報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
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 実際のものとは異なります。

“アンドロイドマスター”より、ボツネタ。

2013-12-28 14:59:33 | 日記
[12月31日16:00. 東京ビックサイト西ホール 敷島孝夫&エミリー]

「本当の主役は皆さんです!来年夏、またここでお会いしましょうっ!!」
 場内で大きな拍手が起きる。ボランティア・スタッフが、大きな声で最後に盛り上げた。
 今年もまた風物詩であるコミック・マーケットが無事に終了したのである。
「ミク達のイベントが特別にあるって聞いたんで来てみたんだがな、凄い人手だ」
「イエス。敷島さん」
 楽屋に行って、花束を渡してきた敷島。今、敷島がプロデュースを手掛けたボーカロイド達は本人の手を離れ、色々な研究機関に引き取られていった。
「帰りが大変だぞ、これ」
「イエス」
 手にはアニメキャラクターの絵が大きく描かれた袋を1人で何個も持つ来場者の姿が、一斉に出口に向かって歩いて行くのが見えた。
「ミク達はイベント関係者として専用出口から出られるだろうがな、俺達はどうするよ?どこかで時間潰すか?」
「検索・します」
「つっても、タクシーくらいしか即座に退散できそうな乗り物無いか?」
 敷島は売り切れ掛けている自販機から、乏しい缶コーヒーを購入した。
「しっかし、あれだよな?1日で10万人以上も訪れるビッグイベントだってのに、ウィリー達はテロしなかったんだな」
 プルタプを開けて、ホットの缶コーヒーを口に運んだ。
「検索できたか?」
 しばらくしてから敷島はエミリーに聞いた。
「……おい?」
 エミリーは無表情で前方一点を見つめたままフリーズしていた。
「おい、エミリー?」
 敷島はエミリーの肩を揺さぶった。
「……!申し訳・ありません」
「若くはない体だから、あまり無理するなよ。シンディ戦で相当無理したからな」
「イエス」
「次の整備は1月6日か……」
 敷島がスマホを見ていると、着信があった。KAITOからだった。
「はい、もしもし?」
{「プロデューサー、お疲れさまです」}
「おいおい、俺はもうプロデューサーじゃないよ」
 敷島は苦笑いした。
{「失礼。敷島参事。もしまだ会場にいらっしゃるのでしたら、僕達の車で会場出ませんか?」}
「えっ、いいの?」
{「うちのプロダクションが、『財団の人ならOK』ということです」}
「そうか。じゃあ、お言葉に甘えちゃおうかな。KAITOはこれからも仕事?」
{「そうです。ディズニーリゾートに行きますので」}
「大変だな。じゃあ、途中の新木場までお願いできる?あとは電車で帰るから。……ああ。じゃあ、そっちの方に行けばいいんだね?了解、ありがとう!」
 敷島は電話を切った。
「KAITOの車に便乗できそうだ。行こう」
「イエス」
「ボカロ全員に財団名義で花束を贈ったのが効いたかな?」
 敷島は笑みを浮かべた。無論、こういう邪な目的で送ったわけではないのだが……。

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 続編は激しい戦いのシーンとかはあまり無く、どちらかというとボカロ以外のロボット達にスポットが当たった話になっている。
 明日から東京ビックサイトでは、冬のコミック・マーケットが行われます。
 ええ、正に異空間ですよ。
 顕正会の2万だか3万だかの結集なんて、クソに思えるくらいの超大結集です。1日で10万や20万の結集ですからw
 それが3日間行われますから、合計人数も法華講員の数を超えるのではないでしょうか。
 広宣流布が実現したら、大石寺には常にそれくらいの参詣者があるということです。果たして今の境内で、キャパ的に大丈夫なワケないと今から心配してみたりww

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