いいお天気が続きます。日中は、まだまだ暑いけれど・・
夜になると、途端に秋を感じる今日この頃。
おまけに昨夜は、白く透き通るような美しい月・・。神々しささえ、覚えるような・・。
それでいて、決して近寄り難いものではありません。
その上、鈴虫や松虫達の演奏会付きと来ています。
今度の日曜日(14日)が、十五夜なのですね。(満月は15日)
それは、まだ十分、日の残っている東南の空にも、白く輝いていて・・
今の時期、妙に安心感を覚えたものです。
勿論、それは移動して行きます。でも折に触れ、夜空を眺め・・。
屋根の隙間から、ひょっこり顔を覗かせている月に出会うと、
なぜか嬉しくもなるのです。
月には時に、よそよそしい月と親しみ深い月があると、常々思っているのですが、
今頃の月は、後者の方。温かく見守ってくれているような気がしてなりません。
「『月光のゆらめき』 ―― 永久に消えない文学的な句の一つだよ、
ジェーン。言葉の中に魔法がこもっているような句があるものだよ。」
【「丘の上のジェーン」 第22章】
以前にも記しましたが、
その月夜に一番似合うのが、薔薇。
“ 白い月光を浴びて佇む薔薇”
~なんて何とロマンティックなのでしょう。
その薔薇が、『中秋の名月』 に、
間に合ってくれて、嬉しい限りです。
それにしても、
薔薇の微笑みって美しいですね。
そう言えば、アンの親戚? のような
エミリー が、微笑について、
面白い事を言っていましたっけ。
“適切な微笑は、
大きな働きをする。
この問題を注意深く研究しなければならない。
親しみのこもった微笑 ―― 嘲るような微笑 ―― 超然とした
微笑 ―― 懇願する時の微笑 ―― ありふれた微笑。”
【「エミリーはのぼる」 第7章】
虫の声
作詞・作曲不詳 「尋常小学校読本唱歌」
1.あれ 松虫 が 鳴いている
ちんちろちんちろ ちんちろりん
あれ 鈴虫 も 鳴き出した
りんりんりんりん りいんりん
秋の夜長を 鳴き通す
ああ面白い 虫の声
2.きりきりきりきり きりぎりす
がちゃがちゃがちゃがちゃ くつわ虫
あとから 馬おい 追い着いて
ちょんちょんちょんちょん すいっちょん
秋の夜長を 鳴き通す
ああ面白い 虫の声