【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

映画 「コーラス」~涙がこぼれそうな時、歌がある・・

2008-09-28 19:07:24 | 映画の香り


   今朝は、涼しいを通り越して、
  思わずブルッ! 
  何でも10月下旬の気候とか。

   お天気も、暫くは秋晴れが
  続くのかと思いましたら、
  こんな曇り空に・・。

   そんな空の下、フランス映画、
  「コーラス」 を観て来ました。
  (2004年版)

   一昨日と同じ場所での映画観賞
  ですが、今日が最終日です。

   日本では、2005年、4月に公開。
  この映画は、地元の映画館でもしていましたが、見逃がしてしまったものです。
  一昨日の映画でも、この予告編をしていましたが・・・

   “涙がこぼれそうな時、歌があった・・”
   こんなキャッチフレーズに出会えば、(勿論、最初から観るつもりではありましたが)
  1も2もなく、前売り券を買いに走るというものです。

   さて、映画は、世界的指揮者である
  ピエールが、母親の葬儀のために
  帰郷する事に。

   そこへ寄宿舎時代の古い友人、
  ぺピンが50年振りに訪れ、彼に1冊の
  日記帳を手渡した所から始まります。

   時は、1949年のフランス。
  問題児が集まる寄宿舎に音楽教師、
  マチュー(ジェラール・ジェーノ)が赴任。

   子供達のひどい悪戯に悩まされる彼は、
  子供達の心を開く為に、
  合唱団を結成する事を思い立ちます。

   天使の顔を持っているけれど、学校一の
  問題児ピエール、(ジャン=バティスト・モンエ)の
  天性の美声に驚嘆し、彼を教え、他の子供達も
  歌を通して、純粋な心を取り戻して行く・・という、
  ストーリーです。でも良くあるストーリーですね。

   しかし、合唱団も問題なく結成出来た訳ではありません。
  すぐ体罰を行なう、校長(写真左)との確執もありますし、なかなか大変です。

   ただ、マチューのコミカルで、優しい人柄と、笑顔に心が和みます。
  と同時に、人生の喜びをも教えてくれる温かさ・・。

   そして、何より・・ピエールの憂いを秘めた、訴えかけるような眼差しと、
  その美声は、涙を誘います。

   子供達の、コーラスに向かって行った、心の軌跡の追及や、
  合唱の技術力向上の過程は、もう一つのような感もしますが、
  ピエールの美声を聴けただけで、私にはもう何も言えなくなりました。

   そうそう、マチューは、ピエールの母親に淡い恋をするのですが、失恋。
  映画の途中には、そんな事も織り込まれ・・。

   今、私の頭の中では、ピエールの美声と彼の眼差し・・。
  マチュー先生の優しい笑顔が、浮かんでは消え・・。

   それにしても、パンフレットを売っていなかったのは、残念です。
  サントラ版、早速買いに行かなければ・・。

 


   写真は、駅ビルの中です。今丁度、劇団四季ミュージカル、「赤毛のアン」 を上演中。
  今回は、見送りましたが、後悔はありません。
  前回は、前から3列目でしたのに、同じS席で最後列は、ちょっと・・。