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気が向いたら書く

Squier 侮り難し。

2013-09-30 20:06:15 | ギター
今日はちょっとやんごとなき事情がありまして街に出たんですが、ついでに楽器屋に寄って(冷やかしで)エレキギターの試奏をしてきました。こういうのは久しぶりです。やっぱいいなあ、楽器屋は。今はネットで買えちゃいますが、やはり実際に触らないと。

今回弾いてみたのは、スクワイヤの変わり種ストラトです。
ピックアップがダンカンデザインのリップスティックタイプというのが最大の特徴ですね。これ、中々いいです(^^)



アンプはフェンダーのチャンプかな?小さい奴でしたが、結構パンチのある音がしていました。ボディがバスウッドで、塗装はポリの分厚そうな感じでしたから、やはりソリッドな鳴り方で、それをそのまま素直にアウトプットしてる感じでした。テレのボディだと、かたくなりすぎそう。だからダンエレクトロのような、柔らかく、軽いボディにマッチするのですかね。アンプのゲインをかなり上げたのですが、あまり歪まないですね。

で、このスクワイヤ、ネックが結構いいんですよ。グリップが細くて、指板のアールはフラットと、見てくれよりもモダン。グロス塗装も綺麗でした。指板材のローズウッドの質は低そうですが、これは見比べたところフェンダー全体でそうみたいですね。メキシコも見た感じはどっこいどっこいでした。カスタムショップを除けば、ジャパンの上位機種の指板が一番見た目が良かったかな。染色してるのかもしれませんが。

それにしても、フェンダージャパンの存在が微妙というか、中途半端な感じですね。スクワイヤの上位機種、Classic Vibeシリーズは概ね4万円くらいの価格帯で、ジャパンが6~7万円なのかな?メヒコは8万円くらいからあるし、USAの下位機種は12万円くらいです。フェンダーロゴでないことと、中国製であることにこだわらなければ、スクワイヤの上位機種で十分満足できると思います。ちゃんと作ってある感じです。

ジャパンに7万出すなら、もうちょっと頑張ってメキシコやUSA、ってなるのでは…。また、ジャパンの塗装がいかにもポリのツルツルピカピカでねえ。そういうのが好きな人もいるのでしょうがね。

Vintage サイクロンもどき

2013-09-27 19:11:16 | ギター


ギターいじりで最も重要なことって、サブがあるかどうかではないかと半ばマジに思ってます(笑)。いじってる間、ギター弾けないと嫌ですもんね。

まあ、ぼくの場合なんの活動してる訳でもないのでメインもサブもクソもないんですけどね。いや、クソギターは持ってるかw

とりあえず、これは所有ギターで唯一、アームが使えるギターです(いまのところ)。因みにビンテージってのはブランド名(笑)で、全然オールドではありません。中国製の安物。でも、普通に使えてます。ネックは安定してないですけどね。基本性能としてはクソギター(バークレイ)より良いのではないかなw

ヤフオクウォッチしてて、完全に見た目で選びました。デュオソニックに見た目は近いですが、ストラトと同じレギュラースケールなんで、ボディのデカいストラトって感じです。本家で言うとサイクロンが一番近いかと思います。サイクロンはミディアムスケールだったかな?リアがハムバッカーのとか、幾つかバージョンありますね。

最初に着いてたピックアップはボソボソした感じの音で、ポジション変えても同じような音しかしませんでした。で、ピックガード開けたら酷くて。新品のはずなのに、配線が途中で切れたのを継いであるわ、塗装後にボディ削り直してるわ…。で、ピックアップ交換しました。

ちょうどその頃見たスティーヴィー・サラスの映像で、ストラトにビルローレンスのピックアップで凄く良い音出してたのね。で、L250を2発載せてます。個性の強いピックアップなので、音質改善には絶大な効果がありました。ボディの出来にはあまり左右されないタイプなんではないかな。

L250はシングルコイルサイズだけどスタック構造のハムなので、やはり中音域の太った感じというか、ハイミッドにクセがあります。シングルでもハムでもない音。良い音なんですけどシングルの抜ける感じが欲しいと、ちょっと違う。音の粒が大きいというかね。ハイパスフィルター試してみようかな。

ストラトのグレードアップ

2013-09-21 21:35:01 | Fernandes ストラト
前にも登場しているフェルナンデスのストラト、電気系統のグレードアップをはかろうと思います。

現在は全て国産のパーツが載っていますが、ポットをCTS、セレクタをCRL、アウトプットジャックをスイッチクラフトと、まあ定番のパーツに交換します。ピックアップはそのままなので、それほど大きな変化はないかと思うのですが、パーツの信頼性を高めたいので。

モントルーからこれらのパーツとコンデンサ、ワイヤー、ハンダをセットにして販売されており、これをサウンドハウスで購入しました。本来は6000円以上するようですが、4000円弱です。すげー!



