【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

月光に濡れる庭

2008-09-12 18:01:21 | 四季のスケッチ


   いいお天気が続きます。日中は、まだまだ暑いけれど・・
  夜になると、途端に秋を感じる今日この頃。

   おまけに昨夜は、白く透き通るような美しい月・・。神々しささえ、覚えるような・・。
  それでいて、決して近寄り難いものではありません。

   その上、鈴虫や松虫達の演奏会付きと来ています。
  今度の日曜日(14日)が、十五夜なのですね。(満月は15日)

   それは、まだ十分、日の残っている東南の空にも、白く輝いていて・・
  今の時期、妙に安心感を覚えたものです。

   勿論、それは移動して行きます。でも折に触れ、夜空を眺め・・。
  屋根の隙間から、ひょっこり顔を覗かせている月に出会うと、
  なぜか嬉しくもなるのです。

   月には時に、よそよそしい月と親しみ深い月があると、常々思っているのですが、
  今頃の月は、後者の方。温かく見守ってくれているような気がしてなりません。

   「『月光のゆらめき』 ―― 永久に消えない文学的な句の一つだよ、
  ジェーン。言葉の中に魔法がこもっているような句があるものだよ。」

                                      【「丘の上のジェーン」 第22章】

 


   以前にも記しましたが、
  その月夜に一番似合うのが、薔薇。

  “ 白い月光を浴びて佇む薔薇”
  ~なんて何とロマンティックなのでしょう。

   その薔薇が、『中秋の名月』 に、
  間に合ってくれて、嬉しい限りです。

   それにしても、
  薔薇の微笑みって美しいですね。

   そう言えば、アンの親戚? のような
  エミリー が、微笑について、
  面白い事を言っていましたっけ。

   “適切な微笑は、
  大きな働きをする。
  この問題を注意深く研究しなければならない。
  親しみのこもった微笑 ―― あざけるような微笑 ―― 超然とした
  微笑 ―― 懇願する時の微笑 ―― ありふれた微笑。”

                                   【「エミリーはのぼる」 第7章】



            
             虫の声
                    作詞・作曲不詳 「尋常小学校読本唱歌」

     1.あれ 松虫 が 鳴いている
     ちんちろちんちろ ちんちろりん
     あれ 鈴虫 も 鳴き出した
     りんりんりんりん りいんりん
     秋の夜長を 鳴き通す
     ああ面白い 虫の声

    2.きりきりきりきり きりぎりす
     がちゃがちゃがちゃがちゃ くつわ虫
     あとから 馬おい 追い着いて
     ちょんちょんちょんちょん すいっちょん
     秋の夜長を 鳴き通す
     ああ面白い 虫の声