【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

普段着の心の旅

2008-09-17 18:18:14 | 路傍の花~道草


   いつもより早く目覚めた耳に飛び込んで来たのは、虫の音楽。
  それにつられ、ちょっと早いけれど、起床しました。

   確実に、季節は巡っているのですね。
  つい1ヶ月前なら、もう太陽燦々でしたのに、今は、仄白く・・。

   日の出前の魔法のような瞬間です。
  そんな他愛もない事に感心し、庭に出てみました。

   ヒンヤリして、いい気分。心は、高原。(こんな 【高原】 だといいですね)
  薔薇の葉っぱにも、カンナの葉っぱにも露が一杯!
  まだ半分眠っている? 身体に振りかけて露にも、「おはよう!」 の挨拶です。

   「早起きの鳥は ―― 心の求めるものをつかまえる」
                              【「エミリーの求めるもの」 第14章】



   出掛けたついでに、
  久し振りに寄り道して来ました。
  となると、あの場所へ・・。

   リラ版 「恋人の小径」 を
  抜けた所にある梨園です。

   ここは4月には、白い花の
  カーテンを付け、そして今日は、
  たわわに実を付けていました。

   ここは、ある大学の農園。
  こうして採れた梨は、1個100円で、
  一般にも販売もされます。

   この場所は、何度も登場していますので、お馴染みですが、
  私にとっては、アン気分に浸れる、唯一の場所です。

   “・・・私はこの小さな道が大好きだ。
  人間の友達のような気がする。
  「ぶらつく」 という言葉は、それなりに美しい言葉だと思う ――
  ある言葉のように、言葉そのものが美しいと言うのではなく、
  その意味をいかにも良く表現しているからである。
   例え、今まで一度も聞いた事がなくても、この言葉の意味は、
  はっきり分かる ―― ぶらつくは、ぶらつく以外の意味では
  あり得ない。・・・”
                     【「エミリーはのぼる」 第11章】

 


   ぶらついていると・・田んぼの畦(あぜ)道に、彼岸花を見つけました。
  「黄花コスモス」 は満開ですが、「秋桜」 は、もう少しです。まだ、ちらほらです。