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気が向いたら書く

Aria pro レスポールのパーツ交換

2022-04-12 10:35:00 | AriaPro II レスポール
最近、仕事が忙しかったせいか、いつの間にか注文していたパーツが家に届きました。ハムバッカー用のニッケルカバーとアルミテールピースです。ついでに、以前リサイクルショップで買って放置していたフェルナンデスのABR-1タイプのブリッジもあるので、これらをアリアのレスポールに装着していきます。

テールピースとブリッジは、スタッドの交換をすることなくはまりました。テールピースは元のものより、かなり軽くなります。どっちが良いというわけでも無いのかと思いますが、音に影響はあるでしょう。

ピックアップカバーは、リアは元から着いていないのですが、フロントはクロームメッキのものがついているので、ハンダを溶かして外します。薄刃のノコギリで切るのが良いらしいのですが、手元に無かったので。

新しいピックアップカバーは、本来ならハンダで固定するのですが、大音量で弾く予定も特に無いので、はめ込んだだけでキャビティに戻しました。

いやー、ニッケルカバーはカッコ良いですね。エスカッションも替えようかな?

テンションが上がったので、昔の国産廉価ギターの欠点であるポジションマークも変えたくなりました。でも、インレイ埋め直しは難しいのでシールです。




おー、カッコよくなった!
弦を張って適当にチューニングしたら、プラグインすらせずにラックに戻しました(笑)

オクターブチューニングとか弦高調整とか面倒くさくなっちゃって…。
また今度弾いてみよう。


Aria Pro レスポールのナット交換

2021-06-11 18:59:00 | AriaPro II レスポール
以前より気になっていたアリアレスポールのナットを交換することにしました。随分前にブランク材から自作したのですが、弦間が均等にできてなかったのです。

またブランクから作るのは面倒だったので、溝切り済みの牛骨ナットをAmazonで仕入れました。2つで千円以下と激安ですが、当然ポン付けできるものでもなく、加工は必要です。
ナットの底面を削って高さをある程度落としてから、ギターに取り付けますが、低くしすぎると取り返しがつかないので、余裕を持たせておきます。

で、取り付けるのですが、その前にフレットの仕上げが悪いのが気になって、整形し直しました。サラッと書いてますが、ここまでで既に数日消費しています。

その後、やっと弦を張って、ナットの溝を調整。弾いてみると、ネックが反っているようなので、トラスロッドを回します。が、動かない。そういえば前回、ギリギリまで回したような気がします。

少し悩みましたが、トラスロッドとネックの隙間にCRC5-56を少し吹いてから、慎重に回すと30度ほど動きました。

そこからまた、少しナットの溝をやすって、とりあえず完成としました。




まあ、こんなもんかなあ、という感じですかね。手を入れるとブリッジやテイルピースも変えたくなって来ますが、そこまでやるほど弾いてないし。ギブソンの方がやっぱり良い音なんですよね。
またしばらくは放置しそうです(笑)

レスポールのピックアップ交換

2019-02-12 18:40:13 | AriaPro II レスポール
Ariapro2の古いレスポール、ピックアップを交換します。交換というか、抜け殻を元に戻すんですが(笑)

元々バークレーに付けてた、たぶんゴトー製のセットを付けようかと思っていたのですが、オークションでGibson の490Tを見つけまして。
以前、レスポールスタジオの498Tが好きじゃない、と書いた時に、当時(90年代後半くらい)の335とかのレギュラーラインには何が載ってたのか調べたら、490Tだったんですね。490Rには不満もなかったので、490Tは試してみたかったのです。

不人気という訳ではないのでしょうが、あえて選ばれるピックアップでもないし、レスポールやSGに搭載された498Tと比べて流通量も少ないせいかロクにレビューもないくらいなので、そこそこのお安い価格で落札できました。これで490R、490Tの組み合わせにできます。

しかし、今回手に入れたピックアップはカバーが付いてなかったので、498Tのカバーを外して付けることにします。本当はニッケルカバーを付けたいのですが、クロームで我慢です。
498Tのカバーを外して、被せてみると…。


、、、これ490Rじゃねえか!!

弦間ピッチがフロント用なんですよ。当然リア用のカバーは合いません。

まあ、嫌な予感はしたんですよね。ギブソンのピックアップには型番の刻印とか無いし、490Tって本当に少ないから、実は498Tなんじゃないか?ってのは想定してました。しかし490Rとは。

まあ、勉強代ですね。ギブソンのピックアップとしても高い値段を出してはいませんし。このまま490Rコンビで行くことにします。



付けてみると、うーむ、これまんまペイジのレスポールじゃん。グローバーペグだし。狙ってないのに。少し恥ずかしいですね(笑)

弦を張ってピックアップの高さを調整。
Pro Juniorで弾いてみると、これ、いいぞ!

