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気が向いたら書く

Tokai Jazz Sound の配線変更

2020-01-02 12:36:00 | ベース
トーカイジャズベの配線をグレードアップします。実は、少し前からちょっと怪しかったので、配線はリフレッシュしたかったんです。

とはいえ、この頃(80年代)の東海楽器の配線はそんな悪くないような気がします。音作り云々ではなく、トラブルが少ないという意味です。

CTSのミリ規格ポット(250kΩAカーブ)を3個、そしてジャックは定番スイッチクラフト、ではなく、PureToneにしてみました。最近話題の、二箇所でプラグを固定するという優れものです。
このベースは64年製を模しているらしいです。当時のコンデンサの値は0.047ではなく0.022だそうなので、0.022ufにしようかと思ったのですが、見た目的にインパクトがあるコンデンサが無かったので、前にストラトに付けてた0.047のオレンジドロップにしました。どうせ音なんて分からないんだから、見た目でいいかと。本当はオイルコンとか、大きめのセラミックがいいんですが。

それから、配線材も初めてのものにしました。モガミの2330というシールドケーブルなのですが、その芯の部分のみを剥いて使用します。大手楽器店の名物ルシアーの方がモディファイした配線の写真で、透明な被膜の線材が使われていまして。なんだろうかとその人の手掛けた回路の写真を見まくって、たぶんこれだろうと。検索すると、マイクケーブルに使われるもののようです。なかなか見映えは良いかと思います。




キャビティ内にノイズ対策として銅板が敷いてあり、アースが繋がれていましたが、ハンダが乗らないし、イマイチ効果がわかりません。
とりあえず、アースは現代仕様でジャックから全てのポットに繋いだので、普通に使用するぶんには問題ないでしょう。

配線が完了したので、外して保管しておいた弦を再度はりました。




弦高調整して終了。
とりあえず音は出ていますが、トーンが効いてないような。音が良くなったかと言えば、よく分からないですが(笑)、少し解像度が上がったような気もします。ノイズは全く問題なし。

弦を張ったら、ペグブッシュが少し浮いてきたところがあるので、木が痩せてるのかもしれません。通常使用にはあまり影響なさそうなので、次に弦を替える時にでも修正しますかね。いつのことか分かりませんが(笑)

それにしても、やはりポテンシャルが高い楽器はいじるのが楽しいです。

Tokai Jazz Sound のメンテナンス

2019-12-30 22:51:00 | ベース
チェリーストラトは一旦お休みで、トーカイジャズベースのメンテナンスをします。ぼくは基本的に、新しい弦の音が好きじゃないので、ベース弦は張り替えません。そのせいで、メンテナンス頻度は超少ないです。

東海のジャズベは20年くらい持ってますが、弦交換は多く見て10回は行ってないと思います。なので、フレットがヤバイ感じでした(笑)
フレット以外の、ペグやブリッジ等の金属パーツもシオシオな感じでしたので、スチールウールで磨きました。




4弦のペグのみ、磨いた状態です。
このペグはヤマハのOEMらしいですが、フェンダーとは形が異なるので、こだわる方々は交換してしまいます。でも、機能的には問題ありませんので、ぼくはそのまま使います。




ネックを外すと、シムが入ってました。
この適当な感じは、自分でやったものかとおもいますが、全く記憶にありません…。
それにしても、スクリューの部分の処理とか、丁寧です。



フレットはそれなりに凹んでいる箇所はありますが、基本的にチョーキングとかしないし、弾いていて特に不具合もないので擦り合わせなどはしません。ローズウッド指板にオイルを入れて、ネック周りは終了。近年の代替材とは違って、やはりこの頃のローズウッドは良いですね。手に吸い付くような手触りです。

さて、せっかくなんで配線も変えましょうかね。

Selderのジャズベース

2019-06-24 20:56:57 | ベース
ふとしたことから、新しいベースが手元にやってきました。激安ブランド、Selderのジャズベースです。



SelderはPhotogenicと(たぶん)同じ工場で作られており、同製品のブランド違いだと思われます。
そんな激安ベースには正直、興味がないので要らないんですけど、実はこれ、親族が学生寮関係の仕事をしており、そこで捨て置かれたものを確保してきたものなんです。
ピックガードの保護シールすらはがされていません。買ったはいいけど、全く弾かなかったのでしょうね。Fenderだったら良かったのにな(笑)

弦高が高かったので、若干トラスロッドを締めました。が、ネックの仕込みが良くないようなので、弦を緩めてカポをはめ、ネックを外しました。ネックポケットは塗装が乗ってますが、平面は出ており、そう酷いものでもありません。ネックポケットの精度は70年代のフェンダーより良いと思います(笑)。ピックガードが少しネックポケットにはみ出してたので削りましたが。

