。これはスローアタックを合わせたらイマイチだったのでやめました。リバーブを深めに掛けて、音が遠くなるようにしてます。
雰囲気作り、程度ですw

Joe Bonamassa /"Last Kiss"

2017-01-05 15:07:52 | ギター
当ブログでは極力季節感を排除しておりますので、年末年始のご挨拶とかやりません。あしからず。

しかし、今回は若干時事ネタなんです。

何かと言えば、大みそかに家族が紅白を見ていまして、それを眺めていたらTOKIOの長瀬がジョー・ボナマッサのシグネイチャーレスポールを弾いていたのです。ゴールドトップにエスカッションがブラックのやつ。あいもかわらず宙船歌ってましたな。ちなみにリーダーはPRSでしたな。



翌日、車を運転しているとカーステに入れていたボナマッサの曲"Last Kiss"が流れまして。これは何かの掲示かと(んなことない)。

Joe Bonamassa /"Last Kiss"

まあ正直、それほど好きではないんですがね(笑)。ベスト盤止まりですし。あー、昔ブラッドラインはなぜか持ってました。その頃は全然注目されてなかったけど、ボナマッサ。

車で聴いた、上記のスタジオバージョンはモジュレーションだかエコーだか、割と強めにかかってますが、ライブではごくシンプルなマーシャルトーンのようです。

"Last Kiss"ライブバージョン

言わばレスポールとマーシャルの王道トーンですが、結構モダンと言うか、90年代を通過した音という感じがします。JCM2000なのかな。上記のゴールドトップじゃなくてバースト弾いてますね。

それにしても、この組み合わせでEのローコードでジャーン、とやるのは気持ちいいですね。音も分離してるのでそんなに歪ませてないと思うのですが、迫力あります。いまいちレスポールの使い方を分かってなかったけど、これだ!って感じがします(笑)。

イントロからバッキングはリアPUで、ボリュームのコントロールで対処してます。最後の方は映像から見るとフロントに切り替えて、ピックでなく指で弾いて音質変化を狙ってますね。フロントだけどブーミーにならず、割とすっきりした音です。

こういうパワフルな音はLPスタジオです。本物はローパワーのPUだと思うので、実を言うとダンカン59の方が良い気がしますが、ここは意地でも使います(笑)

Last Kiss っぽいやつ

アンプは当然マーシャルですが、モデリングされてるのは古いモデルなので、とりあえず1959です。この動画だとミキサーでのリバーブと、ホールのナチュラルなリバーブも効いてるような感じですが、ホールリバーブエフェクトをかけると大袈裟になるので、Zoom独自の空間系エフェクト"Air"を使います。何やらよく分かりませんが、部屋鳴りを表現してるのかな?

あとはギター側のコントロールだけなのですが、好みでブースターを噛ますのも良いかと思います。それもミッドがモッコリするやつじゃない方がそれらしいんじゃないかと思います。今回はまたべリンガーのOD100をOD寄りにして、最後の部分だけ踏んでみましたが、やはりエフェクター臭さが出ちゃいましたね。

しかし、こういう音をヘッドホンで演奏してると、それはそれでストレスですね。アンプで鳴らしてみたい!(笑)