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報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

ヤフコメって面白い

2013-05-01 22:07:33 | 日記
 gooのブログを利用しておいて何だが、ヤフーニュースに時折出てくるコメント欄は見ていて飽きない。実に色々な意見があるものと思うものだ。gooには“ニュース畑”とかいうのがあったのだが、取り上げている記事が当たり障りの無いものばかりでつまらなく、そのせいなのか廃止されてしまった。その点ヤフコメの場合、絶対にワザとだろ?と突っ込みたくなるくらい荒れそうな記事(恋愛モノ、結婚モノ、中韓モノなど)にコメント欄をつけて、実際に荒れているものを見て笑ってしまうのだ。
 高尚な人達は低レベルのヤフコメ住民がと蔑んでおられるようだが、元より高レベルの人間が見ていようはずもない。私とて、社会的地位は底辺レベルだ。ヤフコメを見て楽しいと思うということは、私も所詮そのレベルだということだ。放っておいてほしい。
 あ、そうそう。その荒れそうな記事のほとんどが、何故かマイナビニュースっていうオチだ。

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 敷島はコーヒーカップを持ちながら、研究所の事務室の外を見ていた。
「何か、雲行きが怪しいな。こりゃ、一雨降るな」
〔「……宮城県の東部仙台には大雨・雷注意報が発令されています。大気の状態が非常に不安定です。急な強い雨、雷、突風にご注意ください」〕
 事務室のテレビで流れているNHKのアナウンサーは、神妙な顔をして天気予報を流していた。
 窓ガラスに雨粒の当たる音がする。
「降ってきたか……」
 窓ガラス越しにゴロゴロと遠雷の音が聞こえる。
「もう夏だな」
 敷島は残ったコーヒーを一気に飲んだ。
「おい、敷島君」
 そこへ南里が事務室に入ってくる。
「ボーカロイド達に落雷しないように、十分注意してくれ」
「落雷するんですか!?」
「そりゃあ、中身は金属じゃ。生身の人間より落雷する確率は高い。頑丈なエミリーでさえ昔、落雷した時はそりゃもう大変じゃったんじゃ」
「へえ……。あのターミネーチャンがねぇ……。意外な弱点があるもんだ」
「今、鏡音達と初音が出先から戻ってきている最中じゃろ?」
「ええ。30分くらい前、泉中央駅に着いたということで、それからバスに乗り換えて来ますから、そろそろ着くんじゃないでしょうかね?」
 実は研究所の裏手……といっても崖の下だが、そこにバスの折り返し場がある。
 循環バスだが、実はのぞみヶ丘ニュータウンの端にある研究所の裏手で折り返すというパターンだ。
 と、そこへ……。
「おっ、帰ってきたようじゃ」
「噂をすれば……ですね」

「あ~!今日の天気、マジで鬼だYo~!」
「雷が遠いうちに帰れて良かった!」
「ただいま帰りましたー!」
 ずぶ濡れの状態で3人のボーカロイド達が戻って来た。
「お疲れさん。ライブイベントは成功したみたいだな。さっき、イベント制作会社から電話があったよ」
「ありがとうございます」
「3人とも・体を拭きなさい」
 エミリーがバスタオルを持ってきた。
「あと・着替えて」
 その時、外の景色が光った。
「うわっ!?」
 落雷の大きな音が響く。レンがびっくりした声を上げた。
「段々雷が近くなっているようじゃな。雷注意報が解除になるまで、外には出んようにな」
「は、はい」
 3人のボーカロイド達は、研究所の奥へ行ってしまった。
「落雷の恐れがあって、それが大ダメージになるとは……」
「そこがまだ克服できておらんのじゃよ。敷島君も今後、ボーカロイド達を連れて歩く時には雷に注意するようにな」
「はい」

 オチは無いが、この時のやり取りが後半のドクター・ウィリー戦での大きなヒントに繋がる……。
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コメントレス