ボディにネックジョイントのネジが効いていたので、丸棒ヤスリで穴を広げます。更に適当な厚紙でシムを入れて、再度ネックを取り付け。あとはサドルを下げて弦高を調整しましたが、もう少し追い込めそうな感じです。ネックが若干元起き気味な気もしますが、ネックが落ち着くまでしばらく様子を見ることにします。現状でも、普通に弾けますし。

このベース、おそらく新品でアンプ付き19800円とかなのかと思われますが、冷静に考えると驚異的な安さです。いったい原価どのくらいなんでしょうか?木部も金属パーツも、おそらく電装パーツも安っぽいですが、そんなの初心者には分からないでしょう。ぱっと見のバランスは悪くないですし、メタリックブルーの塗装の仕上げはとても綺麗です。レイクプラシッドブルーともオーシャンターコイズメタリックとも少し違う色味ですが、この塗装は良いです。フォトジェニック、とはよく言ったものです。ネーミングがもう確信犯ですよね(笑)

でも一応、ちゃんと使えるのが恐ろしいところ。音を出してみると、出力がちょっと非力な感じはありますが、問題なくベースの音が出ます(当たり前)。ちょっと弾いてみたい、とかなら全く問題ないし、普通にバンド活動できると思います。爆音とかじゃなければ。
リサイクルショップとかに5000円くらいで並んでたりしますけど、ぼくらが10代の頃からすると夢のような話です。

とはいえ、気になるところをグレードアップさせると、多分ボディしか残らないんですけどね(笑)

結局、デフォルトのまま使うのが正解なんでしょう。それでも、コストをかけずにグレードアップするには、まず配線やポット、ジャックを変更することになるでしょうか。どこまでやるかは未定。配線材だけ変えようかな。それともこのまま売っ払うか、いっそフレットレスに改造したりするか悩むところです(笑)

Tokai Jazz Sound JB-45

2019-02-03 20:27:38 | ベース
ここ数年、ベースは一本だけをスタンドに立てかけ、あとはケースにしまっています。単に場所が無いだけなんですが。現在のスタメンは東海楽器の古いジャズベースモデル。

ネックが反ったようで少し弾きにくかったので、ロッド調整をしました。更に、サドルの高さを見直したところ、だいぶ弾きやすくなりました。



よく考えたら、このベースの型番も知らなかったので調べてみたところ、最下位グレードのJB-45というものだそうです。定価45,000円ですね。1から始まるシリアルなので、たぶん1981年製。ヘッドのロゴがスパロゴなんで、年代的にも合ってます。



確か買ったのが98年頃で、39800円くらいした気がするのですが、今思えばジャパンヴィンテージブームの走りで、若干ボラれてたような気もします。まあ、楽器の質には不満は無いんですけど。

その後、スタジオで何度か使っただけで、ほぼ持ち出されることもなく今に至る、という感じです。最近は録音に使ってますが、ヴィンテージのプレベやEB-0よりも融通がきくので使いやすいです。L-2000もいいんですけどね。

よく言われることですが、この当時のトーカイは作りがいいですね。指板のローズウッドのラウンド貼りとか、現在なら高級機しかやらないレベルだと思います。ネックもよくみるとバーズアイっぽい杢が出てますね。



フェンジャパみたいに電装が貧弱かと言うとそうでもなく、今でも若干のガリはあるものの完動ですし、音抜けが悪いと感じたこともありません。
ジャズベのコピー、として見ると詰めが甘い部分(ペグとか)が散見されますが、楽器としては、この下位グレードでも必要十分なクオリティがあると言えるでしょう。

ぼくはベースの音に何のこだわりもなく、音が出てればいい、くらいのものなので説得力もないんですけど、ピックアップやコンデンサを変えたらもっと良くなるんじゃないでしょうか。
そうなると、なんとなく色々手を入れたくなるわけで、まずは配線材を変えようかとか、ポットを変えようかとか考えるのですが、なかなか時間は取れません。とりあえずべっ甲のピックガードだけAmazonで注文しました。中国製の最安のやつ(笑)

ベース用ニューアイテム!

2018-03-08 21:01:22 | ベース
このところ忙しくて放置気味です。年度末ですからね。

と言っておきながら近々、超久しぶりに人前で演奏することになり。バンドで、ベースですよ!とはいえセッションパーティ的な感じなんで、合わせて練習もなくぶっつけ本番なんですけどね(笑)

で、それに合わせて新しいアイテムを買ったんですよ。何かって?




