中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

太陽電池の普及を進めるリスク

2012年10月30日 05時00分00秒 | 2012ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「事業競争力の優劣」をみましたが、今日は「太陽電池の現状」をみます。

この図は太陽電池国別累積導入量を示したものですが、日本【青×線】は現在、自然エネルギーの導入が進めていますが、ドイツ【茶○線】の2005年以降の積極的な導入量と見比べると、まだまだ導入余地があるように読み取れます。

そして、この図は太陽電池セル国別年間生産量推移をグラフにしたものですが、日本の太陽電池は2005年には5割以上の世界シェアを確保してにもかかわらず2010年には1割程度まで減少しており、他方、中国は先のドイツの市場拡大の波に乗るように2009年から急上昇していることが読み取れます。

その注目のドイツですが、現在、太陽光発電の買取価格が家庭電力料金に上乗せされる政策に国民の不満が高くなっているという話を聞きますが、生産による経済効果が得られない状況下で、太陽光電池の普及のみを進めると、ドイツと同じ道を辿る可能性が高いということを認識しておかなければなりませんね。
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