昨日の雨は上がり、
真珠色の空で明けました。
そして今朝の目覚めは、
虫の音楽です。
一度、夜中に目が覚め、
“虫が鳴いているな・・”
~なんて、思ったものです。
それは朝まで続き、
気分だけは、“大草原の小さな家”。
その空も、午前10時頃には、青空に。
ただ、そうなると今度は、蒸し暑さまで感じてしまいます。
今日は風が吹いているので、幾分救われますが・・。
『アンの世界』 のような、すっきりした秋になるには、
まだまだ時間が、かかりそうです。
“空中には、魔術が漂っていた。
楓の枝越しに、ちらっと港の青い色が見えた。
芝生に垂れ下がる柳は、柔らかに降り注ぐ黄金の雨のようだった。
広大な空の庭園が、弧を描く下には、豊穣な土地が、
信じ難いほどの色彩、円かな光と伸びる影の土地が、
秋を独り占めにしていた。” 【「炉辺荘のアン」 第29章】
さて、冒頭の写真。
一時、ロート・アイアンの薔薇の、こんな鏡、こぞって集めていましたっけ・・。
尤も、ロート・アイアンに限らず、鏡は好きでしたので、他の物も買っていましたが・・。
という訳で・・。
壁には、あっちにも、こっちにも、鏡が張り巡らされ、置かれています。
それは、家の中の空間を広げる・・という、思わぬ効果も、ありましたが、
どこにいても、自分の顔が映り・・。今では、いい加減、飽きて? 来ました。
“・・・それに、あの人は、年以上に老けて見える。
(あたしも、老けて見えるようになったかしら) この時、
初めて年齢が、重荷に感じられた。
アンは、鏡の前に行き、詳しく自分を調べた。・・・・・”
【「炉辺荘のアン」 第41章】
自惚(うぬぼれ)れ鏡? しか買わなかったつもりですが、それも最近では・・。
それに、アンのように、今では詳しく自分を調べるという事も、なくなりました。
これでは、いけませんね。
先日、ラジオで聴き、
魅了されてしまいました、
イタリアカンツォーネの
CD、図書館で借りて来ました。
図書館を利用しない手は、
ありませんね。
曲はとても軽快で、心も、
パ~ッと、明るくなります。