FootprintFile

気が向いたら書く

レスポール難しい

2016-02-21 20:19:04 | ギター
最近、ストラトばかり弾いていたので、久しぶりにレスポールを弾いてみました。寒くなってからネックの調子が悪く、しばらく休憩していたアリアのレスポールです。



例によってベリンガーのアンプにプラグイン。しかし…
クリーントーン(ややクランチ気味ですが)はまあ良いのですが、歪ませるとこれという音が出せません。内蔵のゲインスイッチをオンにしてみても、いくつかの歪みペダルを試してみても、ダメ。ミッドレンジにわざとらしいコンプレッションがかかってしまうというか、どうも気持ちよくない。シングルコイルには鉄板ペダルの、Boss BD-2でも安っぽい音しか出せません。

以前、マルチからヘッドホンでモニターしている分には、それなりに満足していました。要するに、自分の音作りが下手なんですね。アンプシミュレータはできあがったセッティングで弾かせてくれますから。

フォトジェニSGはチープな音がするので、割と音が作りやすい気がするのですが、レスポールだとうまくいきません。

レスポールにおけるひとつの理想のトーンは、やはりデュアン・オールマンのフィルモアイーストの音です。とりわけ、ぼくの場合は、"Whipping Post"の音。しかし、どうにも雰囲気すら出ないという…。

まあ、小音量では無理があるのも当然なんでしょうが、やはりプレキシ系ペダルが欲しくなりますな。機材の問題じゃあないのは分かってるんですけどね(笑)

Johnny Lang/"Wander This World"

2016-02-17 21:40:10 | 音楽


先日テレキャスターのことを書いていて、そういえばこの人もテレだったよな?と聴き直したアルバム。ジョニー・ラング、98年発表の2ndです。

確か16歳くらいでデビューして、このアルバム時点で18歳だそうです。歌もギターも年齢詐称してるんじゃないかってほど上手い。ただね、ヴォーカルが頑張り過ぎな感じがして、あまり聴いてなかったんですね。80~90年代のクラプトン聴くのと同じ感覚。

でも、改めて聴いてみると悪くないです。やっぱり、本当に十代かよとは思いますが。

この当時は、ティーンエイジャーなのに老成したようなミュージシャンが結構いましたね。ラングと似たタイプだとケニー・ウェイン・シェパードとか、ブラッドラインのジョー・ボナマッサとか。まあ当時は聴いてませんでしたけどね。あ、ジョス・ストーンの1stは衝撃的でした。デレク・トラックスが出てきたのはもう少し後かな?

で、ジョニー・ラングに話を戻すと、ギターの音がなんか独特だなあと。エッジ感はあるけどふくよかさもあるというか。
これ本当にテレ?と思って調べたら、2ハムのセンターにP90を増設したシンラインを使っていたようです。なるほど。このアルバムの一曲目を貼っておきます。

Johnny Lang/"Still Raining"

この頃は普通にフェンダーのハムですが、最近使っているモデルには、ハムバッカーにBill LawrenceのL-500(!)をチョイスしています。なんとも個性的です。セオリー無視である意味、とってもブルース的だと思います。
ギターも上手いのですが、ブルースマナーは決して外さないのも、正にブルース。

フェンダーアンプに、TS系ブースターというのが基本スタイルのようですが、音がパワフルなのはハムバッカーだからですかね。このリードトーンは結構好きです。普通のテレに、DS-1とかでも似た感じだせそうな気もするのですが。

まあ、とはいえ、他のアルバムは聴いてないんですけどね(笑)

Pearl Jam /"Yellow Ledbetter"

2016-02-11 13:11:47 | 音楽
つけっぱなしにしていたテレビに、CSIだかクリミナルマインドだか、何かクライムサスペンス系の海外ドラマが映ってたんです。ジェリー・ブラッカイマーが絡んでそうなやつ。

観てなかったんですが、突如極上のストラトトーンが!即効でShazam ってみると、パール・ジャムでした。

Pearl Jam /"Yellow Ledbetter"

パール・ジャムは特に好きなバンドではなく、アルバムも2枚くらいしか聴いてないし、それもそんなに良いとは思っていませんでした。もっと歪んだギターのイメージだったのですが。