フロント用ですが、リアに載せても全く問題ありません。弦がポールピースから外れてる、とかもありませんし。SH-1と比べるとバイト感には劣る感じですが、癖がなく使いやすいです。

そして、(たぶん)全く同じピックアップが載っているためか、ミックスポジションの倍音感が素晴らしい。よくよく考えればヴィンテージPAFにフロント用とかリア用とか無かった訳で、あまり細かく考え過ぎることも無いのかな、と思いました。

レスポールスタジオはP94とSH-1の組み合わせで、前後のキャラが違うので、王道レスポール路線はアリアということで住み分けできて良かったです。
なんか気に入ったので、ニッケルカバー付けてあげようかな(笑)

Grover ペグへ交換

2019-02-11 13:59:54 | AriaPro II レスポール
リアピックアップが取り除かれたアリアプロのレスポールを再生するにあたり、ついでに気になっていたペグを交換します。

現在はたぶんキクタニ製のペグがついており、別に機能的には全く問題ないんですが、ペグボタンがシャーラータイプなんですよね。あまりレスポールの知識がない頃に取り付けたのですが、レスポールにシャーラーペグってあまり無いです。ジェフ・ベックのオックスブラッドくらいですかね。

チェリーサンバースト、ということで、本当はクルーソン タイプを取り付けたいところですが、そうなるとコンバージョンブッシュが必要になりますので、コストがかかるんですよね。ギブソンの廉価版に付いてる似非クルーソン ならいいんですけどね。(なんのこっちゃ?かも知れませんが説明は割愛しますw)

元々付いてたペグは70年代っぽいメタルノブで、今はSGに付いています。本当はこれに戻したいのですが、グリスがカスカスになっていて。どうしても分解できないんですよね。どうやって作ったんだろうと思うくらい(笑)

ということで、グローバーです。

ジミー・ペイジのレスポールはみんなペグがグローバーですね。当時、オプションでグローバーを選べたらしいです。
最近では、ペグが重くて鳴りが悪くなるとか言われて、ヴィンテージ系のレスポールにはあまり好まれないですけど、レスポールカスタムはみんなグローバーですよね。
見た目的に、ぼくはクルーソン のが好きですけど、まあセカンドチョイスとしてはグローバーでしょ、って気がします。

で、最近のグローバーはドイツ製じゃなくて韓国製らしく、かなり安価になっています。しかも、さらにそれのバルク品、ということで、ゴトーの一番安いやつより安価に購入できました。



付けてみると、ポン付け可能でした。しかし6個のうち2個、ブッシュと本体のネジの精度が低く、付けるのに苦労しました。オイルを少し塗った上、結構力を入れてレンチを回さなければなりませんでした。バルク品だからかもしれませんが、パーツの精度はキクタニの方が良かったかもしれません。
でもルックスはこちらの方が良いですね(笑)

レスポールのピックアップ交換後の音

2016-04-03 17:33:04 | AriaPro II レスポール
ちょっと時間が空いてしまいましたが、レスポールが仕上がったので、テストです。



リアだけゼブラなので、いかにもイジってます感満載ですね(笑)
初めてのDuncan 59ですが、元のピックアップとの違いがそれほど分からないような…。耳が悪いのか(^_^;)?でも、フロントよりやや倍音成分が多い気がします。

これは、フロントPUもそんなに悪くないってことでしょうかね。確か、バッカスのギターに着いてたものを譲ってもらったものだったはずですが、音色は59と似ています。たぶん、Yutaピックアップを作ってるKeiyo(啓陽)の製品かと思います。

で、ミックスポジションにしてみると、フェイズアウトしてました(´Д` )。
2芯のハムバッカー同士でフェイズアウトって、どうしようもないんですかね?ちょっと勉強が必要です…。
でも、フェイズアウトした音もクリーントーンなんかで使えそうな気もするので、しばらく使ってみます。

毎度のテスト音源。

B.BキングのCook County Jailのサウンドを目指して、マルチのフェンダーアンプをクリーントーンで設定してみたりしたのですが、イマイチというか、全くそれらしくなりませんでした。面倒臭くなって、RolandのCube20直です。バッキングはフェイズアウトしたミックスポジションです。

テスト(Roland Cube20)"Thrill is gone"

アンプの設定は、グリーンチャンネルでゲインが5くらい。トーンは全部フルテンで、リバーブは1くらい。マスターボリュームは3くらい。

で、今度はアンプを変えて、ベリンガーAC108でリードのみ録音してみました。こちらもアンプはゲイン、トーンともにフルテンです。各種スイッチはオフ。

テスト(Behringer AC108)"Thrill is gone"

いずれも、イントロのフレーズはリアPU、ヴァースに入ったらフロントに切り替えてます。BBは基本的にミックスポジションだったらしいのですが、残念ながらフェイズアウトしてるので。。

