ちょっぴり寝坊した朝は、
こんな空になりました。
その空も、今では
青空が勝り、今日は朝から
太陽が照っています。
いつの間にか、この太陽も、
部屋の中まで入り込むように
なって来ました。
これでは家の中にいても、
日焼けしてしまいそうです。
そうそう、今日は 「十五夜」 ですね。今宵は、良いお月見になりそうです。
“エミリーは、一人で、ほっつき歩くのが好きであった。
殊に黄昏時や月光のような、
世にも稀な時間とだけで歩くのを愛した。
「私は、月夜には家の中には、いられないんです。
遠くへ出て行かなけりゃ駄目なんです。」”
【「エミリーの求めるもの」 第4章】
アン も月が大好きですが、エミリー も、負けてはいませんね。
寧(むし)ろ、アン以上かも知れません。
しかも、今時の気候ならいざ知らず、厳冬期だって、外出するのですから。そう言えば・・。
同じ、アンの親戚でも? ジェーン は、どちらかと言えば、
“星” の方が、好きなようです。私も、ジェーンと同じ。
月には、魔力があるような気がしてなりませんから。
ところで写真は 【一昨日】 とは、
ガラリと姿を変えた、
“朝顔三兄弟” です。
こうして、顔を並べて朝の挨拶・・
なんて、して貰うと、
愛しさも増すというものです。
植物も、生き物だという事を、
つくづく思い知らされる瞬間です。
そして今宵は、お団子とススキを
用意して、お月見と洒落込み
ましょうか・・。
バックは、勿論、虫の声の音楽と・・。
「秋の野に 人待つ虫の 声すなり
我かと行きて いざとぶらはむ」
~「古今和歌集」 詠み人知らず
(秋の野に人を待つという、松虫の声がする。
待っているのは私ですか・・? と言って、さあ訪ねて行こう)
それにしても、「松虫」 が、「人を待つ虫」 とは・・。
ここでも、日本人の素敵な感性を思わずにはいられません。
ロマンティックな今日という日に、ぴったりの句ですね。