ギタリストは、マイク・マクレディ。59年のストラトを愛用しているそうです。



一度音楽をやめて、レンタルビデオ屋の店員をやってたけど、スティーヴィー・レイ・ヴォーンのライブを観て音楽の道に戻ったという熱いエピソードを持っています。

この"Yellow Ledbetter "は、メンバーが良いと思ったライブでのラストに演奏する定番曲だとか。

多分、59年のストラトをマーシャルで鳴らしてるんじゃないかと思います。ソロではTS系のペダル踏んでるんですかね?SRV好きならば。

ライブ映像だと、もっとギターが歪んでます。それはそれで良いですが、このスタジオ版の美しいトーンは絶品ですね。ライブのソロではコーラスやファズ、ワウなどのペダルをその時の気分で踏んでるようです。

で、なんとかこんな感じの音が出せないかとZOOM G3でやってみましたが、音もプレイも難しいですね(^_^;)

Yellow Ledbetterのつもり

ギターはスクワイアのストラトです。

アンプモデルはマーシャル・ブルースブレイカーで、ゲイン低め、ミドルを削ったドンシャリ設定。リバーブはTile Roomというのを適当に。イントロのみ音圧感が足りなかったので、アンプの前段にクリーンブースターをかましています。

ソロは、ブースターをTSにして、ゲインも12時程度に上げて歪みのキャラクターを足してますが、どうも歪み具合が足りず、ギター本体のブースターもオンしています。同じ設定だと、若干リバーブがうるさいですかね。

あまり時間がなくて、ギターソロの音は聴き比べてもいません。TSもただの思い込みです(笑)。

メイプル指板の塗装が

2016-02-09 20:48:18 | Fender Japan テレキャスター
ある友人が、色々なアナログレコードからmp3ファイルにしたものを聴かせてくれるのですが、60年代後半から70年代の、特にアメリカ音楽をたくさん知りました。昔から聴きたかったけど、後回しになってたもの多数。ありがたいことです。

で、聴いていて、気になるギターはテレキャスターが多いんですよね。(まあギターはなんでも好きなんですけど)

ダニー・コーチマーの"Kootch"とか、カーティス・メイフィールドのライブ盤(カーティスはシンラインですが)、あとはマイク・ブルームフィールドがテレ使ってる音源とか。それぞれにナイスなテレサウンドです。

以前より聴いてるものでも、コーネル・デュプリー、エイモス・ギャレット、ジョニー・ラングなんかもテレですね。それともちろんロイ・ブキャナン。ダニー・ガットンは昔聴いてあまり良いと思わなかったのですが、今聴いたら違うかもしれません。

でまあ、そうなると当然テレに手が伸びるのですが、弾いてると何かおかしい。フィンガーボードが変な感触なんですよ。ペコペコするというか。
これはあれですよ、キャラメルとか、チョコボールでもいいんですが、お菓子の箱にビニールコーティングしてあるやつあるでしょ。あの表面の感じに近い。

で、指板を良く見てみると、塗装が剥がれて浮いてるんです。木が痩せたんだか、指板にストレス与えて弾きすぎたんだか、なんだか知りませんけど。



分かりますかね?この指板が波打ってるみたいになってるの。

このギター、以前から指板の塗装が一部ペリペリ剥がれてきていて、そこは適当に剥がしてほっておいたんですけどね。写真の汚くなってるとこが、そう。それが全体に進行してきたみたいです。

それにしても、フレットより先に指板が悪くなるなんてねえ。70年代のフェンダーもポリ塗装のはずですが、もっとカッコいいレリックになりますよね。なんなんだ、この違いは?

これはまた適当に剥いで放置しておくか、できるだけ剥がしてラッカーで再塗装するか。どうするかなあ。


ベリンガー AC108 とフォトジェニックSG

2016-02-07 08:17:50 | Photogenic SG
ベリンガーのアンプを買って以来、シングルコイルでしか鳴らしていないことに気づき、ハムバッカーのギターで鳴らしてみました。



なんとなく手に取ったのがSGだったのですが、こいつはネックに難ありで弦高が高く、スライド専用機になっています。しかし都合の悪いことに、昨日料理をしていて右手の親指の先を少し切ってしまったので、指弾きができません。仕方ないので、ミュートしづらいですがピック弾きです。

