【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

焔色の演出

2008-09-19 18:29:42 | ハーブと香り雑学


   台風13号の影響で、今日は雨が降ったりやんだりの天気です。
  今は、やんでいます。

  肝心の台風は、こちらには夕方から夜にかけて接近・・
  ~なんて、言っていますが、果たしてどうなのでしょう。

   どうやら、風より雨台風のようですね。
  それにしても、台風の進路に、やきもきするのは、今年初めて。

   そう言えば、『アンの世界』 にも、夏の終わりには、
  似たような天候が、あったようです。
  あの前向きなアンが、気が滅入る位ですから、相当な風だったのでしょうね。

   “身を刺すような東風が、
  口やかましい老婆のように、炉辺荘の周りを唸っていた。
  8月の末 に訪れる事のある寒い、霧雨の降る日で、
  こういう日には気が滅入り、万事が上手く行かなかった・・・”
            
                                    【「炉辺荘のアン」 第41章】



   さて、昨日は蝋燭(ろうそく)の事を
  記しましたが、今日も、もう少し。

   「蝋燭」 の名称は、言うまでもなく日本。
  英語で 「キャンドル」。
  中国では「ラーズウ」、韓国では 「ヤングチョ」。

   フランス 「ブージィ」、イタリアは、「キャンデラ」、
  ドイツは 「ケルチェ」。
  オランダは、「カールス」 等など・・。

   様々な名前で呼ばれている蝋燭。
  特に、これからの季節は、
  クリスマスもある事ですし、大活躍ですね。

   アンではありませんが、紫色の黄昏と共に、
  深い夕闇に包まれる時、蝋燭の灯りは、一番
  しっくりと馴染むような気がします。

   右上の写真は、去年の秋、京都で買い求めた、
  バニラの香りの 「アースライトキャンドル」 です。
 
   もうすぐ1年になりますが、点けたり消したりしているせいか、意外に長持ちしています。
  おまけに仄かなバニラの香りも漂います。このバニラは、大好きな香り・・。

   このような太い蝋燭は、中に向けて穴が空くので、それが自然に火屋(ほや)代わりに
  なるのですね。焔のグラデーションも美しく、まるでランプのようです。

   又、その崩れた形にも味わいと趣があり、愛着が湧いて来たりもします。
  蝋燭の灯りは、ゆらゆら感が安らぎの一つですが、蝋燭置きにも夢があって、
  これ又、楽しいです。

   そうそう、その右のランプは、灯油式のものが壊れたものです。
  丁度、真ん中の芯を入れる穴が、細い蝋燭にぴったりでした。

   硝子もいいですが、(焔が硝子に反射してキラキラ)こんな陶器製も。
  蝋燭の焔のゆらゆらと、お香の煙のゆらゆらも、今日は、一緒です。





 こちらは、つい先程、二階のベランダから撮りました。まさに刹那の瞬間!!
相変わらず、アンテナと電線は、邪魔ですが・・。台風は、去りつつあるようです。