【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

儚き “朝の花火”

2008-09-07 17:20:29 | 香る庭の花綴り


   今日も晴れ渡った空。
  その空には、鰯(いわし)雲。

   すっかり秋の空ですが、
  今日も、日中は30℃を越す
  暑さとなりました。

   昨日も記しましたが、
  今日は二十四節季の一つ、
  『白露』 ですね。

   「玄鳥帰」。「鴻雁来」。
  (ツバメは帰り、
  大きなカモがやって来る)

   この頃から秋季が漸(ようや)く、加わると言われています。
  暑いのも、もう少しの我慢ですね。

    その 『白露』 の日に。
   露は、その美しさから、これまで
   花や宝石に例えられて来ました。

    それは、「露珠」 や
  「玉露」 とも呼ばれています。

    そして、その昔は、儚いものの、
   代名詞だったようです。

    それは、「露の命」、
  「露の世」、「露の身」等など・・。

    命の儚さに例えられる事が、
   多かったようです。

   儚いからこそ、大切にしなければならない命。
  だからと言って、いたずらに命の儚さを嘆くつもりなど、
  さらさらありませんが、色々、考えさせられます。

   さて、儚いと言えば、夏の風物詩でもある、
  この朝顔も、その代表的な花でしょう。

   何せ、「朝顔の花一時ひととき と、
  いう位ですから。

   この儚さが、日本人の感性に、
  ピッタリだったのかも知れません。

   いみじくも、『アンの世界』 では
  一度も出て来ませんものね。

   こちらの朝顔も、一時の薄紫色から
  今日は、私の大好きな水色に、
  その色を変えました。

   葉っぱは、一頃に比べて大分、少なくなって
  来ましたが、まるで最後の夏を謳歌するように今、
  盛んに咲き誇っています。