まあ腕がアレなんで(笑)、アンプの違いが大して影響しないのですが、フェンダーアンプのトーンに近いのはCube20かなと思います。でも、アタックのニュアンスはプリチューブのAC108の方が良いです。

Cube20は弦をヒットして発音した瞬間がピークで、そこからまっすぐ減衰していく感じですが、AC108は少し遅れてピークが来ると言うか、アタックが柔らかく感じます。耳障りが良いというか。うまく言えませんが。

なんか最後はアンプレポートみたいになってしまいました(笑)

レスポールのピックアップ交換

2016-03-29 18:52:31 | AriaPro II レスポール
アリアレスポールの続きです。

フレットの擦り合わせをする前に、リアPUの調整もしてみたのを書いてませんでした。1弦の音が小さいので、ポールピースを上げてみました。これで音量バランスは取れましたが、音がこもってるのは改善されるわけではありません。マルチからヘッドホンで聴くと、フロントとの違いは明らかです。

配線を確認しようと、久しぶりにキャビティを覗いてみました。



おお、オイルコンデンサが入ってるじゃないか!完全に忘れてました(笑)
テレキャスターに載せてたオイルコンを移植しようと思ってたけど、必要ないじゃん。まあ、それなりに違いはあるのでしょうが。

もう何年も前に作業したものなので、色々気になる箇所があるのですが、配線し直すのは面倒なので、とりあえず不良箇所のみ対処します。リアピックアップの交換です。

最初はバークレイストラトに載ってる謎のハムバッカーを移植しようかと考えていたのですが、セイモアダンカンのSH-1、通称59のリアを落札してしまったので、これを載せてみます。実は初めてのダンカンです。

本当のところ、長期レンタルしているGibson Les Paul Studioに載せるつもりでゲットしていたのですが、とりあえず音を聴いてみたいので載せてしまいます。ギブソンが戻ってきたら入れ替えればいいし。

セレクターからの線材が長いのと、細いので気になるのですが、まあ音が出てるから良いか。交換はせず、少し短くするにとどめます。単純にピックアップ交換なので、それほど大変ではないです。

配線して、さあ音出しチェックです。ドライバーでピックアップをコンコンします。フロントOK、次はリア。


、、、鳴らない。


こんな簡単な作業でミスするとは…とブルーになっていたら、ボリュームが0になっていました(笑)。無事音が出てました。

とりあえず完成です。弦を張ろう。

レスポールのネック調整

2016-03-28 21:37:40 | AriaPro II レスポール
次は電装系、と言いつつ、弦を外したのでネックの調整を更に行います。

60cmのアルミ定規でネックがストレートか見てみると、やはり順反りしてます。弦を張ってない状態で、です。

しかしこのギター、トラスロッドが固着してるのか、回せないんですね。両方向に動かないので、ロッドが一杯になったのかは分かりません。
そういう時は、CRC5-56です。いや、ギターには良くないのかもしれませんけどね。少しなら大丈夫じゃないかなあ。過去にも別のギターでやったことあります。

で、パーツクリーナーとCRCを吹いて、しばらくしてからレンチを入れると動きました。でも、やはりほぼ限界でしたね。動いたのは20度くらいでしょうか。

でも、それで順反りはかなり改善されました。再び定規を当ててみると、ほぼ真っ直ぐに近いです。ただ、17フレットあたりに隙間が。これはネックの元起き?いや、たぶん前回の擦り合わせの失敗のような気がします。20フレット以降が高いようです。いずれにしても、ここで帳尻合わせるしかない。フレットの擦り合わせをします。



定規を当てながら、なんとか真っ直ぐになるようにしました。仕上げは、やはり難しいです。何か、いいヤスリが欲しいです。

次は本当に電装系です(笑)

レスポール ブリッジのメンテ

2016-03-24 21:57:06 | AriaPro II レスポール
アリアのレスポールを弾いていて、どうもリアピックアップがおかしいことに気がつきました。クリーントーンで弾くと、音がこもっているというか、濁っています。歪ませるとあまり気にならないのですが、パワーも無い感じです。しかも、1弦の音をちゃんと拾っていないようです。むう。
以前はこんなことなかったはずですが。なにか配線の問題なのか、それともピックアップの故障でしょうか。

それ以前に、どうも生音の段階で何か変なんですね。音が硬いというか、ちゃんと振動してない感じ。まずは振動系の再確認をして、それから電装系をいじるべきでしょう。

問題は自作したナットかな?と思ったのですが、ナットの加工が必要となると結構な大仕事なので、まずはブリッジ側を見直すことにします。

といっても、パーツ交換ではなく、清掃と再セットアップです。



分解し、サドルをひとつひとつスチールウールで磨きました。さらに、溝切り具合を見比べて、1~6弦のサドルを決めて組み直しました。これで、硬い感じは多少改善されました。でもまだ気になる。

