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気が向いたら書く

Fender The Edge Signature Stratocaster を試奏する

2020-07-31 19:37:00 | ギター
久々の試奏です。
U2のギタリスト、ジ・エッジのシグネイチャーストラトキャスターを試奏しました。




ジ・エッジと言えば、70年代のラージヘッドストラト。その彼がシグネイチャーモデルを作ったという記事を読んで、興味があったんですよね。この記事はギター好きならとても面白いです。



実際に手に取ってみると、まず軽い。3キロ台前半だと思います。70年代後半の重さを想定して持ったら、すごく軽く感じました。材はアルダー。ヒールレスジョイントになってますね。

そして、ネックは70年代らしく細いです。最近のストラトには無いナローネック。エッジの愛機は73年製らしいですが、それを参考にしたのでしょうかね? それでいて、指板のRは緩やかで、ハイフレットでのチョーキング詰まりもありません。9.5Rくらいかな?フレットも、ヴィンテージタイプではなくて、少し太めかな。とにかくこのネックプロファイルは良いです。材もレギュラーものより良さそうです。ペグはフェンダー製のロックペグでした。

ピックアップはフロントとセンターがFender Fat50’sで、リアがキモのDimarzio FS-1。FS-1は初めて弾いたんですけど、思ったほどモコモコでは無いです。ノイジーですけど、結構嫌いじゃないです。FS-1てリプレイスメントPUとしては最古の部類だと思いますが、使い続けてるどころか、フェンダーのシグネイチャーにも載せてしまうジ・エッジ、やりますな。たぶんフェンダーで特別に巻いてもらうって選択もあったと思いますけど、拘りなんでしょうね。

フロントとセンターのFat50sは50年代っぽくアタックが弾ける感じです。個人的にはちょっとハッキリし過ぎて難しさを感じます(ヘタなだけ)。
いずれのピックアップも、特注でポールピースをスタガードからフラットにしてます。エッジの拘りみたいですね。トーンはセンターとリアが共通になってました。

トレモロユニットは2点止めのモダンなやつです。普通のアメリカンなんとかシリーズのと同じじゃないかな。

まとめると、70年代のストラトのネックフィーリングなんで、新しいギターで、あのネックの感じが欲しければ有りだと思います。軽いし、諸所アップデートされてますし。ピックアップは好みがありましょうが、替えられますしね。
とにかく良いギターだと思いますね。


Bold as Love

2020-07-19 14:41:00 | ギター
最近練習してる曲は”Bold as love”です。ただし、オリジナルのジミ・ヘンドリックスではなく、ジョン・メイヤーのカバーバージョン。






この間まで”Slow dancing in a burning room”だったのですから、どんだけジョン・メイヤー好きなんだよ?と思われるかもしれませんが、そうでもないんですよねえ。前にも書きましたが。
でもこのカバーに関しては、ジミのバージョンよりもマイルドで、転調はしますがシンプルに仕上げているのでコピーはしやすい気がします。って、完コピはできませんがw

この曲の歌詞はジミらしく?難解とまでは言いませんが分かりづらく、題名のボールド・アズ・ラブにしても直訳すると「愛のように大胆」とかなってしまい、なんだかよく分かりません。

ぼくの解釈では、ジミはヴァースの歌詞で、自分の中にある様々な感情を虹の七色に例えて擬人化しています。そして、サビではそれらの感情、そして、それらによってかたちづくられている自分自身がBold as loveなんだと言っています。だからこの場合「愛のように大胆」ではなく、「(この世にあまねく存在している)愛と同じくらいはっきりしていることなんだ」と言っているのではないか、と思います。

続く”Just ask the Axis”もなんのことやらです。アクシズに尋ねよ、またはアクシズに求めよ。アクシズ言われてもハマーン様しか思い浮かばねえよ、と思ったのですが、調べてみるとaxisは軸、ひいては枢軸とか中心軸という意味です。なので、この世の中心となることわり、といったような感覚なのかなと。神、と言っても良いのかもしれません。わざわざジミがアルバムタイトルにしてるくらいなんで、何か大きな意味があるんでしょう。ぼく個人としては、スターウォーズの「フォース」にあたるものかと思っています。

それはともかく、やってみました。


ジミの原曲ではアウトロとしてフェイズシフトしたようなギターが入りますが、メイヤーのバージョンではその部分はオミットされてます。ギターサウンドもソロ以外は全編、ほんのりアンプの歪みを漂わせたクリーントーンで、これぞストラトという良音です。ダンブルなのかな?分かりませんが。

今回はVOXのモデリングでやってみました。ソロはボリューム上げて、というのがスマートなんでしょうが、VOXは高音域に強く歪みがかかる感じがあって、なんか違うので、ローミッドのコントロールが出来るMXRのM77を使いました。ギターはメヒコストラトです。でもなんか、インターフェイス(Line6 SonicPort)通すと凄く音が劣化してしまいます。結構不満です(笑)

ALPHA社のポットのトルク改善

2020-07-04 12:35:00 | Squier Standard Stratocaster
相変わらず、一番よく手にするのはスクワイアのチェリーストラトです。
ただこのギター、パーツ代をケチったのと、ミリサイズの穴だったので、ボリュームポットをCTSではなくアルファにしたのですね。アルファのポットは使用上、それほど問題ないのですが、一点、トルクの重さが使いにくい。重すぎるんですね。ボリューム奏法はできません。

まあ、ストラトの場合は特に、弾いてるうちにボリュームを回してしまう問題があるので好みもありましょうが、やはりボリュームの動きが悪いのはストレスです。

色々検索すると、ポットの軸にCRC5-56を入れると粘度が緩くなる、という情報がありました。なるほど。
で、なぜか5-56は行方不明になってるので(無臭タイプ買ったのに!)、接点復活剤のDeoxitかな?を使ってみました。綿棒に含ませて、軸の隙間に流し込む感じで。
その後、グルグル回してたんですけど、それほど変わらないような…。やっぱり5-56がいいのかな?と思い、そのまま放置していました。それが2週間くらい前かな?

で、最近チェリーストラトを弾いていると、いつの間にかボリュームポットのトルクが軽くなってたんです!やっぱり効果あるんですね。昔からあるフェルナンデスのポットより少し重いくらいですかね。個人的にはちょうどいいです。




トルクが重いポットでも、今後は安心して使えます。