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気が向いたら書く

Kathleen Edwards / Back To Me

2014-03-28 18:46:25 | 音楽


キッカケはあまり覚えてないんだけど、Amazonのウィッシュリストに何年か前から入れてあったアルバムです。先日、たまたま中古盤を見つけ、購入しました。

聴いてみると、これがイイ。
多分、ルシンダ・ウィリアムスにはまってた時期に、なんかで知ったのだと思うけど、まあオルタナカントリーというか、アメリカーナというか。ロック寄りのカントリーだか、カントリー寄りのロックです。

ヴォーカルは適度にハスキーで、スムーズというか、系統としてはDidoっぽいかな。

全体的になんというか、アーシーすぎもせず、メロウすぎもせず、ポップすぎもせず、ロックすぎもせず、カントリーすぎもせず、全部適度にまとまってる感じなんですね。悪い意味ではなくて。

春に聴くのにいい感じの一枚です。


Super Takumar 105mm f2.8

2014-03-27 18:44:32 | 写真・カメラ
先日、実家に帰った時に戸棚を開けると、古いペンタックスのレンズが出てきました。M42マウントの、タクマーレンズが2本。ズームレンズと、表題の単焦点でした。

ぼくの記憶では父はミノルタを使っていたので意外でしたが、時代的にはぼくが生まれる前のものなので、見たことが無いのも当然です。

焦点距離105mmは、APS-Cサイズで使うと135mm版換算で160mmくらいと、かなり望遠になってしまうのですが、父の使っていたレンズを使ってみるのも面白いかと思い拝借してきました。

とはいえ、M42マウントレンズをKマウントのボディに載せるにはアダプタが必要で、1200円程度のサードパーティ製をAmazonで入手しました。ちなみに純正品は4000円もします。

で、やっと装着された姿がこれ。



Canon Powershot S100

まあ、あまりカッコ良くは無い…。

昼間に撮ってみないとなんとも言えないところもあるのですが、結構いい感じにボケます。ただ、最短合焦距離が1.2mと長いので、ブツ撮りには向かないかな?
やはりポートレートレンズかと思います。それでも、夜に電灯の下で無理矢理撮ってみました。



PENTAX K100D + Super Takumar 105mm f2.8

義弟の新築祝いに買ったククサ。

Laminarでトーンカーブはいじってますが、描写は柔らかくていいなと思います。


水仙の記憶

2014-03-26 19:02:47 | 写真・カメラ


Canon Powershot S100

小学生の頃、理科の授業で水仙を球根から育てたことがありました。当時は花なんてどうでもよく、水仙より酔拳の方が好きだったのですが、生徒一人ひとりに植木鉢と球根が配られて、それを何ヶ月かかけて育てていくという訳です。

当然、この授業のクライマックスは水仙の開花なんですが、そのタイミングはクラスの中でも数日の差異があり、いちばん早く花が咲いた子どもは何か手柄を立てたかのように得意気になっていました。

ぼくの水仙は比較的花が咲くのが遅かったのですが、ようやく花が咲こうかという段になって、どうも様子がおかしいと気づきました。他の子のより、花が小さいのです。

花が咲いてみると、それは上の写真のような水仙でした。他の子たちが育てていたのはラッパスイセンという、どこか酔っ払ったような名前の、大きめの花でした。

ぼくの名前が書かれた鉢から咲いた白い小さな花を見て、ぼくは他の子たちと違って残念なような、それでいて特別な感じが嬉しいような、どっちつかずの複雑な気持ちを抱いたのでした。その感情の動きが、今もそんな感じだなあと思います。損も得もしない性格というか。三つ子の魂百まで、ですね。

それ以来、水仙には特別な思い入れが…別にありません。

今もやっぱり酔拳の方が好きなままです。三つ子の魂百まで、です。

オートハーフの処遇

2014-03-14 08:12:12 | 写真・カメラ


Canon Powershot S100

オートハーフ改を使ってみて、ぼくはトイカメラは向いてないかな、という気がしました。トイカメっぽい絵は好きなんですけどね。例えば、今回の写真はアプリでクロスプロセスというエフェクトを使って加工してます。色味としてはこういうの好きなんです。

ところがね。オートハーフ改、見た目だけってのがね。フェイク感がつのるばかりで。なんか撮っててもこっぱずかしいんですよね。ほら、お洒落なカメラ使ってるでしょ!みたいな感じで。ああ、ファッションでヘッドホンして歩いてるけど、何も聴いてませんとか、そんな感じ。

本来のフィルムで撮ってたら、そんなこと思わないんでしょうけどね。

また、出てくるのがパソコンで見たらピンボケ写真ばっかだし。レンズが暗いのでスローシャッターになるのか、画像保存の処理速度が遅いのか分かりませんがね。トイデジにはそういう機種が多くて、わざとぐにゃりとさせる写真を撮るテクニック?もあるみたいです。あと、緑色が強く出るとか、個性的な機種もあります。

が、この元となってる機種(エグゼモードDC318)はそこまでの個性が無く、単なる彩度の低いパンフォーカスの(ピンボケ)写真という感じの仕上がりです。まあ、上手な人は、それを活かした写真が撮れるんでしょうけどね。

せめて、手ブレが少なければ子どもにでも持たせることもできるんですがね。
ということで、部屋の飾りになってます。見た目は最高にカワイイです(笑)

光の射すほうへ

2014-03-07 14:58:29 | 写真・カメラ


PENTAX K100D + SMC PENTAX-M 50mm F1.7


昼間の光で撮影すると、さすがF1.7と明るいだけあって、2段絞ってもいい感じでボケてくれます。絞っても、というか、解放は使いこなせないです(笑)