やはりナットの1弦の溝が深いようです。なので、溝に接着剤を塗って、乾燥させました。さらにシャーペンの芯をグリグリして、弦を戻します。

弾いてみると、まあいいかな?という感じ。ネックが反っていることもあり、ノーストレスとは言えませんが、あとは新品の弦に張り替えてから考えようと思います。
トラスロッドは固着して回せないので、009にゲージを落とそうかと考えてます。ですので、オクターブ調整も、それからです。

次は、電装系ですね。

フレットすり合わせの続き~完成

2014-05-12 19:15:01 | AriaPro II レスポール


さて、出来上がったナットは、木工用ボンドを薄めて接着します。瞬間接着剤でもいいのですが、手元に無かったので、そうしたまでです。

弦を貼ってみると、やはりフレットを削った分だけ弦高が上がっています。チューンOマチックブリッジを下げて対処。この辺はエレキギターならではの手軽さです。アコギだとブリッジを削らなければなりませんから。

チューニングして、全部のポジションで一音ずつ弾いてみると、特に弾きづらいとか音が詰まるとかは無さそうです。次に、チョーキングしてみると、あー、これはダメです。弦とフレットが擦れてガリガリと嫌な音と感触がします。前の記事でも書きましたが、フレットの山を丸める処理が出来ていないからです。

更に弾いてみると、1弦15フレットを一音以上チョーキングすると音が詰まります。もっと上のフレットの3,4弦あたりが高くて干渉するためです。Eマイナーペンタでモロに使うポジションなので致命的です。弦を外してやり直し(´Д` )

もう一度、フレット上部の平らな部分をマジックで塗り、フレットの真ん中だけを残す感じで山型にやすっていきます。道具は100均の棒やすりですが、ネイル用の板のやすりが使いやすいのでは無いかと思いました。指板を傷つけなさそうなので。

干渉していると思われる18フレット以降?は少し高さを落としました。
フレットを山型にするのはなかなか難しいです。もうええか、という感じで終了。

もう一度弦を貼って、チョーキングしてみると気にならない程度になりました。懸案の1弦15フレットをチョーキングすると…音詰まるじゃん(´Д` )

しかし、ナットをよく見ると、1弦の溝が少し深過ぎたかもしれないことに気がつきました。ということで、ブリッジの1弦側を少し上げて見ると音詰まりは無くなりました。弦高も、スライドもやるので自分にとっては許容範囲です。

ナットの精度とか、まだ使ってみないと分からないところもありますが、とりあえず今回は終了です。疲れた(´Д` )


ナット製作に挑戦

2014-05-09 19:50:45 | AriaPro II レスポール



さて、フレットの件は置いといて(置くなよ)ナットです。

現在ついてるナットはオリジナルのプラスティックのものです。チョーキングをするとピキ、と音を立てることがあります。チューニングの狂いも発生してます。以前、その原因がペグだと思ってペグを交換したのですが、その後もチューニングが安定しないことがあるのでナットが原因だと思われます。

新しいナットはSCUDのボーンナットです。なんの骨かは分かりませんが、たぶん獣の骨なんでしょう。白いので漂白してあると思います。

現在のナット当て木をして、指板側からヘッド側に向けてコツンとハンマーで叩くと簡単に外れました。

外したオリジナルのナットから、弦が乗る位置を新しいナットに鉛筆で写し取ります。
…が、本当はその前にナットの整形をするべきでした。オリジナルのナットは上部の両端の高さが低い、なだらかな山型なのですが、新しいナットはほぼ真っ直ぐなのです。結局、1弦と6弦の線は全部削ってしまい、再度引き直しました。

さて、新しいナットを整形していきます。オリジナルより厚みもあったため、厚さと高さを削っていく必要があります。平らな場所に紙やすりなどを敷いて、その上でやするのが良いらしいのですが、棒やすりの平らな面でやすってしまいました。

作業している内に、斜めにやすってしまったようで、指板側の面との直角がキープ出来ていませんでした。難しい。最後は現物(ギター)と合わせながら、なんとか収めました。

そういえば、牛骨はやすると臭いらしいのですが、この素材は臭くありませんでした。なんの骨なのかな?やすった中の方は若干黄色っぽかったので、漂白した骨であるのは間違いなさそうですが。

最後は肝心の溝切りです。
専用工具は持ってませんので、ハンズで買った極細の丸棒やすりで作業します。レスポールのナットということで、アーミングは行いませんし、アコギのように響きのコントロールもそれほど考える必要は無いと思うので、割と安易にやってしまいました。溝の角度は少しだけ気にしましたけど。

出来上がったら、装着して試奏です。

つづく