ミリ規格からインチ規格になりますので、穴を拡げるリーマーも入手しました。

モノが届いたのでさっそく作業開始。付属のクロスワイヤーは単線のようです。なんか押し出しが強くなりそうなイメージがありますが、どうなんでしょう。

パーツセットには配線図も付属しているので、それを見ながら作業していきます。一点だけ、変更したのはリアPUにもトーンを利かせるようにしたこと。センターと共用としました。

配線自体はさしたるトラブルもなく、作業終了。しかし、今頃になってトレモロブリッジとピックガードが干渉していることに気づきました(´Д` )
フローティングにしようかとも考えていたのですが、ピックガードを加工しない限り無理そうです。今回は今まで通り、ベタ付けのままいきます。

さて、弦を張って音出し…と言ってもZOOM G3での確認ですが。
んー、、なんとなく、レンジが狭まったような…。このギターのピックアップは裏に磁石が貼り付けてあるので、多分、入門用ギターのものですが、割とハイパワーなタイプだと思います。そのミドルの強さがそのまま出てしまったような気がします。以前の方が好みだったのでは…。ギターは奥が深いです。

今までは、東急ハンズで買った適当な配線材だったのですが、そのせいでいい感じにスポイルされて、枯れた感じになってたのかなあ?

フォトジェニックとかレジェンドとかの激安ギターって、コストダウンのためなのか、ストラトでも500kΩのポットが使われてたりするんですが、ということは、高音域が強く残るんですよね。つまり、250kΩのポットを使う一般的なストラト用のピックアップよりも高音成分が少ないのかもしれません。要は、パワーを上げてミドルを強くすると。まあ、憶測ですけどね。

とりあえず、当面はこのままにします。多分、そのうち慣れちゃうのでw
またネック外して開腹するのめんどくさいしね(´Д` )



Fender Japan テレキャスター

2013-09-16 15:15:01 | Fender Japan テレキャスター


最近、思い立ってテレキャスターを弾いたらボリュームを絞っても音が消えない症状が…。

ポットの寿命かな?と思い、ポットを新品に交換したのですが、変わらず。訳も分からず配線を総とっかえしたりしてみたのですが、改善しませんでした。

しかし、よくよく調べてみるとボリュームポットの一番右の脚がキチンとアースされてなかっただけでした(´Д` )。ポット交換しなくても良かったじゃん。交換してもなお、同じミスをする自分に呆れました。

今回、ついでにというか、サドルをMontreouxのスラントサドルに交換しました。オリジナルのテレキャスターの弱点である、オクターブチューニング調整が出来るように角度をつけたサドルです。
(テレキャスターのことをそれなりに知らないと、何のことかも分からないと思いますが面倒なので説明しませんw)

今までのサドルは多分ダイキャスト製だと思うのですが、ブラス製になり、質量自体も減ったせいか、若干音が軽くなった気がします。チューニングはバッチリです。

さて、このテレキャスター、20年くらい前のフェンダージャパンですが、マニアが喜ぶフジゲン製、Eシリアルです。最も廉価なラインなので、ボディ材はカタログ上でバスウッド、と記載されていた記憶があります。ピックアップの音がそのまま出てる感じの、まあ色気が無い音という感じはしていました。

今回、久しぶりにキャビティーを開けて気付いたことが…。



なんだ、このシマシマ…?



積層合板じゃねえかwww



フジゲン製だのジャパンビンテージだの言っても、こんなもんです(笑)

でも、好きですけどね。一番付き合いが長いし。

ソラニン

2013-09-10 19:01:15 | 映画
以前から観ようと思っていながら観ていなかった映画「ソラニン」を観ました。舞台となっているのが、以前住んでいたところのすぐ近くでビックリ。

内容はというと、なんというか、モラトリアムな感じなんだけど、この感覚わからないでもないと言いますか。フリーターしながらバンド活動はしてるけど、ライブはやらないって普通ならあり得ないんだけど、種田は「本気出して音楽やること」にさえ猶予期間を設けてしまってるということなんだろう。自分の本気の音楽が、何も変えられないと知ってしまうのが怖いから。

しかし、その期間を過ぎて本気でレコーディングしても、引っ掛かるのはグラビアアイドルのバックバンドとしてのオファーだけ。しかも、オファーしてきたのは、かつて種田が夢中になり、ギターを手にするきっかけとなったバンドのメンバーの成れの果て。オファーを受けるか逡巡するも、芽衣子が即座に断る。

そんな自分の音楽は、何も変えられないのではないか。誰にも聴かれないのではないか。

音楽を諦めて田舎に帰ろうと、芽衣子に別れを切り出すも、愛を感じて、考えなおす。バイトをしながら、バンドを続けていこうと決心する。愛する人と、愛すべき仲間たちと、生きていけばいいじゃないかと。

自分は幸せだ、とつぶやいても、

ホントに?

という自問が頭を駆け巡る。

それが一番いい方法だ。誰も傷つかない。何も失わない。それは分かってる。アタマでは。

でも、自分の中で、自分の中だけで、損なわれてしまうものの大きさは計り知れない。この先、ゆるい幸せの中で、自分を誤魔化しながら生きていくことが出来るのか?

その覚悟は出来てるのか?

どんなに困難な道でも、たったひとりでも歩んで行こうと決めていた過去の自分を裏切って、生きていく覚悟は?

だから、号泣しながらノーブレーキで走るしかなかったんだろう。

本当に、甘いんだよ。種田も芽衣子も。傷つかないで生きていけるほど、人生は甘くない。

芽衣子は種田が残したギターと渾身の曲「ソラニン」を受け継いで、バンドを復活させる。そこには、どんな感情があったのか。何か証を残したかったのか。区切りを付けたかったのか。

ライブの最後の曲として、芽衣子と加藤、ビリーの三人は全身全霊をかけて「ソラニン」を演奏する。

ソラニン

このライブシーンは良かった。それぞれ、どこか甘さを残しながら、精一杯の輝き。感動しました。拍手はまばらなんだけど、芽衣子にとっては最高のライブだったろう。

そのうち原作漫画も読んでみます。