ホワイトバランスもオートで良さそう。露出は被写体に向けてAEロックボタンで出してくれますが、この写真に関してはややオーバー気味かと思い、後からアプリで少し補正してます。好みの範囲だと思いますが。


焦点距離がちょっと望遠よりで使いにくいから、28mm位のも欲しいな、とか思いますが、、レンズ沼にはまる気は無いので当面このレンズだけ使います(笑)

ハナレグミ / 明日へゆけ

2014-03-05 22:45:44 | 音楽



今日は通勤時のBGMで、ハナレグミの「明日へゆけ」一曲を延々とリピートで聴いていました。久しぶりにこのアルバムを聴いたら、いい曲だったので。そうやって、身体に染み込ませていくように聴くことがたまにあります。

特に、こんな2番の歌詞が好きで。



当たり前だと 思ってたことでも
不意に消えてゆくことがあるって

僕はどこかで わかっているから
失意に暮れる ことなどないよ

ねぇいいでしょ こんなままでも
いいでしょ 幸せと呼べたなら
明日へゆけ 明日へ
明日へゆけ 明日へ…



…諦めとも居直りとも言えない気持ち。「明日へゆけ」は別に前向きなわけじゃなくて、単に、誰にでも明日は来るんだってことなんじゃないかと思います。苦しみを抱えても、煩悶しても、変わらず明日は来る。前向きでも後ろ向きでも。

そしてギターのアルペジオの音が、やけに温かく聴こえるんですよね。多分、合板ギターだと思うんだけど。ちょっとボソっとした感じで。綺麗な音より、この曲に関しては雰囲気があっていいなあ。声とも合ってるんだと思いますが。

明日へゆけ

ちょっと調べてみたら、ヤマハのFGみたいですね。グリーンラベルの、ジャンボタイプ。何度か試奏したことがありますが、個人的にはストロークにはいいけどアルペジオには向かないな、という印象でした。でも、この曲を聴いて覆された感じです。なんでも使いようですね。

リコー オートハーフ

2014-03-02 15:08:12 | 写真・カメラ

Pentax K100D

オークションで、60年代のハーフサイズフィルムカメラ、リコーのオートハーフを入手しました。

…とはいえ、フィルムで撮る根性は相変わらず無いのです。なぜ買ったか?カワイイからです(笑)

まあそれは半分冗談。オブジェとしても良いと思うんですが実はこれ、デジカメが仕込んであります。

どういうことかと言うと、オートハーフの外装の中に、他のデジカメをはめ込んだものなんです。3年くらい前にそういう改造をして販売していた人がいたようで、当時は数万円の値段を付けてたみたいです。ぼくは今回、1000円で落札しました。フィルムカメラ、ジャンク扱いということで、出品者もよく分からなかったようです。1000円なら不動でもいいかなと。

で、この改造品ですが、電池室の処理や、カードスロットの処理はされてますが、基本的にはそのまま中に別のデジカメをはめ込んだだけで、レンズもファインダーもただの飾りに成り下がってます。実際には右肩あたりの穴の向こうにレンズがある訳です。せめてファインダーだけでも覗けるようにすれば、楽しいと思うんですけどね。

更に言えば、中身はエグゼモードというメーカーのDC318というトイデジだと思われます。売価5000円くらい(既にディスコンです)。要するに、カメラとしての機能はこのトイデジになんのプラスアルファも無いわけです。トイデジとしての強烈な個性もあまりないので、個人的には撮る楽しみが少ないです。味といえば味なんでしょうが、不便を相殺するほどの画が出てくるわけじゃないです。外見がカワイイから満足、ってレベルに達してないと思いました。
まあ、納得して買われた方のものが、こうやってぼくの手元に流れて来てるんでしょうけどね。









トイデジ好きっぽい雰囲気の写真を並べてみました(笑)

Aimee Mann / Wise Up

2014-03-01 22:44:50 | 音楽


先日、祖母の七回忌に行きました。
ぼくは宗教に興味は無いのですが、浄土真宗の住職がなかなか良い話をしていました。

そのお寺では最近、初めて仏式の結婚式を行ったそうなんですが、そこで話したことが

「人は必ず死んでいく。その別れを、あなた達は必ず経験しなければならない」

ということだったそうです。まあ結婚式らしくないこと。
でもこれは、何も意地悪で言ってるのではなく、

「どんなことでも変化していく。
それを受け入れて生きていきなさい。
そして、全てが変わっても、人が人を思う気持ちや願いは、例え相手が亡くなってしまっても、変わらずにあるものなんだよ」

…というような意味なんだそうです。

祖母が亡くなって以降、ぼく自身に訪れた凄まじいほどの変化を思い、きっとあの世で心配かけてるだろうな、などと思い、少し涙がこぼれそうになりました。

そんなことを思いながらも、ぼくはエイミー・マンの"Wise Up"という曲を思い出していました。映画「マグノリア」で使われた大好きな曲です。

ライブ映像


It's not what you thought
when you first began it.
You got what you want.
Now you can hardly stand it, though
By now you know
It's not going to stop,
It's not going to stop,
It's not going to stop,
'Til you wise up.

こんなはずじゃなかったって思っているんだね
欲しいものは手に入れたのに
今じゃたまらなく嫌になってる

なにも変わらないよ
なにも変わらない
なにも変わらないんだって
そのことに気づくまで



…意訳ですが、苦しい今を否定して反対を向くのではなく、それを受け入れれば別の道が開けたり、心が軽くなったりするということを歌っているのだと思います。

エイミーは、最後をこの言葉で締めくくります。


So, Just give up.

だから、受け入れよう。


…決してマイナスの意味のギブアップではなく、その先に進むためのギブアップなんだと思います。

いつか、ちゃんと訳して歌ってみたいな、と思ったりしてます。