2013-05-01 00:34:24 | 日記
 わたしのつぶやきに、早速ポテンヒット氏より反応を頂戴した。正式に許可を頂けて、ありがたい限りである。
 そもそもケンショーレンジャーが活躍していた(?)某板では既に更新頻度が低下し、書き込み数も閑古鳥と化している。とある顕正会員氏は、「廃墟」と表現されている。
 色々と勉強になった板であったが、どうにもキナ臭い話もあったようなので、私は出入りを自粛している。あの頃の全盛期には、もう戻れまい。実に残念である。

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 ある日の南里ロボット研究所。所長室に、一本の電話が掛って来た。
「はい、こちら捜査一課!……うむ、分かった!」
 南里が電話を切った。
「ボス、事件ですか!?」
 敷島と平賀が飛び込んでくる。
「うむ!国分町のバーで男性客が殺された!」
「了解!直ちに現場に向かいます!」
 すぐに覆面パトカーに飛び乗り、赤色灯を光らせ、サイレンを鳴らして出動する……。
「……といった感じでやるんだ。分かったな、みんな?」
 敷島は見学していたボーカロイド達に言った。
「兄ちゃん。児童福祉施設の慰問で、サスペンスって重過ぎない?」
 鏡音リンが呆れたように突っ込んだ。
「へ?」

 また別の日……。
「真犯人“機械仕掛けのマリオネット”はお前だ!KAITO!」
 敷島は閉ざされた洋館のホールに集まった面々を前にKAITOを指差し、断罪するように言った。
「何だと!?このイケメンたる私のどこが犯人だというのだ!?」
「犯行のトリックは【以下略】。てなわけで、犯人はお前しかいない!」
「ふふふ……。そこまでバレては、しょうがないな」
 KAITOは邪悪な笑みを浮かべると、ナイフを取り出した。と、他のボーカロイド達もまた殺傷能力のある武器を手にして、敷島に向ける。他に南里などもいた。
「実は今日で“ボーカロイドマスター”は打ち切りなのじゃよ」
「たかおさんは、わたし達、“真犯人団”の手に掛かって、あえない最期を遂げるんですよ」
 壁際に追い詰められる敷島。
「うわーっ!!俺以外、全員犯人なんてそんなバカな!?それにこの小説が打ち切りだなんて聞いてないぞーっ!!」
 しかし、実は……。
 事務室の机の上に突っ伏している敷島。
「うーん……来週から“サザエさん”が始まるだと……ムニャムニャ……zzz」
「敷島さん、もう・昼休みは・終わりです。起きて・ください」
 エミリーが揺り動かす。それでも起きない敷島に、南里は丸めた新聞紙を振り上げた。

 んでもって、休日の平賀家……。
 仙台市内のマンションに七海と暮らしている平賀は、休みの日はやはり寝坊派であった。
 しかし、メイドロボット・七海の体内に内蔵されているタイマーは容赦しない。
「太一さま、朝ですよ。起きて下さい、太一さま」
 メイドロボらしく、主人の枕元で優しく声を掛ける七海。
「ううーん……。あと、5分……」
 しかし、寝起きの悪さは敷島といい勝負の平賀。なかなか起き上がろうとしない。
「もーっ!今日は大学が休みだからって……。太一さま、いい加減に起きないと……」
 七海は平賀の口をいきなりこじ開けると、
「あがっ!?」
「お醤油、飲ませちゃうぞ
「がばばばば!ブバっ!こっ、こっ……殺す気か、おまっ!?」
「大丈夫ですよ。だってこれ、減塩しょうゆですから」
「なーんだ。じゃそれならもう一杯……って、バカっ!誰がこんな起こし方しろっつった!?」
「ご、ごめんさい。反省」
 七海は机の上に右手を置いてうな垂れた。
「反省だけなら、サルでもできるわっ!!」

 以上、平和な日常であった。
「ちょっと!?どうして私の登場シーンが無いわけ!?不公平よ!」
 赤月が何か叫んでいるようだが、これにておしまい。
コメント (1)
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