…ピックです(笑)


ギターのピックは(も)あまりこだわりも無いんですが、なんとなくティアドロップ型ばかり持ってるんですね。ベースだとオニギリの方が使いやすい、というか、弦に当たる面積が大きいので(ピックは弦に平行に当てるので)コントロールしやすいのです。って、今までそんなこと考えたことなかったんですけどね。

ぼくはピック弾きでベースを始めちゃったので、未だにろくに指弾きやスラップが出来ないんです。音色的に、とかピック出すのが面倒くさいとかで指で弾くこともありますけど、まあほぼピックです。

ピックが当たる面積が小さいと、音が鋭角的になるし、やはりギターよりも弦からの反発力も大きいので、しっかりホールドできるオニギリ型の方がいい。なおかつ、厚め・硬めのものが良いです。

ということで、楽器屋で買ったのがクレイトンの1.20mm、ウルテム素材のやつ。単に一番硬くて、滑りにくそうだったからこれになりました。
出音とか、別にこだわりませんからね。大体、ベースの音質なんてみんなそんな聴いてないですよ(笑)

G&L L-2000 をちょっとメンテ

2017-03-12 10:12:30 | ベース
先日ケースから出てきたL-2000です。啓蟄か。

こいつのペグがザラザラしていて、非常に嫌な感じでしたのでコンパウンドで磨きました。



古い楽器なのにパーツがピカピカというのはちょっと嫌なので、ザラザラが取れる程度で磨きました。動きの悪いギアにはグリスを少し塗布。

弦が死んでるのは音的に構わないのですが、このベースは太めの弦が張ってあり、ちょっとモッサリすぎるし、ネックが弱い個体でもあるのでレギュラーゲージに張り替えました。ベース弦を買うのも張り替えるのも何年振りか分からないくらいですw。
弦を張り替えついでに指板にオイルも入れました。それほど乾燥はしていませんでした。フレットもコンパウンドで磨いた方が良いのですが、マスキングが面倒なので省略。

あとはノイズが多いような気がしたので電池も交換。電池蓋は裏側にあり、ドライバーが必要です。

弦を張らない状態でネックの状態を見ると、ほぼ真っ直ぐのようです。トラスロッドは触らず。
しかし、弦を張るとハイフレットの弦高がちょっと高めです。あまり使わないから、まあいいっちゃいいんですがね。サドルの高さを調整しても追い込めないので、ネックの仕込み角を変えるのが良さそうです。そして、このオールドG&Lにはレオ・フェンダーの画期的ながら不評な発明、マイクロティルトが採用されています。



3点どめの下のネジの、そのまた下の小さな穴がマイクロティルトの調整口です。しかし、なぜかレンチが入っていかない。インチとミリ、両方試したのですが。結局、ハイフレットあまり使わないからいいか、と放置です。

いつ頃の楽器なのか、シリアルナンバーを調べたら、どうやら83年製のようです。ブリッジやコントロールプレートは樹脂ではなく、金属に塗装かメッキがしてあるようでした。なんの効果を期待してなのかは分かりませんが、後年のモデルでは普通のクロームになってるので、深い意味はないのかな?

最後に音源です。

ベース 呪われた夜

パッシブ使用でリアピックアップ、ピック弾きですが、水牛の角で作られた柔らかい音のピックを使ってるので、指に近いサウンドです。
環境は、Zoom G3のZ cleanというエフェクトとコンプのみです。
個人的にはアクティブにするとハイパワーになって、ちょっと制御するのに神経使う感じなので、録音時はパッシブのが良さそうです。

ベースのはなし

2017-03-08 20:34:07 | ベース
レスポールを貸していた友人が、今度は遠回しにベースを貸せ、と言ってきましたw。

トーカイのジャズベなら貸してやらんこともない、と言うと、音が出りゃなんでもいいよ、とのこと。ぼくの手持ちのベースは、

1) 1966年 Fender プレべ。正真正銘のヴィンテージだけど、素人によるリフィニッシュもの。音は最高。

2) 1960年代 Gibson EB-0。正真正銘のヴィンテージだけど、ブリッジがバダスに交換されてる。汎用性ゼロ。

3) 1980年代 G&L L-2000。コントロールパネルとブリッジが樹脂製の初期ものだけど、ネックがヤワヤワ。音は良い。



久しぶりにケースから出したのはコイツ。見た目も好きなんだなあ。

それから、
4) 1980年代 東海楽器 ジャズベのコピー。60年代のフェンダーを忠実に再現、らしい。型番不明。

の4本。元々ベーシストなので、ベースに関してはそれなりのものを音で選んできたつもりです。信頼性が低いので、自分ではベースはほとんどいじったことがないくらいです。

こんなラインナップなんで、人に貸せるようなものはジャズベしかないわけです。

、、待てよ?

そういえば、もう一本隠し球がありました。サミックのボルトオンサンダーバード。こいつは音を出す間も無く分解されています。

そして、久しぶりにL-2000を出したらコントロールが全く分からないという。クリーニングでもしようかな。