クリーントーンでは、結構アコースティックな感じもあって良いです。スライドに合います。

PUはフォトジェニック純正のやつだと思いますが、ローパワーで癖が無い感じです。SGは構造から、音がどうしてもミッドに寄る傾向があるのですが、ストラトとかテレに載せたらそんな悪くないんじゃないかと思います。このギターでは、PUを切り替えてもあまり音が変わらない感じです。安ギターにはありがち。

歪ませるには、やはりゲインスイッチをオンにしなければならないですが、今回はギャリっとしたダーティな歪みにしたかったので、シフトスイッチもオンにしてベースも3時くらいにしました。トレブルはフル。ゲインは2時くらい。

SG+AC108

また例によってiPhone マイクでの適当録音です。プレイもネタ切れ感ありますが…。

ゲインスイッチオンで歪ませすぎると、やはりエフェクターっぽい歪みになる気がします。スイッチオフでブースターをつなぐ方がいいのかも。

あと、結構ノイジーです。マスターボリューム上げるとかなりノイズは目立つ感じです。でもギターの問題かな?SGはアースがちゃんと取れてない感じなので、そのうち配線直さないと。

ちなみに、スライドバーは前に切ったドイツビールのボトルネックです。日本のビール瓶よりガラスが薄いのですが、なんとなく硬い気がします。音もソリッドな感じで、ハムバッカーとは相性が良いような。スライドバーもこだわれば、深い世界のようです。

しかしこの組み合わせ、本当に貧乏人丸出しですね(笑)

エレキギターの出音の構成要素

2016-02-06 14:35:10 | ギター


思いのほか、スクワイアストラトのモディファイがうまくいって、音的には満足してしまいました。まあ自分程度の腕にはこれで充分かなあと。ボディにしろピックアップにしろ、低いレベルでまとめてる感じだと思うので、実際のバンドだと抜けない、とかあるとは思いますけどね。

ここ最近、楽器屋で何本かストラト(Fender USA、Mexicoなど)の試奏はしていたのですが、どれ弾いても「これで充分だなあ」的な感想しか出てこないんですね。もちろんピックアップの違いとかで、味付けの違いはあるのは分かるし、比較してこっちのがいいかな、程度はありますけど。

でもそれ以前に、ギタリストとしての経験値が足りてないんだと思います。本当にいい音とは何か?それに対して何が足りないか?ここは秀でてるか?とかの認識が無いんですね。凄いヴィンテージとかを一度弾いてみれば違うのかな?

まあ、死ぬまでに70年代あたりの本家フェンダーが欲しいなあ、ってくらいですかね。70年代の弾いて凄え音だ!って経験も無いですが、佇まいを含めて、やっぱり古い楽器が好きなので。ストラトの場合、それ以前の年代は手が出ませんから(笑)。

結局、エレキギターの出音に関わる重要な要素って、音作りも含めたギタリストの腕が7割くらいで、機材はあとの3割くらいしかないんじゃないでしょうか。
ならせっせと練習しろって話ですよね。
(ちなみに、ベースの場合は8割以上が腕だと思います)

3割を構成する機材のうち、まあ6割くらいはアンプに依るような気もします。アンプシミュレータ通すと上手く聴こえるのはそのせいで。アンプの設定、使い方は「ギタリストの腕」に依るわけですが、そこはプリセットで済んでいますから。

残りの4割がギター本体として、そのギターの構成要素で大切なのはなんでしょうね。ピックアップ?
まずは、ギターの構造だと思います。木材がなんであれ、ストラトはストラトらしさ、レスポールはレスポールらしさが最低限あると思います。テレ、SG、335、なんでもそうです。ピックアップはその後かな?

前にネットで面白い意見を見たんですが、揚げ物で言ったらピックアップは衣だと。シングルとハムの差は、エビ天とエビフライの差みたいなもんで、本体のエビが重要、みたいなものでした。
そうすると、本体の木材の違いは産地だとか、車エビとバナメイエビの違いだとか、配線材なんかは衣の塩加減か、とかね。考えるとなかなか面白いです。いずれにしても、料理人の腕が一番なのも同じですし。ん?食べる人の舌か?まあどっちでもいいんですが。

だから、コンデンサがどうだとか配線材がどうだとか、もう本当に微々たる要素だとは思うんですよ。

…でも、それが楽しいんだから仕方ないですね(笑)